いつも参加させてもらっている、朝活@NGO主催の講演会に参加してきました。
名古屋駅、伏見、栄、藤が丘で活動しています。
アメブロにも詳細が載っています。
朝活@NGOとは、簡単に言いますと、朝に読書会をする会です。毎回課題本が出ますので、それを各自で読み、みんなで色々話す会になります。小久保さんが主催をされていますが、毎回課題本の選定が素晴らしく、自分ではなかなか読まないような本を選んでくれます。自分があまり読まないタイプの本を読めることで、自分の視野が広がったと思います。人はどうしても自分の好きな物に偏ってしまう傾向があります。こうやって半強制的に(この会に参加するという選択は自分ですが)指示されることで、自分を成長させてくれます。
いつもお世話になっている朝活@NGOですが、本日は本の著者を招いてのイベント。いつも朝活に参加していますし、本日の内容は、著者のプレゼンの後に、いつもより長時間みんなと課題本について話せるということで、迷いなく参加してきました。
スペシャルイベント!
会場は、名古屋駅前にある愛知県産業労働センターウインクあいちの10階。入るとすでにたくさんの人が。そしていつものように女性が多い。名古屋はセミナーや習い事は、女性の参加率がとても高いように思います。女性の意識が高いことを感じるたび、もう男は本当にダメだなぁと。まずカイゼンしないといけないのは男だと思います。僕もその中の一人ですが(笑)
名古屋では数少ない、まともな会場(笑)
セミナーの様子。ここの会場は白を基調にしていて、とても清潔感があって綺麗。名古屋でセミナーやるなら、ここが一番でしょう。
本日のセミナーは二部制。まずは、本日の課題本「世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方」の著者の原マサヒコ氏の講演です。
原さんは、トヨタディーラーメカニックの勤務時代、23歳という若さで、トヨタの整備技術社内コンテスト「トヨタ技能オリンピック」で優勝しています。あのトヨタのメカニックですから、かなり優秀な方が多いのではないかと。その中で最年少で優勝されるということは、普通に仕事をしていては優勝はできません。著書にたくさん仕事のことについて書いてありますが、日々の仕事を高い意識でしていたからこその結果だと思います。
そのトヨタで有名な言葉といったら「カイゼン」著書のタイトルにもあるように、世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方とは、カイゼンのことです。原さんの本に書かれていることを元に話しながら、本の出版にまつわるエピソードや、原さんの仕事観の話等、1時間飽きさせること無く話してくれました。
原マサヒコさんの講演のよかったところ
・話すテンポが丁度いい。
人前で話すときは、テンポみたいなリズム感が大事ですが、この辺りはさすがでした。今の原さんの話し方になるまで、かなり試行錯誤したんだろうなと思います。普通にサラッとやっていることこそ、見えない陰の努力があります。
・最初の掴みもうまかった。
1対多数という形式で話す時は、絶対的に最初の掴みが大事です。掴みで聴衆の心を引き寄せないと、話しが聞き手に入っていきません。自分のプロフィールを紹介されるときに、若い頃のヤンチャな写真をうまく使って笑いを取っていました。自分をさらけ出しての聴衆との距離感の取り方、さすがです。
・スライドが綺麗で見やすかった。
話すだけでなく、こういった資料の作りも良かったです。著書でも触れていますが、「パッと見で分からなければ意味がない」のです。相手にどうしたら伝わるのか。スライドのフォント、文字の大きさ、エフェクト等、細かい所もしっかりできていました。この辺りは、講演をするたびに、カイゼンしていったのかぁと思いました。
・聞き手の興味のある話しを最後に持ってきた。
講演の終盤に、聞き手の参考になるような、実例を持ってきていました。とある方の働き方みたいな紹介です。こういう仕事をこの年でしていて、こうしてああしていたら、こうなったみたいな話です。聞いた人たちが来てよかったなぁと思ってもらえるように、役に立ちそうな話しを終盤に持っきたことで、いい終わり方ができたと思います。
というような点がとても良かったと思います。講演の内容は、ビジネス書の著者らしい、仕事の話です。整備工場で働いていただけあって5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)が仕事のベースになっています。5Sって当たり前のようなことだけど、何をやるにしても使えます。整理と整頓の違い。似ているようで全く意味が違います。だいたいの人は整理はできます。(いるものといらないものを分け、いらないものを捨てる)しかし、整頓ができません。(必要なものをいつでも誰でも取り出せるよう、秩序だてて配置すること)サラリーマンの1年間の何かを探している時間が150時間とも言われています。自分の職場の周りの人を思い浮かべて下さい。いつもやることの遅い人って、常に何か探していないですか?そういった人達は整頓ができていません。(整理もできていないので整頓もできないとも言えます)物を探すのが仕事ではありません。原さんの根底にあるのは、この5Sだなと思いました。
そして「巧遅より拙速」の大事さ。現代はスピードの時代です。通信手段も発達し、いつでも誰とでも連絡が取れるようになりました。だからこそ、余計にスピードが際立ちます。「いつでもできる=すぐにやらない」人が多いのです。こういった時代だからこそ、すぐやる人は成功します。完璧を目指して、いつまでも完成しないのはいけません。ある程度のところでキリをつけ、勝負をかけましょう。自分の中にしまっておいては、他人は理解のしようがありません。原さんもすぐにやることで、自分の未来を切り開いてきました。
あとは、情報発信が改めて大事だと思いました。終盤のこんな風に人生変わったよ、という人物紹介の時に出されていた方々も、皆情報発信をされていました。インターネットが普及し、誰でも情報発信ができるようになりました。「誰でもできる=誰でもやっていない」と思います。僕は現在、読んだ本はすべてブクログに書評を書いています。ただ読むだけでなく、アウトプットすることで、理解力も変わってきます。この原さんの著書もブクログに書評を書きましたが、原さん直々にTwitterでお礼の言葉を頂きました。
[blackbirdpie url="https://twitter.com/masapikoo/status/273928543115833344"]
ちゃんと情報発信すると、本の著者が反応してくれるのは、嬉しいことだと思いませんか?是非、皆さんも書評を書いてみて下さい。
第2部は5名ほどで今回の本についてみんなで話し合いました。いつも思うのですが、自分では気付かなかったことを、他の人が教えてくれます。こういった会は本当に有意義な時間になります。一人で本を読んでも、中々その面白さを共有できる人は周りにいません。是非、この朝活に参加してみてはどうでしょうか?
名古屋の朝活といったら、朝活@NGO
以上のような講演会でした。皆様お疲れ様でした!まずは、「巧遅より拙速」ということで、このブログを書かせていただきました(笑)
Twitter でおーの ゆーやをフォローしよう!
Follow @15tei