先日、男女複数でワイワイと話す機会がありました。1番盛り上がった話題が、スマートフォンでした。スマートフォンといっても、こんなアプリあるよ!、そのスマホかっこいい!、ケース可愛い!といった話題ではありません。下世話な話になりますが、盛り上がったのは、お金の話でした。スマートフォンでお金の話題というのは、毎月払っている料金のことです。当たり前のように使っていて、なんとなく払っている、スマホの料金。
特別なことはしていないのに、ちょっと高い気がする。
そう思っている方がたくさんいることが分かりました。僕はスマートフォンとかパソコンが大好きなので、少々高い料金でも納得して払いつつ、値段を少しでも下げるための手段を取ってきました。しかし、どうしていいのか分からず、ズルズルと毎月料金を払っている人がほとんど。そういった人たちのために、少しでも料金を下げる方法を、紹介します。
みんなどれくらいスマホの料金を払っているの?
契約や付けるオプションによって料金が変わってきますが、いろんな人の話を聞くと、7千円から1万円前後の料金のようです。
みなさん思っているのが、ちょっと高い、もう少し安くしたいということでした。
ちょっと高いと思う原因のひとつに、昔は毎月の料金が、6千円から8千円ぐらいに収まっていたからでしょう。同じようにiPhoneを使っているはずなのに、気が付いたら以前より高くなっていた。これでは納得がいきませんよね。
スマホの料金の仕組
安くしたいと思うのなら、まずは料金の仕組みを知る必要があります。保険の次に分かりにくいといってもいい、スマホの料金。目を逸らさずに、しっかりと覚えましょう。
- 通話定額 2700円or1700円
ネット接続基本料 300円
データ定額(パケット代)?円
スマホの本体代?円
毎月の割引 ?円
オプション ?円
この6つの項目で、スマホの料金ができていると覚えてください。複雑に見えるスマートフォンの月額料金ですが、この項目に当てはめていくことで、自分のスマートフォンの料金を算出することができます。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
通話定額とは
以前の契約は、通話は定額ではありませんでした。基本料金が980円ほどかかり、話した分だけ通話料が加算される仕組みになっていました。30秒通話すると20円でしたが、今はどれだけ話しても通話料がかからない(1700円のほうは通話料時間の制限あり)、話し放題という仕組みになっています。
以前よりお得になっているように思いますが、実は通話が定額になったことで、値上げになっているのです。月に67分以上通話をすると、初めて通話定額の元が取れます。1700円の通話定額の安いプランですと、月に42分以上通話をすると元が取れます。42分ぐらいだったら、安い通話定額がいいかもと思いますが、大きな落とし穴があります。5分を越えると、30秒ごとに20円の料金がかかります。この5分というのが絶妙の設定です。ちょっと話が盛り上がると5分を越します。5分を越すと、30秒ごとに20円の通話料金が加算されていきます。25分余分に話すと、ちょうど2700円の通話定額と同じになります。
このような仕組みになっています。通話をたくさんする人は、2700円のほうにしておいたほうが無難かもしれません。
しかし、昔から通話なんてほとんどしないという人にとっては値上げになります。通話さえしなければ、980円だったのが、最低でも1700円になってしまったからです。新しい料金プランに変わったことで、720円の値上げになってしまったのです。コミュニケーション系のアプリがメールに取って変わるようになった今、通話をする機会は減っています。1ヶ月に1度も通話をしない人も多いのではないでしょうか。
まず、通話の料金システムが変わったために、昔より料金が高くなっているのです。
ネット接続基本料
docomoはSPモード、auはLTE NET、SoftBankはS!ベーシックパック(i)という名称で、毎月300円かかります。スマホでインターネットをするための基本料金のことになります。
データ定額
1番使うのが、インターネットへの通信です。基本的には無制限に通信をすることはできますが、決められた容量を越えると、通信速度に制限がかかります。速度制限になると、ありえないほど遅くなります。まったくWebページを読み込まないので、スマートフォンが壊れてしまったかと思うほどです。
スマートフォンの処理性能が上がって、何をやるにしてもストレスなく使うことができるようになりました。さらに3GからLTEに進化し、どこでもサクサクと通信できます。スマホの性能が上がったことと、通信速度が向上したことで、以前より通信する量が増えています。
以前ですと、7Gを使い切るほうが大変でしたが、今では7GBなんてあっという間に使い切ります。通信速度が高速になり、ディスプレイも高精細になっているので、以前より通信量が増えています。昔より通信容量を拡大してくれないと、以前と同じ感覚で使うことができません。それなのに、通信容量が減らされてしまいました。より大容量のプランを選択できるようになりましたが、高い料金を払わなければいけません。
はっきりいうと、改悪されてしまいました。昔は7GBという制限容量でしたが、今は1GB、2GB、5GB、8GB、10GBという感じになっています。ここでポイントなのは、7GBという選択肢がなくなったことです。7GBでも足りないぐらいの時代です。とりあえず8GBにしておきたいところですが、8GBを選択すると以前より1000円ほど高くなります。すでに通話定額で料金が高くなっているので、仕方なく5GBにするしかありません。5GBにすると、昔のデータ定額より、700円ほど安くなります。できるだけ以前と同じ料金にしようとすると、5GBを選択するしかないのです。
まぁ5GBでも足りるかと思って使う訳ですが、以前よりスマホの環境が良くなっています。サクサクと処理ができるようになった端末、自宅の光回線にも負けないぐらい高速なLTE。このような要因により、月の半ばぐらいで5GBを使い切ってしまいます。なんとかカフェのWi-Fiなどを使って乗り切りたいところですが、一度便利な世界をしってしまったら戻れません。仕方なくデータをチャージしてしまうでしょう。
データをチャージすると、1GBで1000円かかります。1回のチャージで済めばいいのですが、月に2、3回はチャージをする人も多いでしょう。毎月3回チャージしてしまう人は、素直に8GBを選択しておきましょう。
スマートフォンの本体代
みなさんが普通に使っているiPhoneですが、値段が8万から10万円します。この事実を告げると、目を丸くして驚く人がたくさんいますが、パソコンにも引けをとらないものが、手のひらに乗るサイズで出来ています。これぐらいの値段になるのは当然です。
8万から10万円という値段で驚く理由は、お店にスマートフォンを買いにいくと、1円も支払わずに新しいスマートフォンが手に入ってしまうからでしょう。店頭では何も支払うことなく、新しいiPhoneやスマートフォンを持ち帰ることができます。タダでスマホを買ったと思っているかもしれませんが、毎月の料金に合算されて、スマートフォンの代金を支払っています。24回の分割払いになっており、毎月3000円ぐらいのスマホ代を支払っているのです。
実質0円、一括0円だと、よく分からない単語が飛び交っていた時代もありましたが、諸事情により一括0円はなくなりました。一括0円どころか、実質0円もありません。もうタダでスマートフォンを手に入れることができる時代は終わったのです。
スマホの本体代が、毎月の料金に重くのしかかっています。
毎月の割引
スマホの端末代が3000円もすると、毎月の料金が結構な金額になります。なんとか割安感を出して買ってもらうために生まれた秘策が、毎月の料金から値引きをするというシステムです。
docomoは月々サポート、auは毎月割、SoftBankは月々割という名称で、毎月の料金から割引がされています。この毎月の割引があるおかげで、お値打ちな料金でスマートフォンを使うことができるのです。
以前は、端末の代金とほぼ同額の値引きが入っていましたが、0円はダメだという国からの厳しいお達しにより、端末代が3000円だと、値引きが2400円ぐらいになっています。3000円-2400円=600円。600円を24回で支払うことで、端末代が実質14000円ぐらいという感じです。
なんだ8万もするスマートフォンが、2万円で買えるのかと思ってしまいますが、この値段を維持するには、その携帯電話会社と2年間契約し続ける必要があります。途中で解約すると値引きはなくなり、本来の端末代金約3000円を支払い続けることになります。また、2年間以内に解約をすると、解約金が1万ほどかかります。格安SIMカードを使って安く使おうと思っても、解約料金が1万もかかるのなら、ずっと使ったほうがいいのかなぁとなってしまうでしょう。
値引きをしてくれるのだから、解約金がかかるのは仕方がない感じがします。どうせスマホは使うんだし、端末代を払い終えるまで使い続けようと思うでしょう。我慢して契約し続けて、端末代金の支払いが終われば、毎月の料金が3000円安くなる!そう思うことでしょう。
ところがどっこい、端末代金の支払いが終わると、毎月の割引がなくなります。毎月の割引がなくなるとどうなるのでしょうか。
毎月の料金がずっと変わりません。
ようやくスマホ代の支払いがが終わり、これからは料金がグッと下がるぞと思いきや、料金は変わりません。実質0円がなくなってきているので、スマホの端末代の支払いが終われば、これからは多少毎月の料金は下がりますが、大きく料金は変わりません。
この毎月の値引き額をうまくコントロールすることで、いつまで経っても料金が安くならないようになっているのです。
オプション代
毎月の料金を微妙に高くするのが、オプション代です。スマホの保険、サービスやコンテンツの料金が加算されます。このオプション代が曲者で、1つ1つは数百円ですが、複数契約していると、結構な金額になってきます。これとこれのオプションを契約しないと、ここでスマホを契約することができないという、横暴な販売方法がまかり通ってしまっており、よく分からないまま、たくさんのオプション代を払っている人もいます。明日以降、ここに電話して解約してくださいと案内されますが、混雑していて電話がなかなか繋がらないので、また今度にしようということになり、気がつけば料金が発生してしまうこともしばしば。解約するのも面倒くさいので、結構な金額を払っている方もいるのではないでしょうか。
塵も積もれば山となります。数百円だからと軽視せず、不要なオプションは契約しないようにしましょう。
シンプルに考えよう
なんだかよく分からないようにすることで、そのまま使い続けてもらおうという感じになっています。難しく感じるスマホの料金も、1つずつバラして見てみると、少しは分かりやすくなります。難しく考えずに、シンプルに考えて、自分が毎月払っている料金もの仕組みを理解しましょう。
料金の算出表を作りましたので、よかったら使ってください。
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