2014年の6月に、Core Mのリファレンス機「Llama Mountain」を発表しました。Core Mプロセッサーを使えば、こんな端末ができますよという、指針を示すモデルだ。そこで発表された2in1端末の重さは、なんと670gだった。キーボードが付いて670gという脅威の軽さ。こんなすごいモノを見せられては、否が応でも期待してしまいます。
Core Mプロセッサーのリリースが遅れたこともあるが、あれから半年経った今、夢を形にしたのは、レッツノート RZ4だけだ。レッツノートRZ4にはファンが搭載されているが、745gという重さを実現している。ファンが無ければ700gは切れたかもしれない。2014年に発売したということで、開発がギリギリだったと思われるが、驚くような端末を作ってきた。年が明けて2015年、インテルが示したリファレンス樹「Llama Mountain」を発表してから半年が経つが、一向に夢のマシンは出てこない。
ポツポツと2in1端末は登場しているが、どれも本体重量が1kgオーバーという、やる気のない仕様。CPUだけ入れ替えましたというモデルばかりで、Core Mの仕様に合わせて、ギリギリまで作りこみましたという端末ではない。ノートパソコンなんて売れないから、手間暇かけていられないということだろうか。
そんな中、一社だけ沈黙を守っているメーカーがある。そうAppleだ。噂だけは1年ぐらい前から出ているが、一向に姿を見せない新型MacBook Airだ。今のところ新型MacBook Airはファンレスだと言われている。ファンレスにするには、レッツノートRZ4と同じチップを積まなければいけない。今のMacbook Airに搭載しているチップと同じクラスのBroadwell版ではファンレスにすることはできないだろう。そうなると、新型MacBook Airと呼ばれているものは、性能的にはMacBook Airより下のクラスになる。だとすると、価格は10万前後になる可能性が高い。気になる本体重量も、レッツノートと同じぐらいにはできるだろう。Appleの場合は、質感を重視するので、素材にアルミを使うことで重量が増える可能性もあるが、それでも850g以下にはなるだろう。
一向に夢を形にしてくれないのは、開発メーカーの体力がないからなのだろうか。それとも、鋭意現在製作中で、そう遠くない将来に続々と出てくるのか。2月には何かしらの形を見せてほしいところだ。
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