本当にSIMフリー義務化で決定なのでしょうか?本日の日本経済新聞朝刊に、総務省「携帯のSIMロック解除 来年5月から義務化」という記事があります。
携帯のSIMロック解除 来年5月から義務化 総務省 :日本経済新聞
携帯のSIMロック解除 来年5月から義務化 ...
これは本当なのだろうか。
「2015年5月以降に発売される端末からSIMロックの解除を義務づける方針だ。」
と記事には書かれている。とは書かれていても、一部機種を除くというような感じで、iPhoneはSIMロック解除してくれないんだろうと思った瞬間、iPhoneについて記事でも書いています。
たとえば米アップルのiPhone(アイフォーン)は15年秋に発売されるとみられる新機種から対象になる。
来年の今頃には発売されていると思われるiPhone6s(予想)はSIMロック解除対象だと書かれている。すでにApple Store、Apple Online Storeで購入するiPhoneは、SIMフリーになっています。来年発売されるiPhoneから、ドコモ、au、ソフトバンクで購入したとしても、SIMロックを解除してくれるというのです。もしこれが本当なら、最新のiPhoneに機種変更しても、古いiPhoneのSIMロックを解除してもらい、格安SIMを挿しておき、予備端末として使うことができます。来年発売されるiPhone6sはかなり高性能になると予想されています。おそらくiPhone7sが発売された頃でも、とくにストレスなく使える端末でしょう。iPhone7sに買い替えたとしても、普通に使えるだけの性能なはずです。これが2012年までに発売された端末だとすると、性能的にまだ不満点もあり、古い端末を使おうとは思えません。しかし、2013年末ぐらいから発売された端末はかなり高性能になっており、これからどんどん性能が上がっていっても、たいていの用途には問題のない性能です。来年発売されるであろうiPhone6sから、キャリア版のiPhoneを購入してもSIMフリーになるのなら、かなりiPhoneやスマートフォンを取り巻くビジネスが変わるように思います。
今回の制度案のポイント
1、原則無料
2、本体代金を全額支払うのが条件か
本日の記事で注目する点は、以上の2点がポイントだ。
まず「原則無料」についてだが、SIMロックを解除してもらうのが無料だということ。現在ドコモとソフトバンクでは、一部機種でSIMロック解除を行っている。しかし、SIMロックを解除するには、¥3,000(税別)の解除料がかかる。なんとそれが無くなり、無料でSIMロックが解除できるようになるというのだ。今まで日本でもSIMロックを解除することはできたのだが、有料だったことで、わざわざ解除する人が少ないという面もあったのではないだろうか。それが無料になれば、とりあえずSIMロックを解除しておけばいいわけで、SIMロックを解除するのが当たり前になるかもしれない。
最後の注目点は、
端末の割賦代金を払わずに持ち逃げする懸念がある人や転売目的の人などは解除に応じなくてもいいことにする。
ということで、しっかりと端末代金をすべて払い終わらないと、SIMロックを解除できないとういことになりそうな点。なんでもかんでもSIMロック解除できないとうことで落ち着けば、現状の割賦を前提としたスマートフォンの販売体制は変わらないかもしれない。ただ、今のように端末代を安く見せるためにある、月々サポート(毎月割、月々割り)というようなものは、これからは無くなるかもしれない。しかし、今の料金形態で月々サポートを無くしてしまうと、かなり月額料金が高くなってしまうため、料金プランを変更せざるを得ないだろう。
来年の春ごろには再び新料金プランか
具体的にSIMロックを義務づける日付が決まったことで、例外なくSIMロックを解除することになります。2014年の春から始まった、通話し放題という料金プラン。あまり需要のない通話を定額にすることで、なんとか料金を値上げすることに成功しましたが、SIMロック解除が義務化されることで、再度新しい料金プランを考えざるを得ません。
年明け頃から様々なニュースや噂が飛び交い、2015年5月から義務化される、「すべての端末を無料でSIMロック解除」に向かってくことでしょう。2015年は、本当に携帯電話業界が変わる年になるかもしれません。
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