突然素晴らしいキーボードに出会いました。大型電気店で、ふと目に入ったキーボードを偶然触った瞬間にゾクっとしました。寝耳に水の出会いに興奮し、すぐに購入してしまいました。購入したといっても、お値段3,000円。この値段でこの打鍵感はありえません。キーボードだけではなく、マウスまで付いてくる上にワイヤレスなのですから。こんなお値打ちなキーボードは他にないでしょう。
本日は「LOGICOOL ワイヤレスコンボ mk240 ブラック MK240BK」のレビューをします。
仕様説明
線がないキーボードとマウスです。接続方法はBluetoothではなく、Logicoolの独自仕様です。USB端子に差し込むドングルを介し、キーボードとマウスの操作を受け付けます。Bluetooth接続ではないので、iPhone、iPadに接続することはできません。Mac、Windows PC、Android(ホスト機能を持ったmicro USB端子が必要)で使うことができます。
約3,000円という価格のため、かなりプラスチッキーな質感ですが、使う上で支障はありません。むしろキーボード本体が軽くなって良いほうに作用しています。
本体背面に単三電池を2本入れる仕様になっています。最近のワイヤレスキーボード・マウスに多い充電タイプではありませんが、半年から1年ほどは電池が持つようなので、この仕様で問題はないでしょう。単三電池を2本入れても、重いということもありません。マウスも軽快に動かすことができます。
十分なキーピッチ
「LOGICOOL ワイヤレスコンボ mk240」の素晴らしいところは、コンパクトなのに、十分なキーピッチがあるということ。こういったコンパクトなキーボードは、サイズを重視するあまり、キー自体の大きさが不十分なことがあります。僅かなサイズの違いが、キーの叩きやすさに大きく影響します。奇をてらわず、基本に忠実な設計にしたことが、このキーボードの完成度を高めています。
打ち慣れたキーの大きさで文字を打ち続けることができる。当たり前のようで難しいことを、キッチリとやっているキーボードです。
キーの大きさは16mm×16mm、キーピッチは19mm。一般的なノートパソコンと同じサイズです。窮屈な感じになることもなく、とにかく快適に打ち続けることができます。
深いキーストローク
キーストロークも十分な深さを確保しています。商品説明を確認すると、2.5mmほどあるようです。実際にキーを高速で叩いていても、非常に打ちやすいキーストロークと感じます。キーピットとキーストロークが納得できる仕様になっているおかげで、上々の打ち心地を提供してくれています。
アイソレーションではない隣り合わせのキー
最近のノートパソコンに多い、キーとキーが離れたタイプのキーではありません。キーが隣り合わせになっています。昔のレッツノートやThinkPadのでよく見られたキーボードになっています。キーとキーが隣り合っているおかげで、タイプミスをしにくいキーボードです。キーとキーの間が開きすぎていると、指が押す位置を掴みきれず、タイプミスを誘発します。最近では少なくなってきたタイプのキーボードですが、非常に打ちやすいキーボードです。ノートパソコンもこの仕様にしてほしいと思います。
軽い
価格が安いため、質感がかなりチープです。全面プラスチックで作られています。見た瞬間に安っぽいなと思ってしまいますが、そのおかげで重量が350gと軽くなっています。このキーボードを外に持ち出して使う人は少ないかもしれませんが、このサイズにこの軽さなら、モバイル用のキーボードにすることもできます。
キーボードの重さが軽くなると、キーの打ち心地が悪くなる傾向ですが、上々の打鍵感です。キーもプラスチックで出来ているため、やや硬さはあるものの、下手なキーボードより断然打ちやすくなっています。
質感はチープですが、その副産物として軽くなるという恩恵を受けることができました。
マウスまで付いてくる
こんなに打ちやすいキーボードが3,000円で買えるだけで満足なのに、ワイヤレスのマウスまで付いてきます。マウス自体は至って普通のマウスです。左クリックと右クリックボタンの間にホイールが付いています。ホイールを回せば、画面をスクロールさせることができます。さらにホイール自体を押し込んでクリックする3ボタンマウスになっています。パソコン(Mac、Windows PC)で使う場合は、マウス設定ソフトを使うことで、ホイールボタンにも機能を割り当てることが可能です。
ワイヤレス
※写真
Bluetooth接続ではないため、iPhoneやiPadでは使うことはできません。Androidスマートフォン(タブレット)でも使えないかと思いきや、micro USBハブを使ってUSB端子にドングルを差し込むと、とくに設定をすることなく、普通にキーボードとマウスを使うことができるようになりました。Bluetooth接続ではなく、専用のドングルを使っていることがマイナス点とも捉えることができますが、専用の方式にしたことの恩恵もあります。Bluetooth接続じゃないため、しっかりとキーボードとマウスをワイヤレスで接続してくれます。Bluetooth接続ですと、周りの電波と混線して、キーを押してないのにキーが押される症状が発生することがあります。スターバックスなどのカフェですと、スマートフォン、タブレット、パソコンを使っている人が多くおり、Wi-Fi接続でインターネットを楽しんでいる人がたくさんいます。こういった環境でBluetooth接続のキーボードを使うと、押してない文字が勝手に押されるという症状が頻発します。さらに、高速でタイピングをしていくと、文字が付いてこないこともあります。これらの症状が積み重なると、かなりのストレスになります。しかし、「LOGICOOL ワイヤレスコンボ mk240」なら、専用のワイヤレス接続になっているため、快適に文字を打つことができます。
Bluetooth接続じゃないことが「LOGICOOL ワイヤレスコンボ mk240」の欠点でもあり、大きな利点でもあります。
ワイヤレスのレシーバが大きいのが不満
価格から考えると満点に近いキーボードになっています。あえて不満点を探すと、ワイヤレス通信をするドングルがやや大きいということでしょうか。Logicool製品でおなじみの、「Unifying レシーバー」ではありませんが、そこまで邪魔になるサイズではありませんので、このサイズでも許容範囲でしょう。
これは即買いです
こんなに素晴らしいキーボードが存在することを知りませんでした。キーとキーが離れていないキーボードを探していたところ、思わぬ名機に出会ってしまいました。こんなに素晴らしいキーボードで約3,000円です。多くの方が使っているキーボードより、「LOGICOOL ワイヤレスコンボ mk240」のほうが、断然打ち心地の良いキーボードでしょう。購入しやすい価格ですし、即買いしてしまいましょう。
キーの打ちやすさ:★★★★☆(ほぼ満点だが、ややキータッチが硬いと感じるかも)
デザイン:★★★☆☆(デザインは悪くないが、質感はチープです)
おすすめ度:★★★★★(この値段なら即買いです)
Twitter でおーの ゆーやをフォローしよう!
Follow @15tei