先日僕のタイムラインにこんな記事が流れてきた。

ロケットニュース24記事:槇原敬之ファンがガチで選ぶ「槇原敬之の好きな曲」トップ10

2015年5月に行われた、東京国際フォーラムでのライブに参加したファン100人に聞いた結果のようだ。好きな曲を1人3曲ずつ挙げてもらい、それを集計したとのこと。

1位: どんなときも(45票) 
2位: LOVE LETTER(41票)
3位: GREEN DAYS (21票)
4位: 北風~君にとどきますように~(20票)
4位: 遠く遠く(20票)
6位: 君は僕の宝物(17票)
6位: PENGUIN(17票)
8位: Fall(14票)
9位: 僕が一番欲しかったもの(12票)
9位: 太陽(12票)
9位: どうしようもない僕に天使が降りてきた(12票)

9位が同数で3曲になったため、全11曲になったそうだ。このアンケート集計に挙がった曲は、なんと50曲をオーバー。表がバラけるのも槇原敬之らしいとも言える。

しかし、真の槇原ファンを自負する僕だからこそ言わせてもらおう。

至って普通の結果。まったく面白くない。

こういったアンケートは、どうしても有名曲中心になってしまうのは仕方がないとは思う。でもそれではつまらないじゃないか。

普通のファンが知らないような曲を知ってもらうために、槇原敬之ファンに聞くのではなく、僕の独断で10曲選ばしてもらおう。

全部

いきなり結論を言ってしまうと、槇原敬之の好きな曲を教えて下さいと聞かれたら、いつもこう答えている。

全部

いやいや1番好きな曲を1曲だけ教えてくださいと言われても、だから全部だ!いつもこう答えている。真の槇原敬之ファンなら分かってくれると思うが、槇原敬之の曲は全部いい曲過ぎて、好きな曲を1曲選ぶのは到底無理なお願いである。

槇原敬之にしか書けない歌詞。自由奔放なメロディー。多彩なサウンド。シングル、アルバム曲関係なく、彼の想いが詰め込まれた曲には、それぞれの曲ごとに、槇原敬之しか作れない世界観が構築されている。曲ごとに良さがあるため、どうしても1曲を選ぶことができない。だから全部という答えになってしまう訳だ。

しかし、これでは企画が終了してしまうので、なんとか10曲を選んでみることにしよう。勿論「どんなときも。」「どうしようもない僕に天使が降りてきた」などの大ヒット曲も大好きなのだが、みんなの知っている曲を挙げても仕方がない。

きっと知らないだろうという曲を中心に10曲挙げてみたいと思う。

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真の槇原敬之ファンがガチで選んだ10曲

なんとか10曲を選んだため、順位はないのをご了承頂きたい。

  • 濡れひよこ
  • Dance with me.
  • Witch hazel
  • DANCING IN THE RAIN(ENGLISH VERSION)
  • Hey...
  • 星の光
  • I need you.(シングル・バージョン)
  • 風は名前を名乗らずに
  • Alone
  • TWO MOONS(go home version)

これがなんとか選んでみた10曲だ。槇原敬之ファンでも知らない曲があるのではないだろうか。せっかく10曲選んだことだし、曲の解説をしよう。

濡れひよこ

アルバム「太陽」に収録。ちょっぴり切ないけど元気が出る。このさじ加減は槇原敬之にしかできないだろう。槇原得意のピコピコサウンドで、この曲をより可愛く仕立てています。

お勧めの視聴方法:休日に部屋の掃除をしながら。

Dance with me.

アルバム「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」に収録。人生をダンスに見立てて作り上げた曲。超ご機嫌なサウンドに、人生の素晴らしさをギュッと凝縮したような歌詞。人それぞれ違う毎日をあなたはどうやって過ごしますか。その答えはあなたの心の声が教えてくれるだろう。

お勧めの視聴スポット:休みの日の昼間に、軽快にステップを踏みながら。

Witch hazel

アルバム「SELF PORTRAIT」に収録。槇原の多彩なサウンドクリエイティング力が存分に発揮されたこのアルバムを象徴する1曲。ひと夏の恋をフレンチポップスで切なく仕立て上げる。ひと夏の恋のなんとも言えない切なさが凝縮されています。

お勧めの視聴スポット:8月の終わり頃の灼熱の太陽の下、オープンカーでワインディングを軽快に飛ばしながら。

DANCING IN THE RAIN(ENGLISH VERSION)

ベストアルバム「SMILINGIII」に収録。アルバム「君が笑うとき君の胸が痛まないように」に収録されている「RAIN DANCE MUSIC」の英語バージョン。知らない人が聞いたら、これを槇原が歌っているとは気付かないだろう。日本人が歌っているとは思えない英語の歌唱力、超かっこいいサウンド。「RAIN DANCE MUSIC」もダンサンブルな曲だが、英詞になって、よりダンサンブルなサウンドに。何回聞いてもかっこいい、間奏のギターサウンドも必聴だ。

お勧めの視聴スポット:高速道路をハイスピードで飛ばしながら。

Hey...

アルバム「Personal Soundtracks」に収録。友人が亡くなったことをきっかけに作った1曲。とても辛いテーマを、生前と死後の時間軸を対比させることで、言葉にできないほど切ない曲になっている。この切ないテーマに、超かっこいい槇原サウンド。最後のエフェクトのかかった英語のメッセージまでしっかりと聞いてほしい。

お勧めの視聴スポット:真夜中の帰り道に星空を見ながら。

星の光

アルバム「LIFE IN DOWNTOWN」に収録。僕の記憶が確かなら、宝くじに当ってハワイに行く曲を作っていたらこのような曲になったと槇原が言っていたように思う。愛する人と同じものを分かち合う難しさ。星のようにたくさんいる人の中から出会った二人が、同じように感動した星空が教えてくれた気持ちを胸に乗り越えていこう。宇宙の星たちと交信するようなサウンドも必聴だ。

お勧めの視聴スポット:誰もいないあなただけの秘密の場所で、満点の星空を見ながら。

I need you.(シングル・バージョン)

シングル「どうしようもない僕に天使が降りてきた」に収録。いわゆるB面と呼ばれる曲。アルバム「UNDEWEAR」にも収録されているが、あえてシンプルなシングルバージョンを選曲した。このシンプルなサウンドが、冬の冷たい空気感そのもの。Cメロの歌詞で号泣してほしい。

お勧めの視聴スポット:部屋の電気をすべて消した真っ暗な部屋で、ヘッドフォンを付けて目を閉じながら。

風は名前を名乗らずに

アルバム「Heart to Heart」に収録。不機嫌でイライラしているような時でも、そよ風が吹いて一瞬にして気分が良くなり心が変わってしまうことがある。そんな風のように何も見返りを求めず、そこにいるだけで相手を笑顔にできるような自分になりたいと願う曲。これぞ究極のラブソングじゃないだろうか。高い山の上から見下ろしたような壮大な間奏も必聴だ。

お勧めの視聴スポット:高い山の上や、日差しが強い暑い日に、木陰の下で涼みながら。

Alone

最新アルバム「Lovable People」に収録。槇原の曲で最長の7分27秒という超大作。たった一人で何かをやり遂げた、開拓者について歌った曲だ。広大な大地を感じさせるパーカッション、世界中の人たちの声がラーラーラララララーと遠くから聞こえてくるようなコーラスなど、地球全体を感じさせるスケール感溢れる1曲だ。

お勧めの視聴スポット:海外の広大な大地で佇みながら。

TWO MOONS(go home version)

アルバム「PHARMACY」に収録されている「TWO MOONS」ではなく、かなり後になってセルフカバーしたバージョン。シングル「花火の夜」に収録。PHARMACYに収録されているTWO MOONSは、若さゆえの歯がゆさや青白さを感じさせるが、このセルフカバーバージョンは、ぐっと大人なアレンジになっている。2番に入る前の、ラララララ~ラ〜ララ~のコーラスワークが芸術レベル。狭い路地裏から抜け出し、目の前に海が見えたような空気感を感じてほしい。

お勧めの視聴スポット:夜中にオープンカーで走りながら。ララララ~ラ〜ララ~のコーラスになるタイミングで大きな橋を登り切り、海がブワーっと見えると、言葉を失うほど感動するだろう。

明日10曲を挙げたらまた変わってしまう

10曲を挙げろというのが無茶な話だ。明日10曲を挙げてくれと言われたら、また違ってしまう曲になってしまう。それが槇原敬之というアーティストの凄さだ。

みんなが知っているような大ヒット曲以外にも、あなたの人生を変えるような曲がたくさん隠れている。よかったら今回挙げた10曲を聞いてみてほしい。きっとあなたの心を揺さぶるような曲があるだろう。

 

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