電子書籍は毎日利用していますが、電子書籍専用端末はほとんど利用していません。パッと読むと意味が分かりにくいので、もう少し具体的に説明しましょう。Kindle本は毎日読んでいますが、Kindle Oasisはほとんど利用していないということです。

どうして、高いお金を出して購入したKindle Oasisを使わないことになってしまったのでしょうか。

9.7インチiPad Proが優秀すぎた

これに尽きます。9.7インチiPad Proが優秀すぎるのです。大きくて綺麗なディスプレイがiPadの特徴ですが、9.7インチiPad Proのディスプレイは、iPad史上最強のディスプレイです。True Toneディスプレイという非常に優秀なディスプレイを搭載しています。ただ色彩が豊かなだけではなく、周囲の光の反射も少ないディスプレイです。実際に使ってみると分かりますが、光沢液晶なのに、周りの景色がほとんど反射しません。さらに、周囲の状況に合わせてディスプレイの色味まで変えてくれます。

9.7インチiPad Proは、常に最良の状態を提供してくれます。電子ペーパーのKindle Oasisに匹敵する、目に優しいディスプレイなのです。

カラーディスプレイじゃない

カラーディスプレイじゃないというのも、Kindle Oasisを使わなくなってしまう原因のひとつです。文字だけの本ならモノクロディスプレイでも問題ありませんが、図や写真がある本ですと、カラーディスプレイで読みたいところです。モノクロディスプレイのKindleでは、どうやってもカラーで見ることはできません。

カラーディスプレイなのに目にも優しい9.7インチiPad Proのディスプレイ。これでは太刀打ちできません。

サクサクじゃない

Kindle最大の欠点は、サクサクじゃないことです。何をするにしてもモッサリ気味の動作。電子ペーパーという特殊なディスプレイのせいなのか、CPUが非力だからなのか。原因はよく分かりませんが、もう少し快適に動いて欲しいところです。

動作がモッサリなので、Kindle Oasisを使って、Kindle Storeで本を探す気にはなりません。本を探すときは、9.7インチiPad Proでブラウザーを立ち上げて探します。本を購入してから、わざわざKindle Oasisに持ち替えてダウンロードするのも面倒くさいので、ますますKindle Oasisを使わなくなってしまいます。

Kindle Unlimitedが始まった

Kindle Unlimitedが始まってたのも、ますますKindle Oasisを使わなくなった原因のひとつです。月額980円で読み放題というKindle Unlimited。文庫本などの文字が主体の本だけではなく、雑誌や写真が多い本もたくさんあります。そういった本は、モノクロディスプレイのKindle Oasisでは読む気になりません。

Kindle Unlimitedの本を探すためのブラウザーが、Kindleアプリの中にできました。10冊までしかKindle Unlimitedの本をダウンロードできませんが、このブラウザーができたことで、本を簡単に探すことができます。Kindle OasisにはKindle Unlimitedの本を探す機能はありません。これではKindle Oasisを使う頻度が減ってしまうのも仕方がありません。

4万の価値がない

買う前から分かっていたことですが、Kindle Oasisに約4万もする値段の価値はありません。これが2万ぐらいの端末なら納得はいきますが、もう少しお金を足せば、iPad mini4が買えてしまいます。個人的には、Kindle Oasisの倍のお金を使って、9.7インチiPad Proを購入したほうがいいと思います。それぐらい9.7インチiPad Proは優秀です。Kindle本も快適に読めて、バッテリーも長持ち。さらに何でもこなすことができます。

電子書籍専用端末が欲しい方は、Kindle VoyageかKindle Paperwhiteを購入しましょう。Kindle Oasisより安いのに、機械としての満足度はほぼ同じです。

値段が高すぎるのに、下位機種と大した違いがない。これもKindle Oasisを手放す大きな理由です。

Kindle Paperwhiteの新型待ち

9.7インチiPad Proがあるので、わざわざKindleを購入する必要はありませんが、もしKindle Paperwhiteの新型が出れば、すぐに購入します。最下位機種のKindleが先日モデルチェンジしました。やや小さく軽くなり、デザインもブラッシュアップされました。おそらくKindle Paperwhiteも同じようにモデルチェンジされるはずです。そうだとすると、最強のKindleになります。値段が安いのに高精細なディスプレイ、カバーを付けなくても数週間もつバッテリー。Kindleに求められているのは、この2つでしょう。物理ボタンがあるとか、バッテリーを兼ねたカバーが付いている。こういったことを、Kindleには望んでいません。

本が読みやすい高精細なディスプレイに、それ単体で実現しているロングバッテリー。これを実現している安価なKindleが登場したら、迷わず買います。そう遠くないうちに、新型Kindle Paperwhiteという形で登場するでしょう。

 

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