予想通り、日本でもSurface Proが発売されることが決定しました。Surface Proだけではなく、先日発表のあったSurface Laptop、Surface Studioも、日本で発売されます。ようやくMicrosoftのSurfaceが、日本でもフルラインナップになります。ユーザーがPCに求めているものに、しっかりと応えたラインナップです。
アメリカのSurface担当副社長のインタビューが、PC Watchに掲載されています。このインタビューを読むと、僕らがデジタルデバイスに求めていたもの全てが、新世代Surfaceには凝縮されていることが分かります。
Surface Laptopのディスプレイを指1本で開けることができるという点だけでなく、閉めたときに、その音を聞いてもらうことです。「パタッ」というこの音は、エレクトロニクス機器の音というよりも、豪華な本を閉じたときのような感覚です。そこまでSurface Laptopの質感にはこだわっています。これは、Surface Laptopのモノづくりにおいて、重要なポイントでした。
Surfaceシリーズ初のラップトップ、Surface Laptopに関する説明ですが、僕らがAppleに求めていたことを、Microsoftが形にしています。Appleには敵わないと思っていた質感も、どうやらMicrosoftが追い越してしまったようです。Surface Pro3ぐらいまでは、まだまだハードを作り慣れていないところが見受けられましたが、2016年末に登場したSurface Studioから、完全にAppleを抜いてしまいました。
見るに耐えない粗い液晶のMacBook Airを未だに販売し、USB Type Cポートがひとつしかない、使い勝手の悪いMacBookを発売。そのMacBookに搭載されている、ペタペタして打ちにくいキーボードを採用したMacBook Pro。パソコンに求められていないものを形にした結果、MacからWindowsに乗り換える人が増えています。
PCは道具です。道具は様々な使い方が出来たほうが便利でしょう。タッチなんていらない、ペンなんていらない。そういったユーザーも多いかもしれません。それでもMicrosoftはタッチインターフェイスをPCに搭載し続けています。タッチインターフェイスは、無くてもいいけどあったら便利な機能です。OSを作り続けているメーカーが、ハードも作るようになったことで、懐の広い道具が出来上がっています。
次世代iMacなんて呼ばれるSurface Studio。日本での販売価格は384,800円からです。iMacの最上位モデルより高い価格で、いったい誰が買うんだろうかと思いますが、それでも欲しいと思わせる何かがSurface Studioにはあります。
この夏、新世代Surfaceが街の売り場に並ぶことで、PC業界が活気づくでしょう。
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