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9.7インチiPad Proの使い方 ハードウェア編

はじめに

コンピュータの使い方が変わろうとしています。何かをやろうとすると、まずはパソコンというのがこれまでの常識でしたが、何十年と続いたこの常識が変わるときがやってきました。もうパソコンが無くても、何ら困ることのない時代になろうとしています。
ほとんどのことがスマートフォンやタブレットで出来るようになりましたが、やっぱりパソコンがないといけないと思い込んでいる方が多いでしょう。僕もそう思っていましたが、3ヶ月ほど9.7インチiPad Proを使ってきて、やっと時代が変わったんだと分かりました。

スマートフォンやタブレットがあれば、もうパソコンはいりません。9.7インチiPad Proは、画面が大きいiPhoneではありません。ノートパソコンを置き換える、とても生産性の高いデバイスです。

ノートパソコン以上に使いやすいインターフェイスを備えているので、今までコンピュータが苦手だった人でも使いこなすことができます。コンピュータを使うのが難しいと感じている人たちも、9.7インチiPad Proがあれば、コンピュータで何かをすることができるでしょう。

9.7インチiPad Proという魔法の道具を手に入れて、新しい世界へ羽ばたきましょう。

9.7インチiPad Proだけに絞ります

2016年6月21日現在、4種類ほどのiPadがあります。画面サイズの違いや、機能面の違いで、mini、Proという名前が付いています。その中でも、本体サイズ、重量、性能、価格のトータルバランスに優れる、9.7インチiPad Proだけに絞って説明します。他のiPadでも使える部分が多々ありますが、分かりやすく説明するために、9.7インチiPad Proだけに絞って解説します。

本体機能を説明

今回は、9.7インチiPad Proのインターフェイスを紹介します。ノートパソコンと違って、ほとんどボタンもなく、ケーブルを差し込む端子も少ないのがiPad。拡張性に不安はありますが、このシンプルさこそが、iPadの真骨頂です。誰でもすぐに使うことができるようになるでしょう。

シンプルな作りのiPadですが、物理的な機能を多数備えています。ひとつずつ解説していきます。

スリープボタン


一番触るのがスリープボタンです。このボタンを押すと、iPadの画面が点灯します。再度スリープボタンを押すと、画面が消灯し、スリープ状態になります。

スリープとは:コンピュータの動作を一時的に停止させ、ほとんど電力を消費しない状態で待機すること。電源をオフにするより、速やかに再開することができる。

ホームボタン(Touch IDセンサー)

アプリを使っている時でも、ホームボタンを押すと、瞬時にアプリが並んでいるホーム画面に戻ります。アプリを使って作業をしていても、ホームボタンを押すことで、瞬時にホーム画面に移動するので、すぐに他のアプリを使うことができるのも、iPadの素晴らしいところです。

スリープボタンではなく、ホームボタンを押すことで、スリープ状態を解除して画面を点灯させることもできます。

ホームボタンは指紋認証機能も備えているので、丸いボタンを指紋登録した指で触ることで、瞬時にセキュリティロックを解除できます。この技を使うコツは、ホームボタンを押した後も、指をホームボタンから離さず乗せておくことです。慣れると瞬時にセキュリティロックを解除できます。

ホームボタンを2回素早く押すことで、現在使っているアプリから他のアプリに切り換えることができます。いちいちホーム画面に戻ってアプリにを選択しなくても、すぐに違うアプリに切り換えることができます。

マルチタッチディスプレイ

iPadといったら、この大きいのでディスプレイです。複数の指を同時にタッチしても認識するディスプレイになっています。物理的なボタンで操作するパソコンとは違い、直接指でタッチして操作するのがiPadです。とりあえず触ってみれば反応があるので、コンピュータが苦手な方でも、簡単に操作をすることが可能です。

Proと付くiPadだけは、Apple Pencilと呼ばれる別売りのペンを使うことができます。指では描けないような細かい絵を描いたり、手書きの文字を書くことができます。指ででの操作だけではなく、ペンでの操作もできるのが、9.7インチiPad Proの特徴です。

音量ボタン

音量を上げたり下げたりするボタンです。9.7インチiPad Proで音楽や動画を楽しんでいるときに、このボタンで音量を調節することができます。

外で使用中に突然大きな音が出てしまったとき、音量を下げるボタンを押しっぱなしにすることで、すぐに消音状態にすることができます。

ヘッドフォン端子


ヘッドフォンやイヤホンを差し込む端子です。iPhoneと違って、標準でイヤホンが付いていません。別途イヤホンを購入する必要があります。

もしiPhoneを持っているなら、iPhoneのイヤホン(EarPods)を使いましょう。iPhoneと同じように、音量調節、再生一時停止、早送り・巻き戻し機能を使うことができます。マイクに向かって喋ることで、アプリによってはマイクとして使うことも可能です。

Lighteningコネクタ


この端子にLighteningケーブルを差し込むことで、9.7インチiPad Proを充電することができます。付属のACアダプターにLightening端子の反対部分を差し込んで(USB端子)、コンセントにACアダプターを差し込んで充電します。iPhoneより大容量のバッテリーを搭載しているので、iPhoneより充電するのに時間はかかりますが、より長時間使うことができます。

9.7インチiPad Pro唯一といってもいい拡張性のある端子です。別売りの周辺機器を差し込むことで、SDカードから写真を取り込むことも可能です。「Lightning - USB 3カメラアダプタ」を使えば、今までiPadでは使えなかったUSB機器を使うこともできます。

iPadアクセサリ Lightening-USB 3カメラアダプタ紹介ページ

ケーブルを差し込むときに、表裏を意識する必要がないのも、Lightening端子の特徴です。おもむろに9.7インチiPad Proに差し込んでも、不快な思いをすることはありません。

Smart Connector

Proと名のつくiPadだけに搭載されている端子です。別売りのSmart Keyboardを接続するために使用します。

マグネット式になっており、Smart Keyboardの端子部分を近づけると、スッと吸い込まれるように合体します。Bluetoothのようなワイヤレスの接続方式ではなく、有線による接続になるため、遅延のない快適なタイピングができます。ノートパソコンで文字を打っているのと同じ感覚で文字を打てるでしょう。

FaceTime HDカメラ


SkypeやLINEなどのアプリで、ビデオチャットをするときに使います。また、iPhoneと同じように、セルフィー(自撮り)をするのに使うこともできます。

液晶画面が点灯することで、セルフィーの写真を明るく撮れるようにする、Retina Flashという機能もあります。本格的なフラッシュほど綺麗になりませんが、被写体の肌色が綺麗になります。

iSightカメラ


9.7インチiPad Proになって、大幅に性能が向上したカメラ。iPhoneにも匹敵するような写真が撮れるようになりました。本体サイズが大きいので、取り回しに苦労しますが、9.7インチiPad Proでも十分すぎるぐらい綺麗な写真を撮ることができるでしょう。

4スピーカー


9.7インチiPad Proで大幅に音が良くなりました。今までのiPadは、スピーカーが下部に2つしかありませんでしたが、上部と下部に2つずつ、計4つのスピーカーが搭載されました。

本体の向きを変えると、向きに合わせて低音と高音が出るスピーカーが入れ替わります。どの向きにしても最適な音が聞こえるようになっています。

Nano SIMトレー


Wi-Fiモデルには付いていませんが、Wi-Fi + Cellularモデルを購入すると、SIMカードを差し込むことができます。世界中のほとんどの電波を掴むことができるので、海外に行ったとき、現地でSIMカードを入手すれば、そのキャリアの電波を使って通信をすることができます。

もちろん日本の3大キャリアのSIMカードを使うこともできますし、格安SIMカードと呼ばれる、MVNOのSIMカードを差し込んで使うことができます。

注意しなければいけないのは、SIMカードのサイズです。3つのサイズがあるSIMカードですが、9.7インチiPad ProのSIMカードのサイズは、Nano SIMというサイズになります。一番小さいサイズのSIMカードと覚えておきましょう。

マイク


iPhoneにはあるボイスメモというアプリはありませんが、他のアプリを使うことで、音声の録音ができます。iPhoneにも負けない高品質なマイクを搭載しているので、9.7インチiPad Proだけでも高音質な音を録音できます。ビデオチャットをするときにも、このマイク部分から音声を拾っています。

物理的なボタンや端子をうまく使おう

ほとんどの操作が、画面の上だけで済んでしまうiPadですが、物理的なボタンや端子をしっかり使わないと、9.7インチiPad Proを使いこなしているとは言えません。

9.7インチiPad Proを使う上で基本となる部分です。今回紹介したボタンや端子をしっかりと覚えておきましょう。

 

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