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クラウドサービスと音楽の親和性が高すぎて、iPodが無くなるのは仕方がないと思った。

私、今更ながら「Google Play Music」というものを使えるようにしてみました。今更も何も、前から使えるじゃないかという声が聞こえてきそうですが、Androidスマートフォンに入っている「Playミュージック」というアプリは、本来の機能を使えるようになっていません。日本のAndroidスマートフォンに入っている「Google Play Music」は、端末内に入っている曲を再生するためのアプリです。所謂iPod的な使い方をするためのアプリと言えば分かるでしょうか。

しかし、アメリカなど海外の「Playミュージック」アプリは、端末内の曲を再生する以外の使い方があります。その使い方とは、Googleのサーバー(クラウド)に自分が所有している音楽のデータをアップロードすることで、端末内に曲のデータを入れなくても、インターネット通信をすることで再生することができるのです。

文章で書くとあまりピンとこないかもしれませんが、実際に「Google Play Music」を使ってみると、あまりの素晴らしさにとてつもない衝撃を受けます。こんなに凄いサービスなら、もっと早く使っておくべきだったと激しく後悔しました。こんなに凄いサービスが日本では使えないのが残念でなりません。もし「Google Play Music」が日本で使えたのなら、iPhoneに対する圧倒的な優位性になったことでしょう。

少々手間はかかりますが、日本でも使う方法があります。

Google Play Music(グーグルプレイミュージック)を日本から登録する方法と使い方

上記のサイトを参考に挑戦してみてください。使うまでにかなり時間がかかると思いますが、面倒くさい作業をする価値はあります。Androidスマートフォンを持っている方だけではなく、Windowsパソコンを持っている方もやってみる価値はあります。

Appleも似たようなサービスをしています。iTunes Matchというサービスです。こちらのサービスは日本でも使えますが、年間3,980円の料金がかかります。対するGoogle Play Musicは20,000万曲までは無料で使うことができます。相当な音楽マニアじゃない限り、なかなか20,000曲も所有している人はいないと思います。僕は8,853曲の曲データがMacに入っていました。

大半の方は、パソコンに入っている音楽のデータをすべてクラウドにアップロードすることができると思います。クラウドにアップさえすれば、もう手元のAndroidスマートフォンに、曲データを入れておく必要はありません。インターネット通信をすることができれば、Googleのサーバー(クラウド)から曲データを読み込むことで、次々に曲を再生することができます。もうmicro SDカードに曲のデータを入れなくても、好きなように音楽を再生することができます。海外のAndroidスマートフォンは(Nexus5など)、micro SDカードを挿すことができない端末がありますが、「Google Play Music」さえ使えるようになれば、もうmicro SDカードが挿す必要もなくなるでしょう。

音楽とクラウドとの親和性が高すぎる

今回「Google Play Music」を使ってみて、改めて音楽とクラウドとの親和性の高さを感じました。クラウドサービスは、音楽のためにあるのではないかと思えたほどです。

◯データのサイズが小さい。
◯データのサイズは小さいが、データの数は多い。
◯データのサイズが小さいから、通信量があまり多くならない。

この3つの理由により、音楽とクラウドの親和性が一番高いと言えます。

いつでもインターネットができる環境が整っているとはいえ、あまりにデータ量が大きいと、うまく再生できないことがあります。YouTubeなどの動画サービスを使っていると、再生が止まることがよくあります。しかし音楽なら、動画よりデータ量が圧倒的に小さいですし、再生している間に次の曲を読み込んでおくこともできるため、端末内に音楽データを入れてある感覚で使うことができます。

iPodが無くなるのは必然

ここまでクラウドとの親和性が高いと、iPodの売り上げが下がるのは仕方がありません。先日iPod Classicの生産が終了しました。iPod Classicは端末内に曲データを入れ込んで使うというスタイルの端末です。そのために、大きな保存領域が必要になります。iPod Classicの最大容量は160GBモデルでしたが、「Google Play Music」や「iTunes Match」のようなサービスが浸透すれば、もうiPod Classicのような大容量のストレージ容量は必要なくなります。クラウドに曲データを上げていけばいいのですから、iPodが無くなるのは必然でしょう。

iPodが音楽の聞き方をガラッと変えましたが、「Google Play Music」や「iTunes Match」のようなサービスが、再び音楽の聞き方を大きく変えるでしょう。

新しいガラパゴスになってしまう前に

iTunes Matchが始まるのにも時間がかかりましたし、「Google Play Music」は未だに日本では利用することができません。ここまで便利なサービスが使えないままですと、また日本だけガラパゴスになってしまいます。海外ではこういった音楽の聞き方が当たり前になってきているのに、日本はいつまで経っても、iPod的な聞き方のままです。いつまで経ってもユーザーが不便を被るから、お手軽に聞けるYouTubeに行ってしまうのではないでしょうか。

Androidスマートフォンだけではなく、ストレージ容量が小さい「ASUS Eeebook X205TA」のようなノートパソコンでも、「Google Play Music」が大活躍します。micro SDカードに音楽データを入れていましたが、「Google Play Music」が使えるようになれば、もう音楽データをmicro SDカードに入れる必要もなくなります。

 

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