ビックリするニュースが飛び込んできました。あの任天堂の会員制サービス、「クラブニンテンドー」が2015年の秋で終了とのこと。会員ランク別プレゼントの質も落ちていたため、そろそろサービス終了のような気はしていましたが、その時がきたようです。

ただし「クラブニンテンドー」は終了しますが、新しい会員制サービスを開始する予定とのこと。

これは新ハードへの布石か

今回のプレスリリースで気になる一文があります。

この度弊社は、今まで以上に皆様のプレイスタイルに合ったサービスを提供できるよう、新しい会員制サービスを、今秋開始を目指して準備を進めさせていただくことになりました。

普通に読むと新会員制サービスが始まるだけのように聞こえますが、実は新ハードと絡めた会員制サービスを始めるのではないでしょうか。「クラブニンテンドー」は、ユーザーの声を直接聞ける大事なサービスだと岩田社長のインタビューで聞いたことがあります。このサービスをもっと任天堂ハードとの親和性を高めるように変更するのかもしれません。

「クラブニンテンドー」の利用の仕方は、インターネットに繋いで、クラブニンテンドーのページから、アンケートに答えるという形になっています。自社のハードでも(3DSWii U)、インターネットに繋ぐことはできますが、その仕様のせいで、あまり使い勝手がよいとはいえません。今やネットに繋ぐのが当たり前となったゲーム機ですから、わざわざスマートフォンやパソコンから「クラブニンテンドー」にアクセスする必要はありません。ここをもっとシームレスにするため、任天堂ハードのゲーム内からアクセスするような形に変更するのではないでしょうか。そうすることで、よりユーザーの声を聞けるようになるでしょうし(アンケートの回答率向上)、より自社ハードの稼働時間が延びることにもなります。

このレベルの仕様変更なら、現在発売されている3DSやWii Uでもアップデートで対応可能でしょうが、お世辞にもインターネットが快適とは言い難いハードという状況です。スマートフォンやタブレット以上のインターネット体験ができる、まったく新しいハードを開発中なのかもしれません。

スマートフォンでゲームを出せと何も考えずに叫んでいる評論家ばかりですが、スマートフォンでゲームを出すということは、任天堂のビジネスモデルを変えるということになります。目先の利益だけを追ってスマートフォンにゲームを出すのではなく、iPhoneでもAndroidでもない、まったく新しいハードを任天堂が考えていてもおかしくはありません。堀江貴文氏も任天堂がスマートフォンを出せばいいと発言していました。僕も堀江氏と同じことを考えていました。任天堂の資産を活かせば、もっと幅広い年齢層に受ける、スマートフォンやタブレットが作れるはずです。それがスマートフォンかタブレットという形態になるのかは分かりませんが、任天堂なら新しい形の何かを提案してくるでしょう。

ここまで業績が低迷していて外野が煩くなっているのに、思ったより変化がない任天堂。これは、まったく新しい何かを準備しているとしか思えません。今回の「クラブニンテンドー」のサービス停止は、新しい任天堂の始まりかもしれません。

 

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