「人はスマートフォンだけで生きることができるのか?」そろそろこの問題について、真剣に実証する時がきたようだ。スマートフォンがどんどん大型化してきたことで、ノートパソコンの代わりになるようになる可能性がでてきたからだ。スマートフォンという端末自体も年々高性能化しており、ついには搭載メモリーが4GB
というスマートフォンまで登場する予定だ。
ここまでくると、もうほぼパソコン並の性能を有しているといってもいいだろう。パソコンとは違う点は、画面が小さい、インターフェースが貧弱、拡張性が乏しい、OSが違う、それぐらいだ。インターフェースが貧弱、拡張性が乏しいといった点は、Androidなら簡単に解決できる。micro USB端子に様々な機器を接続することができるし、micro USBハブを挿せば、拡張性も問題なくなる。あとは、画面サイズの小ささと、OSの違いという問題さえ解決できれば、パソコンの代わりになるはずだ。
どうしても人間は慣れたほうを使ってしまうため、ついついパソコンを使ってしまうが、パソコンなんて使わなくても、今のAndroidスマートフォンの性能ならなんとかなるはずだ。無理してAndroidスマートフォンを使い、とにかく慣れることが大事だろう。
文章を書くために必要なアプリ
当然キーボードは必要だとして、あとは文字を快適に入力できるアプリケーションが必要だ。ひと昔前までは、優秀な文章入力アプリはiPhoneしかないといった状況だったが、今ではAndroidにも優秀な文章作成アプリが揃っている。
Androidで文章作成アプリといったら「Jota」しかないだろう。とにかくこの「Jota」さえあれば、文章作成アプリは要らないと言ってもいいぐらいの完成度。無料版と有料版とあるが、迷わず有料版を購入し、「Jota」の機能をフルに使って、思う存分文章を作成してほしい。
では、この「Jota」の何が良いのだろうか。
- シンプル
- 定型文入力支援
- クラウドにデータを保存できる
この3つじゃないだろうか。とてもシンプルな作りのおかげで、「Jota Text Editor」は軽快なアプリになっている。さらには、長文などの文章を定型文にしておくことで、文章作成を手助けしてくれる。そして、スマートフォン内だけではなく、クラウドなどの外部ストレージにも保存することができる。この3つが「Jota」の良い点だ。スマートフォン1台だけですべてのことを行おうという企画だから、クラウドに保存できる必要性はないかもしれないが、クラウドに保存することで、スマートフォンを紛失してしまっても、街で新しいスマートフォンを購入すれば、すぐに作成していた文章の続きに取り掛かることができる。もしものときのためにも、クラウドに保存しておくと安心だ。
「Jota」だけあれば充分といったところだが、簡易的にメモなどを書く場面もあるだろう。そういったときに便利なアプリは、「WriteNote Pro」「Google Keep」の2つのアプリ。
まず「WriteNote Pro」を説明しよう。「WriteNote Pro」は、Evernoteへ瞬時にメモを送ることができるアプリだ。通知領域(画面上部に指を置いて下にスライドさせると出てくる)に常駐させておくことができる。常駐させてあるWriteNote Proをタッチすると、瞬時に「Evernote」が立ち上がり、素早く文字を入力することができる。送信ボタンを押せば、あっという間にEvernoteにメモを送信できる。街中で思いついたことなどを、「WriteNote Pro」を使ってメモするのがいいだろう。
「Google Keep」は、Google版Evernoteといったアプリだ。Evernoteより軽くてサクサク使えるが、今のところiPhoneとiPad向けのアプリがリリースされていない。Androidだけで使う分には問題ないが、iPhone、iPadも使っているという方は、すべてのOSで使うことができる、「Evernote」を使い、「WriteNote Pro」でメモを取ろう。
文字を打つ分には問題なし
ただ文字を打つ分には、パソコンなどなくてもまったく問題ない。Excelで仕事用の資料を作るとなると、少々辛いものがあるが、ダダダーっと文字を打つだけなら、スマートフォンとキーボードがあれば充分だ。iPhoneよりAndroidのほうが、外部キーボードを使った時の操作感がいいため、パソコンに近い感覚で文字を打つことができるだろう。
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