寝耳に水とはこのこと、Dropboxの容量がいきなり1TBになりました。MacBook Pro Retinaを立ち上げたら、右上の通知に「容量が1084.1GBになりました」と表示されました。いったいなんのことだろうかと思い、Dropboxの容量を確認してみて目を疑いました。

本当に容量が1TBをオーバーしているのです。これには本当に驚きました。今まで100GBだった容量が、いきなり10倍になったのですから。これはバグか、誰かに乗っ取られたのかなど、とにかく悪いことを想像してしまいました。

Dropbox Proが値段そのまま容量を10倍増。1TBで月1200円 / 年1万2000円に一本化 - Engadget Japanese
いっきにTBの世界へ。

すぐにネットで調べたところ、本日よりDropboxのProプランが1本化され、月額1,200円で1TBに変更になったとのこと。100GBのProプランを選択していた僕は、自動で1TBに変更になったということです。100GBプランといっても、実際には100GBも使っておらず、半分の50GBぐらいしか使っていませんでした。いきなり900GBも増加したため、いったいどう使ったらいいのか戸惑いましたが、ハッとあることに気付きました。

「使っているパソコンのデータすべてを、Dropboxに通すことができる」

もうこれからは、「このデータはクラウドに上げて、こっちのデータはローカルのパソコンに置いておいて、、、」というような面倒くさい作業をしなくていいのです。パソコンのフォルダーを丸々Dropboxからスタートさせることで、パソコンで使っているデータが勝手にクラウドにアップされるのです。

すべてのデータをDropboxに

Macのデータすべてを、Dropboxのフォルダーからスタートさせ、Dropboxの下にフォルダーを置いていけば、すべてのデータがいつでもどこでも参照できるようになるはずです。

図にするとこのような感じになります。本当は「Macintosh HD」の下に「Dropbox」フォルダーを置きたかったのですが、これをやってしまうと、アプリケーションのデータや、システムファイルまでDropboxにいってしまい、Dropboxが入っている他のパソコンに悪影響を及ぼす可能性があると思い、通常のデータファイルのみすることにします。

心配なのは「iTunes Media」フォルダ

フォルダーの移動をして、フォルダーの階層を変更してしまうと、不具合が起きる可能性があります。一番心配なのはiTunesです。iTunesは、音楽データのある「iTunes Media」フォルダを参照することでライブラリーを構築しています。「Dropbox」フォルダーの下に「ミュージック」フォルダーを移動するということは、「iTunes Media」フォルダの位置が変わってしまいます。そのままにしておくと、間違いなくiTunesで音楽を再生できなくなります。

iTunesの環境設定から、「iTunes Media」フォルダの場所を指定することができますので、「Dropbox」フォルダーの下に「ミュージック」フォルダーを移動させてから、「iTunes Media」フォルダをiTunesの環境設定から指定してやれば、問題なくiTunesデータの移動が完了するはずです。

うまく移動させられるか

かなり移動させるのを躊躇いましたが、クラウド時代の新しいMacの使い方を構築するために、思いきって移動させることにしました。

なんと、移動できません。「ユーザー」フォルダーの下に「Dropbox」フォルダーを置いて、その下に「○○○○○フォルダー(自分の名前)」を置くことができませんでした。

仕方がないので作戦変更です。「Dropbox」フォルダーの位置はそのままに、「Dropbox」フォルダーの中に、「ミュージック」「写真」「ムービー」「書類」「ダウンロード」を移動させて、それから「iTunes Media」フォルダの位置を、iTunesの環境設定で指示することにしました。

大成功でしょうか?Dropboxフォルダーに「ミュージック」「写真」「ムービー」「書類」「ダウンロード」をドラッグすると、フォルダーのコピーが始まりました。

すべてのフォルダーのコピーが終わったのを確認し、iTunesの環境設定から、「iTunes Media」フォルダの位置を変更させました。

とくに問題なく使えています

どうなるか心配でしたが、問題なく使えています。これで、メインマシンのパソコンがなくても、iPhoneやiPad、Androidスマートフォンからも、すべてのデータを参照することができます。iPhoneに入りきらない音楽ファイルも、すべてDropboxフォルダー下のミュージックフォルダーに入っていますので、ネットワークに繋がれさえすれば、曲を聞くことができます。手元にパソコンがなくても、誰かに僕の好きな音楽を聞かせたり、自分で撮った写真を見せたりすることができます。

すべてのデータをクラウドに預ける。これこそが、クラウド時代の新しいデータの使い方じゃないでしょうか。Dropboxは、ローカル(自分のパソコンにデータを置いたものがクラウドにアップロード)に置いたデータがクラウドにアップロードされます。普通に、パソコンのフォルダーにファイルを置いていけば、自動でクラウドにアップロードされます。ただ普通にパソコンにファイルを使いかしていけば、外出時にパソコンがなくても、すべてのデータを参照することができます。

DropboxのProプランにすることで、容量を気にすることなく、まったく新しいコンピュータの使い方が可能になります。DropboxのProプラン、月額¥1,200。毎月¥1,200を払う価値はあります。今まで100GBだったデータが一気に1TBです。毎月¥1,200を払えば、あのデータを家に忘れてきたということがなくなります。

クラウド時代の新しいコンピュータの使い方を試してみましょう。

プラン - Dropbox
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