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マッキーの曲が24Bitデジタル・リマスタリング音源のSHM-CDになった! その2

さぁ1stアルバムに続いて、2ndアルバム「君は誰と幸せなあくびをしますか。」を聴いていきましょう!

君は誰と幸せなあくびをしますか。

まず、このタイトル。日常の中にある何気ないシーンを切り取り、僕らが気付かないことを歌にすることで教えてくれる、マッキーらしいタイトルだ。

1.どんなときも。〜Instrumental Version〜
どんなときもをストリングスでイントロにし、映画の導入部のように始まる。日本のどのミュージシャンよりも、歌の中の登場人物が聞き手の心の中に思い浮かぶマッキーの曲は、こういった演出がピッタリだ。
従来のCDよりも圧倒的にストリングスのスケール感が違う。この辺りは24bitデジタル・リマスタリングと、SHM-CDになった効果を存分に感じることができると思う。

2.僕の彼女はウェイトレス
このアルバムのスタートは、社会人の男性と学生、いや社会人の彼女だろうか。この歌だけで映画が作れそうな、ハッピーさと若者の緩い生き様と無限大の奇跡を起こすパワーがミックスした曲だ。
「僕の彼女はウェイトレス。慣れないレジをたたく姿を僕はまだ見たことはないけど」
ここの部分の歌詞で、やっぱり彼は昼間に働いていて、その間にウェイトレスをしている彼女の姿を見たことがないとも取れるし、「慣れないレジをたたく姿」というところで、まだ働いて間もないから彼女の仕事をしている姿を見たことがないとも取れる。この書き方だと両方とも正解だろう。
そしてここの情景描写が抜群。
「低い冷蔵庫しゃがみこんで冷たいビール探している横顔は僕だけのポラロイド」
この表現力。映像にしなくても歌でこれを表現してしまう。「低い冷蔵庫しゃがみこんで」で、一人暮らしのぼろいアパートの彼の部屋にいる彼女の姿がハッキリと浮かんでくるし、「横顔は僕だけのポラロイド」で、彼から見た彼女の姿と、彼のこの目の前に見える姿は僕だけのものだぞ!という彼の気持ちも伝わってくる。
他の部分も恋愛中のカップルが聴いたら、ニヤニヤしちゃう表現が満載。必聴です。
ちなみに、この曲の最後が突然切れて終わるけど、CDの不良ではありません(笑)そういう演出です。

3.「AFTER GLOW」
別れた後の歌なんだろうけど、「そう言う僕に少しガッカリして欲しいけど今は幸せと笑う君のほうがいい」別れているのに、「今は幸せと笑う君のほうがいい」ってどういうことなんだろうか?

4.「Necessary」
「涙でゆがんだ顔を見せまいと逃げるように飛び出した 君を今追わなきゃもうダメだと傘もささずに追いかけた」
「につまった訳じゃない。二人が同じ賭けを思いついてどちらからともなく待っていた。寄り添い合えるきっかけを」
このBメロの部分がこの曲のキーポイントになっている。このBメロのメロディーもめちゃくちゃいい。

5.「満月の夜」
イントロのSEがマッキーらしい。SHM-CDでよりいい感じになっています。この曲の歌詞もすごい。他の女性を好きになって浮気している彼の歌だろうけど、心理描写がすごい。こんな風に浮気した男の気持ちを書ける人はいない。

6.「EACH OTHER」
「あれから君によく似た人と暮らしてみた結局似ているだけで君とは違った。でももし今君に好きだと言われてもやっぱりうなづけない、全ては変わっていく。そう思い出なんて時間が程本当以上に美しく心に残るから人は惑わされる」
ちょっとすごすぎてコメントのしようがない。21歳でこの歌詞を書いている、、、

7.「ひまわり」
「ずっと一緒だよってかわした約束も今は笑っちゃうくらい恥ずかしい嘘だけど、そういったぼくらの本当の気持ちあの時間にちゃんとのこってる」
あの時間にちゃんとのこってるという考え方は、槇原敬之らしいなぁ。

8.「CALLIN'」
別冊のブックレットにも書いてありますが、この曲は電話関係のCM曲として作っていたそうです。結局CM曲にはならなかったとのこと。携帯電話がない、家電しかない時代の素晴らしい曲だと思います。
冒頭部分の、君を強く抱きしめたから、内ポケットに入っているタバコがつぶれているという表現は、日本中のどのアーティストでも書けないでしょうね。

9.「3月の雪」
槇原敬之には珍しい卒業をテーマにした歌。季節外れの雪と旅立つ若者達の不安な心を書いた名曲です。

10.「僕は大丈夫」
このアルバムはラブソング満載のアルバムです。その最後を締めくくる歌と言ってもいいでしょう。このアルバムでは、彼のほうが浮気していたり、立場が彼のほうが上に取れる曲が多いけど、最後のラブソングで、彼女が他の男性を好きになった歌を持ってくるところに脱帽です。

11.「どんなときも。」
このアルバムの最後に聴くと、映画でいうところの、エンドロールのような曲に聞こえます。説明不要の大ヒットソング。ラブソング満載のアルバムの中で、このライフソングがあるからこそ、この曲の良さが際立って聞こえます。ライフがあるから、ラブがある。デビューして2年で、もう槇原敬之は分かっていたんでしょうね。

僕は「どんなときも。」以降、「君は僕の宝物」からのファンなので、この1stと2ndアルバムを改めてじっくり聴いてみると、槇原敬之は最初からレベルが違いますね。歌詞、メロディー、サウンドクリエイティング。
本当に槇原敬之のファンで良かったなぁと思います。

その3へ続く、、、

 

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