日々忙しく生きていると、色んなことが嫌になるときがあります。あまりに疲れ切ってしまうと、誰とも関わりたくなります。居心地の良いカフェや一人で飲めるお店に行き、疲れ切った心と体を癒そうとしますが、必ずしも心地よい空間とは限りません。

現実世界では他人の影響を多分に受けます。静かな空間で心を落ち着かせたかったのに、近くの女性2人組が会話に花を咲かせています。その話声が心地よいものならいいのですが、自分に不快な周波数帯のときがあります。自分には合わない声が、耳に突き刺さってくる苦しさ。雑談している人たちが悪い訳ではありません。自分の精神的な状況と、その声が合うか合わないかの問題です。

当てが外れてしまった僕は、馴染みの立ち飲み屋さんへ行きますが、こういう時は何をやってもうまくいかないもの。仲の良い店員さんはおらず、僕の隣には女性二人組が恋愛話に花を咲かせます。まるで僕を嘲笑うかのように、会話は盛り上がっていきます。

何処に行っても居場所のない僕。大人しく家に帰るのが一番。自分の部屋でため息をついた僕の目の前に、ニンテンドーSwitchが目に入りました。

電源の入っていないSwitchをボーっと見ていたら、光り輝く世界が目の前に広がりました。

上から見下ろす景色が美しい

こっちの世界のほうが素敵だ。クリアーせずにほっぽりだしたままの、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド。あまりに広大な世界すぎて、いつまでも終わらないような気がして、中途半端なままになっていました。

無理して現実世界に何かを求めなくても、僕を救ってくれる何かがこの世界にある。気が付いたときには、ゼルダの世界に没頭していました。

うつ病だった僕を「ゼルダの伝説」が救ってくれた話

少し前に読んだ記事。そのときは、何とも思わなかったけど、今ならこの記事の彼の気持ちが少し分かった。彼ほど苦しい状況ではないけど、居場所のない自分を受け止めてくれる何かが、ゼルダの伝説にはあります。

ゼルダの世界「ハイラル」は光に溢れ、どこまでも自由で、希望に満ち、秩序がありました。

光の表現が素晴らしい

手強いモンスターがより狂暴になる夜が明ければ、現実の街では見られないような景色を朝日が照らし、僕の目に入っていきます。何度見ても美しい景色は、物理演算によって現実世界を越えました。

とにかく上へ登りたくなる

何度やっても行けそうになかった場所に到達し、通ってきた方向を見下ろした時の達成感。まるでエベレストでも登ったかのような気分。

30年前に遊んだファミコンのゼルダの伝説。あのときは8bitのチープな世界だったけど、今では現実を超える世界に。ゲームの中に、もう一つの世界が存在しています。

疲れ切った大人にこそ、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドをおすすめします。心地よい風が吹く草原で、あまりにも心地よくて、プレイしている自分が寝てしまうでしょう。退屈で寝てしまうのではありません。心地よくて寝てしまうゲームは、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドだけでしょう。

 

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