速度制限から解放された日は素晴らしいですね。数日間のイライラした日とは無縁の1日を過ごすことができました。それだけ通信というものが、僕らの生活になくてはならないものなのでしょう。
現在ドコモの回線を契約していますが、それとは別に格安SIMカードも契約しています。格安SIMカードのほうは、データ通信のみの契約ですが、2つのSIMカードを使っていて感じたことを書きます。
速度制限の速度が遅すぎる
大手キャリア、格安SIMカードのどちらも、決められたデータ容量を通信してしまうと、速度制限になります。それを解除するには、ギガをお金で買わないといけません。追加でお金を払うのが嫌なら、速度制限がかかった速度で、月が変わるまで通信することになります。
速度制限になっていない通信は、LTEなので爆速です。20Mbpsなんて数値は当たり前に出ます。下手なWi-Fiより速いぐらいです。格安SIMカードは、大手キャリアのような速度は出ないことばかりですが、それでも数Mbpsの速度がでます。
快適すぎる通信速度が、いっきにKbpsまで下がってしまうのですから、イライラするのも当然です。普段なら当たり前のようにページを読み込むのに、最初の文章が表示されるまでに、1分近くかかってしまいます。
2つもSIMカードを持っておきながら、どっちも速度制限になっています。何に使っているのか自分でもわかりませんが、たくさん通信しているのでしょう。
どっちも速度制限になって気づいたことがあります。ドコモより格安SIMカードのほうが、快適なのです。通信速度制限になったらどっちも一緒じゃないかと思うのですが、規約をよく読んでみて分かりました。
docomo128Kbps
LINEモバイル200Kbps
なんとドコモのほうが、速度が遅いのです。200-128=72Kbpsの差です。たった72Kbpsですが、この差が意外に大きいのです。
200Kbpsあると、Spotifyなどの定額制音楽配信サービスは、わりとまともに使えます。しかし、ドコモで通信速度制限になると、頻繁に音楽が途中で止まります。LINEモバイルだと、わりとまともに使えます。どっちも速度制限になってしまったら、LINEモバイルに変えたほうが、快適に低速で通信をすることができます。
データ繰越の仕組み
ドコモもLINEモバイルも、使い切れなかったデータ容量を、翌月に繰り越すことができるようになっています。どちらも繰り越すことができると思っていると、痛い目にあいます。
ドコモなどの大手キャリアは、繰り越した容量を後に使うようになっています。20GBの契約をしていて、5GBしか使わなかったとします。使わなかった15GB分が翌月に繰り越されますが、繰り越された通信容量はすぐに使われません。まずは元々ある20GBを使ってからじゃないと、前月分のデータ容量を使えないのです。
月が変わって15GB使った場合、翌月は25GB使えるようになります。先に前月の繰り越し分を使うようになっていれば、40GB使えるはずです。
本来先に使うべきデータ容量が後回しになることで、データ容量が増えていかないようになっています。細かいことですが、この仕組みのせいで、データ容量を繰り越す意味が薄くなっています。
大手キャリアはこの仕組みですが、大半の格安SIMカードは違います。繰り越した容量を先に使うようになっています。
同じようにデータ量を使った場合、格安SIMカードなら40GB使えます。
どう考えても、繰り越した分を先に使うべきでしょう。
細かいところがセコイ
大手キャリアの料金が高いのは仕方がないと思います。これだけ快適な通信環境を維持するのは大変なことです。料金については不満はありませんが、細かいところでユーザーのことを軽視しているように感じます。だいたいのサービスが3社横並びだったり、ユーザーのとくになりそうなことはせず、無料で何かをばら撒いたり。何かが貰えるよりも、速度制限時の速度を少し上げたり、繰り越しの仕組みを正常に戻したり。ちょっとしたことを、もう少しユーザーのために修正してほしいなと思います。
おそらく今月も速度制限になるでしょう。速度制限になるたびに、残念な気持ちになります。素直にギガ数を上げておけということかもしれません。
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