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結局iPadはiPadという現実

10.5インチ iPad Proを購入し、早速iOS11をインストールして使っています。まだアプリが対応していないので、iPadが見せる新しい世界を体験しきれていないかもしれませんが、あまり過剰な期待は抱かないほうがいいかもしれません。

操作がだいぶMac OSっぽくはなりましたが、基本はiPadだからです。新しいA10Xチップは素晴らしいできで、本当に快適そのものです。下手なPCを使うより、もう10.5インチ iPad Proを使ったほうがいいと思うほです。そこまで高性能になっても、もうiPadだけで大丈夫という感じになっていません。

それが何か考えたところ、あることに気付きました。未だに変わらないことが、iPadには一つだけあります。

画面を触らないと操作ができない

iPadの発売以来、変わらず貫いてきたことです。キーボードショートカットを使って、手を触れずに操作することもできますが、全ての操作とアプリが対応しているわけではないので、手で画面をタッチする必要があります。手で操作するのが悪い訳ではありませんが、iPadではアレを使うことができません。

マウスが使えない

他のOSでは出来るのに、iPadでは出来ないことがあります。

マウス

iPadはマウスを使うことができません。他のOSは、モバイル用のOSでもマウスを使えるのに、iPadとiPhoneだけは、頑なにマウスを使えないようにしています。たくさんのBluetooth接続をする機器が使えるのに、マウスだけは使えないようになっています。

文字を打つという行為は外部機器の使用を許しているのに、カーソル操作だけは許してくれません。手でタッチすればいいのですが、画面まで手を伸ばすのは結構疲れます。

ProのiPadになったことで、余計に画面をタッチすることが疲れるようになりました。

ProのiPadが矛盾を生じさせた

iPadがProになって、Smart Keyboardが登場しました。有線接続らしい小気味よいレスポンスのおかげで、気持ちよく文章を打つことができますが、使用する形状のせいで、使えば使うほど疲れてしまいます。

垂直の画面をタッチして操作する

Smart Keyboardを使うと、垂直に立った画面をタッチしなければいけません。水平近くまで画面を寝かせればいいのですが、画面の位置を変えれません。タッチして操作するには、1番辛い状態で使い続けなければいけません。

Macにタッチディスプレイを搭載しない理由として、垂直になっている画面をタッチして、操作するのが辛いからです。クラムシェル形状のデバイスをタッチして操作するのは無理があるということですが、iPadではそうなってしまっています。

こういった状況になっているのに、未だにiPadでマウスを使うことができません。頑なに最初のコンセプトを貫くのではなく、あっさりとマウスを使えるようにしたほうが、たくさんの人に支持されるでしょう。

今さら引くに引けないのかもしれませんが、いつまでもマウスが使えないようだと、iPadだけ未来から置いていかれそうです。このブログ記事も、10.5インチ iPad ProとSmart Keyboardを使っていますが、ちょくちょくと画面をタッチしないといけないので、結構なストレスを感じながら書いています。

マウスさえ使えれば、ササっと手元でカーソルを操作して、もっと快適に作業ができるはずです。

タッチ操作に拘りすぎているせいで、iPadはiPadという現実に直面しています。複雑なファイル操作もできるようになるのですから、いっしょにマウスの操作も解放してほしいものです。

 

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