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やっと任天堂もクラウド化。任天堂の面白さが様々なデバイスで楽しめるようになる

やっと任天堂もクラウド化へ向けて歩みだしました。本日行われた経営方針説明会にて、今後の任天堂の方向性について説明がありました。新しく発表されたスマートフォン向けアプリと、そのアプリが2016年の3月まで延期になるというニュースばかり報道されていますが、大事なところはそこではありません。

サービスのクラウド化

本日の発表の肝は、クラウド化です。一番任天堂が遅れていた部分ですが、ようやく任天堂のサービスが時代に追い付きそうです。

ニンテンドーアカウント

いままでニンテンドーネットワークIDと呼ばれていたものが、ニンテンドーアカウントに1本化されます。任天堂のゲームやサービスを利用するときのアカウントが1本化されることで、様々なデバイスを使っても、一元管理できるようになります。任天堂のサーバーの方でアカウントを管理することで、どのデバイスから利用しても、すべて記録されていくようになります。

ニンテンドー3DS用ゲームのダウンロード版を購入する場合、ニンテンドー3DSからじゃないと購入することができませんでした。ニンテンドー3DSは携帯型ゲーム機ですが、スマートフォンのように常に持っている人はあまり多くはないでしょう。TwitterやFacebook上でニンテンドー3DS用ゲームの話題が盛り上がっていても、どんなゲームか調べることはできますが、そのまま購入することはできませんでした。しかし、これからは違います。面白そうだなと思ったら、そのままダウンロード版を購入することができるようになります。今までですと、自宅に帰ってから、ニンテンドー3DSから通信して購入しないといけませんでした。端末や場所をを問わずに購入できるようになることでチャンスロスが減り、任天堂の売り上げがアップするのは間違いないでしょう。

このニンテンドーアカウントを活用し、ゲームのプレイ状況に応じて、様々なお知らせや特典が届くようになります。新しいポイントプログラムとも連動するようになり、ゲームを購入してポイントが付くのは勿論のこと、ゲームをプレイしてもポイントが付くようになります。このポイントは、任天堂のゲーム機だけではなく、スマートフォンのアプリで遊んでもポイントが付きます。

そのポイントはゲーム専用機でも、スマートフォンでも使えるようになります。クラウドで顧客のデータを一元管理することで、いままで以上に任天堂らしいサービスを提供してくれるはずです。

ニンテンドー体験をできる場を増やす

顧客のデータをクラウドで管理することで、デバイスを問わずにニンテンドー体験をできるようになります。任天堂のゲーム機、スマートフォンやタブレットだけではなく、テーマパークや映画館でも任天堂のサービスが楽しめるようになります。任天堂の楽しさを体験(ニンテンドー体験)出来る端末や場所を問わないようにするために、顧客のデータを一元管理する必要があるのです。

すべてはゲーム人口拡大のため

今さらクラウド化してどうするのと思うかもしれませんが、すべては「ゲーム人口拡大」のためです。今までは任天堂のゲーム機でしか体験できなかった、ニンテンドー体験。他社とは一線を画す面白さや安心感、これこそがニンテンドー体験です。顧客データをクラウド化し、デバイスだけではなく、場所まで問わないようにすることで、任天堂でしかできないエンターテイメントを提供することで、「ゲーム人口拡大」を目指します。

前社長、故岩田聡氏が掲げた目標を遂行するために、任天堂は新しい道を進みます。クラウド化することで、様々なデバイスで任天堂の体験をできるようになりますが、その中心には任天堂のゲーム機があるのは変わりません。時代に沿った変化はしますが、任天堂の方向性は変わりません。ゲーム専用機を通じて、任天堂は僕らを楽しませてくれます。

スマートフォン用のアプリが発表されたことで、任天堂のゲームがバンバンスマートフォンで出る訳ではありません。スマートフォンやタブレットでも任天堂の面白さ(ニンテンドー体験)を楽しめるようになるだけで、その中核には任天堂のゲーム機があります。任天堂のゲームを楽しむためには任天堂のゲーム機が必要。これからもそれは変わりません。

いよいよ任天堂が逆襲に向けて動き出しました。今後の動向を楽しみに見守りつつ、ニンテンドー体験を楽しんでいきたいと思います。

 

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