スターバックスのWi-Fiが調子悪いと思っている人がたくさんいるようで、スターバックスのWi-Fiについて書いた記事へのアクセス数が上がっています。スターバックスに行くたびに、Wi-Fiの調子悪い原因を考えながら使っていますが、技術的な問題というより、利用者が多すぎるのが原因じゃないかと思います。Wi-Fiが調子が悪い時の店内を見回すと、お客さんで溢れかえっていることがほとんどです。複数の人で一つのWi-Fiを使えば、スピードが落ちたり、Wi-Fiの接続が切れるのは当然です。
スターバックスでノートパソコンを広げている人が明らかに増えていますし、ノートパソコンを広げている方以外の方は、スマートフォンで何かを見ている人がほとんどです。LTEになって回線速度が高速になったため、以前より速度制限に引っかかる方が増えています。Wi-Fiに繋いでデータ量を使わないようにする意識が高くなっているので、ノートパソコンを使っていない方も、スターバックスのWi-Fiを使っている人が多いと思われます。
そういった状況ですから、スターバックスのWi-Fiの調子が悪いと悩んでも解決しようがありません。この問題を解決するには、スターバックスに行くのをやめる。行くのをやめれば、Wi-Fiの調子が悪いと悩むことも無くなります。治らない癖のように、無意識のうちにスターバックスばかりに行っていましたが、意識的にスターバックスに行くのをやめてみました。
スターバックスに行くのをやめてみて分かったことを書きたいと思います。
Wi-Fiより困るのは電源コンセント
スターバックスに行ってしまう一番の理由は、Wi-Fiが使えるからではなく、電源コンセントがあるからじゃないでしょうか。とくにノートパソコンを使っている方は、電源コンセントが必須です。最近のノートパソコンが省電力になってきたといっても、みるみるとバッテリーが減っていきます。ノートパソコンはスマートフォンより高性能なため、負荷のかかる作業をすることができます。性能を使う作業をすると、通常よりバッテリーを消費します。2、3時間ノートパソコンを使うと、ほとんどバッテリーがなくなってしまうことがあります。そういった事情により、電源コンセントがないとノートパソコンを使う気になりません。スターバックスでノートパソコンを広げている人が多いのは、Wi-Fiが使えることが理由ではなく、電源コンセントがあるというのが一番大きな理由です。
スターバックス以外のカフェに行ってみると分かりますが、スターバックスほど電源コンセントが完備されているカフェはありません。他のカフェチェーンにも電源コンセントはありますが、お店によって電源コンセントがあるお店とないお店の差が激しいのが現状です。どこのスターバックスに行っても、だいたい電源コンセントがあるという安心感こそが、ついついスターバックスに行ってしまう理由なのです。
スマートフォンなら、皆さんも持っているモバイルバッテリーを携帯すれば問題ありません。やや重くなってしまいますが、大容量のモバイルバッテリーを持ち運べば、電源コンセントがなくても問題ありません。3回ほどスマートフォンを満タンに充電できるモバイルバッテリーを購入しておきましょう。
問題なのはノートパソコンです。スマートフォン用のモバイルバッテリーでは、ノートパソコンを充電することができません。要求されるパワーが違うため、スマートフォン用のモバイルバッテリーでは電力が足りません。ノートパソコン用のバッテリーもありますが、スマートフォン用のバッテリーとは比べものにならないぐらい重くなってしまいます。
ノートパソコン用のモバイルバッテリーを持ち運ぶのは現実的ではないので、電力消費が少なくて、バッテリーが長持ちするノートパソコンを選びましょう。MacならMacBook Airか新しいMacbook、WindowsはASUS EeeBook X205TAがオススメです。いくらバッテリーが長持ちするといっても、ノートパソコンで電源コンセントを使わないことに不安を持つかもしれません。バッテリーが切れる前に仕事をやりきるという覚悟を持って、集中して仕事に取り掛かりましょう。
Wi-Fiはスマートフォンのテザリングで代替する
電源の次に困るのがWi-Fiです。元はと言えば、スターバックスのWi-Fi接続の調子が悪いことから、今回の考察も始まっています。これはスマートフォンのテザリングを使って乗り切りましょう。スターバックスのWi-Fiサービスのように、何も気にせずにデータをダウンロードしまくるようなことはできません。その分必要なことだけに使うようにしましょう。無駄にYouTubeを見たりしなくなるので、データ量の節約だけではなく、時間の節約にもなるでしょう。
どれだけ使っても速度制限にならないSIMカードがあります。最高速度が3Mbpsまでしか出ないという制限付きですが、3Mbps程度の速度が出てくれるのなら、大半のことには対応できます。一つ持っておくと使えるシムカードですが、時間帯によっては、かなり遅い時があるのだけが難点です。そのような時は、データ通信をするのを諦めて、Kindleで本を読んだり、データ通信を伴わない作業をして回避しましょう。
作業スペースが狭い
スターバックスに行ってしまう理由の一つに、他のカフェチェーンよりゆったりしているというのがあります。圧倒的に店内は混んでいますが、テーブルなどの大きさが、他のカフェチェーンより大きくなっています。ゆったりと仕事に取り掛かることができるのも、スターバックスの良い点です。スターバックス以外のお店に行くとなると、かなり狭いスペースでの作業を強いられます。これは物理的にどうしようもありませんので、狭いスペースでも変わることなく仕事をすることができるように訓練するしかありません。繰り返しやっていれば、そのうち慣れるはずです。最初は狭いスペースに戸惑うかもしれませんが、限られたスペースで効率良く仕事をする方法を考えてみましょう。もう一度荷物などをチェックして、減らせるものは減らして、よりシンプルな環境を構築しましょう。
街のカフェで頻繁に見かけるMacBook Air。13インチのMacBook Airが価格と性能のバランスが良いのですが、横幅がやや大きいため、カフェのテーブルでの収まりが悪い場合があります。スターバックスより狭いテーブルで仕事をするとなると、MacBook Airより横幅が狭い、13インチMacBook Pro Retinaをオススメします。性能は上なのに、横幅はMacBook Airより小さくなっています。少し重量が重くはなりますが、価格と性能から考えると、MacBook Airより満足度が高いでしょう。
美味しいものに出会える
いつもスターバックスばかりに行っていると、他のことが見えなくなってしまいます。せっかくスターバックスに行くのをやめるのですから、他のカフェチェーンに行くのではなく、チェーン店ではないお店にいきましょう。チェーン店ではありきたりの感動しかありません。大変失礼な言い方になりますが、所詮アルバイトが作るものと、その道のプロが作るものが違うのは当然です。スターバックスの凄いところは、アルバイトでも質の高いものを提供できるシステムを作り上げたことです。下手なカフェに行くより、美味しいコーヒーとフード。そしてアルバイトとは思えない接客。これらを高い次元で提供できるからこそ、人気があるのでしょう。確かにスターバックスは素晴らしい。今の日本のお店が忘れてしまったものが、スターバックスにはあります。
スターバックス以上のお店は中々ないかもしれません。それぐらいスターバックスのレベルは高い。でもスターバックスばかりに行っていては、新しい感動はありません。どこに行っても同じドリンクとフードです。それがチェーン店の良さですが、何も考えずにそこそこの満足感を得ることに慣れてしまっては、自分自身を向上させていくことはできません。
いつまで経っても良いお店に出会えないかもしれません。それでも諦めないでください。粘り強くお店を開拓していけば、いつか自分にあったお店が見つかります。現に僕がそうだからです。スターバックスに週に10回は通い、大っ嫌いなコーヒーを飲み続けましたが、コーヒーが好きにはなれませんでした。そんな僕でも美味しいと思えるコーヒーに出会うことができたのです。嫌いなものは中々好きにはなれませんが、圧倒的にすごいものは、嗜好を超えます。いつも同じ店に行っていては味わえない何かが、これから出会うであろうお店にはあるはずです。Third Place(サードプレイス)じゃなくて、Lovely place(ラブリプレイス)を見つけましょう。
新しい世界を探そう
スターバックスでWi-Fiの調子が悪いのは、スターバックスに人が多すぎるからです。技術的にどうしようもないため、環境を変えることでしか改善することはできません。Wi-Fiがあって電源コンセントがあるからという理由でスターバックスを選ぶのではなく、それらを失ってでも得られるものを探求しましょう。
さぁ、新しい世界を探してみませんか。
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