おひとりさまのための、ドコモ新料金プラン解説

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寝耳に水とは、まさしくこのこと。ドコモが新料金プランを発表しました。数日前のこと、ドコモが新しい料金サービスを始めるという記事が日本経済新聞にありましたが、昨日の発表があるのを知った上での報道だったことでしょう。

新料金プランを見た瞬間に、一瞬頭が???状態になってしまいましたが、何度もドコモの新料金プランを見て、やっと少しずつ理解してきました。しかし、まだ新料金プラン実施前ということもあり、間違って認識している部分や、変更になる可能性もあります。また、月々サポートがどうなるのかが分からないため、端末代を含めた月額料金がどうなるのかが分かりません。もし月々サポートがなくなってしまうのなら、完全に値上げになってしまいます。たぶん月々サポートは無くならないとは思うのですが、、、

今回のドコモの新料金プランは、家族でパケットを分け合うことを、かなり前面に押し出しています。しかし、今の時代一番多いと思われるのは、おひとりさまのユーザーでしょう。僕らおひとりさまは、いったいどうしたらいいのか。1人でスマートフォンをお得に所有するにはどうしたらいいのか考えてみました。

新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 | 料金・割引 | NTTドコモ
カケホーダイ&パケあえる

月の通信容量が2か5か10GB以上になる

今まで月のデータ通信量は、7GBというのがスマートフォンの常識でした。ドコモは今回の新料金プランを発表と同時に、この7GBという数字にメスを入れてきました。新しいパケット通信量は、2GBか5GBか10GB以上(4種類)になります。どの携帯電話キャリアも7GBを基準としていましたが、ドコモは無くしてきました。今までとほぼ同じ料金にしたければ、5GBで5,000円の料金プランにするしかありません。今までは、Xiパケ・ホーダイ フラットという料金プランで、7GBで5,700円でした。新しい料金プランは、使用量を2GB減らすことで、700円の値下げをしています。まず、ここが得なのか損なのか。非常に判断が難しいところです。しかし冷静に考えてみると、これは改悪でしょう。YoutubeやHuluなどの動画サービスを日常的に見るようになった今、7GBでも足りないのに、5GBでは全く容量が足りないでしょう。

僕はヘビーユーザーだとは思いますが、だいたい月の終わり頃には、6GBをオーバーして、残り1GBですという案内が来ます。ヘビーユーザーとはいえ、Youtubeなどの動画サイトはそんなに見ません。むしろ一般の方のほうが、Youtubeを多く見ていると思われます。今の7GBでも足りないのに、5GBでは全く足りないと推測します。

そうなりますと、5GBではまったく通信容量が足りないので、5GBで5,000円というプランは選択肢から消えます。そうなると、10GBで9,500円というシェアパック10というプランを選択することになります。5GBで5,000円ですから、倍の10GBになって10,000円になるところを、500円値引きして9,500円になっています。一瞬お得なように見えますが、冷静に料金を通信容量で割ってみると、今より割高になっているのが分かります。

◯5,700円÷7GB=814円
◯5,000円÷5GB=1,000円
◯9,500円÷10GB=950円
◯12,550÷15GB=833円
◯16,000÷20GB=800円
◯22,550÷30GB=750円

現在の7GBで5,700円の料金は、1GB当たり814円になります。新プランを選択した場合、20GBのプランを選択して初めて容量単価でお得になります。20GBという容量を使い切るには、1人ではかなり難しい容量です。僕の経験上から、月の使用データ量は10GBあれば充分だと感じています。10GBですと、9,500円になります。今より3,800円も高くなります。これでは大幅に月額料金が高くなってしまいますので、月に5GB使えるプランにせざるを得ません。5GBですと月額5,000円ですから、今よりは700円の値下げになります。しかし月に使えるデータ量は、2GB減ってしまいます。月7GBでも足らないのに、5GBに抑えるのはかなり至難の業でしょう。できるだけ料金を下げたいというユーザーの心理を逆手に取り、しかたなく5GBで5,000円というプランを選ばせて、通信インフラの負荷を減らそうという、ドコモの思惑が伺えます。

複数台持つことでコストを下げるには

「パケあえる」というドコモセンス的な言葉を作るぐらいです。今回のドコモの新料金プランは、パケットを分け合うことで値段を下げることができるのが最大の売りです。1人で1台ドコモのスマートフォンを持つと、実用的に使うには、今までより料金が高くなってしまいます。こうなればおひとりさまだからといって、1台のスマートフォンを使うのではなく、1人で複数台のスマートフォンを持ち、パケあうことで、トータルの金額を下げる作戦を実行してみます。

実用最低データ通信容量の10GBをパケあうことで、1人で2台のスマートフォン(2台目はタブレットでも可)を持った場合の料金をシミュレーションしてみます。

ドコモ新料金プラン(2014年6月から)
◯1台目スマートフォン
2,700(カケホーダイプラン)+300(SPモード)+9,500(シェアパック10)=12,500円

◯2台目スマートフォン(タブレット)
1,700(データプラン)+300(SPモード)+500(パケットシェアサービス)=2,500円

合計で15,000円になります。ここでポイントなのは、シェアオプションで2台目のスマートフォンの料金を大幅に下げることがとできると思わせておいて、実はできないという点です。なんとデータシェアプランを使うには、データプランという基本料金、なんと1,700円が掛かってくるのです。これにより、音声通話を使わずにデータ通信専用端末として使おうと思っても、通常の基本料金より、1,000円安いだけになります(カケホーダイプラン2,700円、データプラン1,700円)。

ドコモ旧料金プラン(2014年9月まで)
◯1台目スマートフォン
743(タイプXi にねん)+300(SPモード)+5,700(Xiパケ・ホーダイ フラット)=6,743円

◯2台目スマートフォン(タブレット)
300(SPモード)+4700(Xiデータプラン ライト にねん)=5,000円

合計で11,743円になります。この組み合わせですと、新料金プランで、シェアパック10を選択したときと同じ状況になります(月額データ通信量10GB)。さらに、現在プラスXi割キャンペーンが行われていますから、このキャンペーンを使うことで、上記の料金より安くなります。

一般の方が複数台をスマートフォンやタブレットを持つのは、2台が限界でしょう。2台ですと、新しい料金プランより、現行の料金プランのほうが、遥かにお得になります。その差、約3,000円。これだけ違うとなると、改悪と言ってもいいでしょう。

今回シミュレーションした金額は、どちらも端末代が入っていません。端末代が入ってくれば、これより値段は高くなってきますが、MNP(のりかえ)をする弾(他社で契約しているSIM)があれば、端末代を0円にして(一括0円)、さらにキャッシュバックが貰える可能性があります。こういったことからも、新しい料金プランではなく、今のうちにドコモの古い料金プランで契約しておいたほうが良いように思います。

新しい料金プランになっても、MNP(のりかえ)は端末代一括0円になるのだろうと思いますが、端末代を抜きにした試算で、現行の料金プランより高くなってしまうのが分かります。ほとんどの方は、新しい料金プランではなく、現行の料金プランで契約しておいたほうが、お得になるでしょう。

ドコモからの提案とは

こうやって見れば見るほど、ドコモの新料金プランに何のメリットがあるのかと思わざるをえません。ほとんどの方は、現行の料金プランより高くなると思われますが、一部の人は、大幅に安くなる可能性があります。

それは、あまりインターネットをせず、電話で通話ばかりしている人です。通話がメインの方は、どれだけ通話をしても(ドコモ以外でも)、月額2,700円の完全定額になります。

ドコモの新料金プランは、通話定額を強制的に全てのユーザーが選択するしかありません。ほとんど通話はしないというユーザーも、通話をする可能性があるのならば、通話ができる番号を持つために、この2,700円の基本料金を払わなければいけません。

最近電話をしているでしょうか。LINEなどで通話ができるので、普通の音声通話はほとんど使っていないという方も多いのではないでしょうか。しかし、LINEやSkypeなどのアプリでのデータ通信を使った音声通話は、かなり通話品質が悪い状況(キャリアが規制を掛けているため)。ドコモが定額でカケホウダイのサービスを始めれば、みんなドコモの音声通話を使う可能性もあります。しかし、いくらドコモがカケホウダイという通話定額サービスを始めても、通話をしない方は、今より大幅に通話をするようなことにはならないでしょう。

時代は通話の時代じゃないのです。データ通信でのコミュニケーションが時代の主流うになりつつあります。音声通話定額カケホウダイというサービスは、時代の流れに逆行していると言ってもいいでしょう。

もっと通話をしよう!

データ通信料金が下がっていくのが、世界的な流れです。しかし、今回のドコモの新料金プランは、通話の料金を値下げして、データ通信の料金を値上げしています。値上げしたことを隠すため、相変わらずのドコモセンス的なネーミング、「パケあえる」という制度でデータ通信量を分けあい、1人当たりの料金を値上げしつつも、トータルでの料金が下がるかのように錯覚させています。たしかに、トータルでは値下げにすることはできますが(データ通信量を抑えることで)、実際には増え続けるデータ通信量のせいで、間違いなくトータルでも高くなってくることでしょう(データ通信プランを、より上のプランに変えざるをえない)。

スマートフォンの時代になって、増え続けるデータ通信料金を抑えたいというのが、僕らユーザーの願いです。それなのにドコモは、「ソーシャルネットワークなんかでコミュニケーションを取らずに、もっと通話しよう!」通話こそが本当のコミュニケーションだと言いたげです。いかにも電話屋らしい、明快なメッセージです。しかし、ときは2014年。日に日に電話をすることが減ってきているのは僕だけじゃないでしょう。そんな時代にあえて通話で勝負するドコモ様。本当にユーザーの声を聞いているのが疑問を抱かざるを得ません。

2014年9月からは、新料金プランしか選択できなくなります。自分の使用状況と照らしあわせて、旧料金プランで契約するのか、それとも新料金プランで契約するのがいいのか。しばらくは頭が痛い日々が続きそうです。

変化するニーズにあわせる――ドコモ加藤社長が語る新プランの狙い – ケータイ Watch
加藤社長が語る新プランの狙いとは。
「カケホーダイ&パケあえる」かんたんシミュレーション | NTTドコモ
料金シミュレーションはこちらから。

 

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YUYA

IT機器が大好きです。 ファミコンブームで初めてデジタル製品の虜になり、それからパソコン、スマートフォン、タブレットと、一通りデジタル製品を使ってきました。 大きく時代は変わり、IT機器なしでは生きていけない世の中になりました。しかし、使うことに疲れてしまい、あまり有効に使えていない人をたくさん見かけます。 楽しく簡単にIT機器を使えるよう、当ブログで説明していきます。IT機器を使って生活を豊かにしましょう。
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