広告 レビュー 槇原敬之 音楽

マッキーの曲が24Bitデジタル・リマスタリング音源のSHM-CDになった! その1

日本のマッキーファンの中で10本の指に入るぐらい、槇原サウンドを聞き込んでいる!と自負している僕としては、このBoxセットを購入しない理由がありません。槇原敬之初期の7作品をBoxセットにした「EARLY SEVEN ALBUMS [Box Set]」が発売になりました。僕の手元にも届きましたので、早速レビューします!
まず、今回のBox Setの売りになっている、「24bitデジタル・リマスタリング」と、「SHM-CD」について調べてみました。

24bitデジタルリマスタリングとは

リマスターとは?
分かりやすく解説してあります。

僕も技術的なことは難しくてあまり理解していませんが、簡単に理解しようとすると、「音のデータの段階が以前のCDより増えているので(24bitに増えているため)最終的に出す音(アナログ信号)に近いデジタル信号で記録されたCDということでしょうか。

厳密にいうと間違っているかもしれませんが、このような認識でいいかと思います。CDは16bitで記録されていますので、最終的には16bitになっているのですが、16bitに落とす前に24bitで作っているので、16bitで作ったCDより音がいいということのようです。

「信号の段階を増やす=bit数を増やす」ほど、階段が細かくなってアナログ信号に近いデジタル信号が記録されるため、アナログに戻した際に、もともとの信号に近いものが再現できます。

次にSHM-CDとは
このSHM-CDというのもチラホラ目にします。僕もこのSHM-CDというのが発売するという時に最初にリリースされたCDを持っています。

このCDです。洋楽の名曲がたくさん入っていて、とてもお得なCDでした。シェリル・クロウが好きな僕は、 このSHM-CDに収録されているソーク・アップ・ザ・サンを聞いた時、音が全然違うぞ!と興奮しました。

SHM-CD SHM-CDとは?
素材をよくすることで音を向上させた。

こちらのサイトに詳しい解説があります。簡単に説明すると、CDの素材を従来のCDよりよい素材にすることにより、よりいい音を出しているということのようです。

今回リリースされました、槇原敬之の初期の7作品をひとつにした「EARLY SEVEN ALBUMS [Box Set]」は元音源をより細かい信号で、素材の良いCDにすることで、槇原敬之の名曲を最高の音で楽しむCDです。

技術的な細かいことは抜きにして、改めて槇原敬之の名曲を振り返ってみたいと思います。

君が笑うとき君の胸が痛まないように

槇原敬之の記念すべきファーストアルバムです。本人の顔写真が載っていないジャケット。その理由はこのBoxセットに入っている、別冊ブックレットでも本人が話しています。「こんな切ない曲を書いている人が、こんな人だったというショックが先に伝わらなくて済むのではないか」というレコード会社の人の判断のようです(笑)

「あまり曲を作り貯めしないマッキーが、唯一アマチュア時代の曲のストックがあってリリースしたCD」と本人も別冊ブックレットで話しています。槇原敬之は作詞・作曲・編曲をほぼすべての曲で本人がやっていますが、この1stアルバムは、まだ新人ということもあり、西平彰さんという方と編曲を一緒にやっています。
この別冊のブックレットで、メジャーレーベルのスタジオに足を踏み入れてみて、環境の変化とか如何でしたか?という質問に「ひとつ分かったのは、アマチュア時代にやっていた方法と、基本変わりないんだ」と話しています。「レーコーディングの方法とかマルチトラックの使い方とかは、高校の友人(沢田知久氏)とやってたことと同じで、これまでやってきたことが通用しそうだと思えたことは自信に繋がった」と語っています。この部分を読んで槇原敬之の才能が、すでにこのときにもう構築されていたんだと感じました。

この1stアルバムは「ANSWER」という今でもライブで歌うと拍手が起きる名曲から始まります。こんな曲をすでに18歳の時に書いていたのだから、凄いというしかありません。(リリースは20歳ですが、曲自体は18歳の時に書いている)そして、今回のSHM-CDバージョンの「ANSWER」を聞いた瞬間に鳥肌が立ちました。圧倒的に昔のCDより音がよくなっています!!!1st、2ndアルバムは、少し音質的に劣る部分を少し感じていましたが、今回のCDで別物ともいえるぐらいに良くなっています。この辺りは是非とも昔からのファンの人に聞いてもらいたいですね。このCDがリリースされた時の思い出が蘇ってくるのではないかと思います。全体的に音のクリアーさ、透明感、広がり方、音の位置がより立体的になって聞こえます。

2曲目の「RAIN DACE MUSIC」イントロからダンサンブルなサウンドですが、この音が抜群に良くなっているし、ドラムの音の抜けもよくなっています。間奏のサックスも最高です!

3曲目「80㎞の気持ち」
手拍子の音の立体感がよくなっている。「今日の僕の精一杯の、、、」のバックのチャンチャンって音が気持ちいい。
サビの「I cant'go on...」のgoのハモりが最高。

4曲目「12月の魔法」
スローテンポのミディアムナンバー。サビの多重のハモリの広がり方がパワーアップしていると思う。

5曲目「桜坂」
真ん中でカァーンとなる音の立体感が上がっている。ベースの音の厚みもましているように聞こえる。

6曲目「CLOSE TO YOU」
やっぱりドラムの音がいい。聞いてて気持ちいい。曲のスピード感とリズムが最高にいい。

7曲目「NG」
マッキーのデビュー曲。歌詞の所々に、槇原敬之にしか書けない繊細な表現が満載。
「忙しい日々の隙間の中途半端な空白」
「二人で暮らした日々よりも誰かの噂を信じた僕になぜうつむいたまま言い返せなかったの」
「私電の高架下君が聞きとれないから、何度も好きと言わされたあの日さえ陰る」
この曲に「NG」とつけるセンスはさすが。

8曲目「FISH」
アフリカンチックなサウンドだと思うのは僕だけでしょうか?イントロと終わりのパーカッションは、アフリカンパーカッションですよね?SHM-CDになってボーカルがよりリアルになり、歌詞がものすごい心に入ってくる。
「他の誰かの腕の中は光の届く浅い海。僕といるよりもっともっと綺麗な色を見せるのか」
改めて聞くと、すごい歌だ。いやとんでもない歌だ。

9曲目「君を抱いたら」
「君を抱いたら、時をいつもより早く進ませても止めることはできない」
「夢を追うのにつかれてくじけそうになった時、視線をゆるめたらいつも側にいて」
20歳でこんなラブソングを作ってしまっていたのか、、、すごいとしか言いようがない。

10曲目「北風」
数年後にシングルカットされて有名になったこの曲も、実は18歳の時に作った曲。SHM-CDになり、冬の空気感がパワーアップ。目を閉じて聞いたら、自分の中に冬景色ができるでしょう。

こうやって1stアルバムも改めて聴いてみると、歌詞の表現力が圧倒的にすごい。リリースしてから22年。まったく色褪せていないのを再確認。1stアルバムから様々な楽器を使っているし、槇原敬之のすごさがすでにこの時点で出ている。最高にいい。このアルバムは是非聞いたことのない人達にも聞いてほしいと思います。

まず、1stアルバムを聴いただけで大満足のBox Setですが、この際全アルバムを振り返りたいと思います。

その2へ続く、、、

 

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