ついにCherry Trailが正式発表になりました。Cherry Trailとは、巷に溢れている格安Windowsタブレットで使われているチップセットの後継になります。今巷に溢れているBay Trailと比較すると、Cherry Trailはグラフィック性能が向上します。ベンチマークの数値は、2倍ほどになっているようです。CPUの処理速度はほとんど変わっていないようですが、元々Bay TrailでもCPUに不満はなかったので、グラフィック性能が向上するだけでも意味があることです。
3月中にも搭載製品が登場か
今回の発表は、新しいチップをインテルが正式に発表したのみです。それを搭載した製品はまだ発表されていません。搭載した製品が発表されなければ、その凄さが分かりませんが、
Atom x5シリーズとAtom x7シリーズを採用するデバイスの開発は、現在ASUS、Acer、Lenovo、Dell、東芝、Hewlett-Packardで進めており、2015年第1四半期には最初の製品が登場する予定だ。その価格は119~499ドルを想定している。
IT Media記事:Intel、LTEモデムも統合した“SoFIA”世代と14ナノ“Cherry Trail”世代の「Atom x3/x5/x7」を正式発表
と書いてあります。第一四半期には最初の製品となると、もう3月中には登場するということです。そう遠くないうちに、Cherry Trail製品を手にすることができるでしょう。
Cherry Trailになるとどうなるの
Cherry TrailだBay Trailだ、一般の人にとっては何がなんだかよく分かりません。いったい、Cherry Trailになるとどうなるのでしょうか。おそらく、もう少しブラウジングが快適になります。今発売されているBay Trailを搭載した製品は、Webページを見るとき、やや遅れて画像が表示されてきます。これは画像処理能力がやや弱いためです。Cherry Trailになると、Bay Trailの約2倍の画像処理能力がありますから、かなりサクサクとブラウジングができるでしょう。一番恩恵を受けるのはここです。その他にも3Dのゲームがもう少し綺麗な画像で楽しめるよになるという点もありますが、それよりも日常の使い勝手が良くなることのほうが大事でしょう。
そう遠くないうちに、Cherry Trail搭載製品を手にすることができそうですが、問題はどんな製品が出てくるかです。今のように、何でもかんでもタブレットになってしまうのだけは避けて欲しいところです。「ASUS ノートブック X205TA」のようなノートパソコンが、5~10万ぐらいの価格帯で登場してくれれば、かなり競争力のある製品になるでしょう。
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