携帯電話キャリアは、消費者に喧嘩を売っているのでしょうか。docomo、SoftBankに続いて、auも新料金プランを発表しました。
auも新料金プラン発表、通話定額と通信量を選べる「カケホとデジラ」 - ケータイ Watch
結局は各社横並び。
3キャリアの料金プランを簡単にまとめると、強制的に通話し放題になるため、通話料の基本料金が、約1,700円の値上げ。データ通信プランを細かくしたが、今と同じ7GBのプランはなく、容量を下げて値段を下げるか、容量を上げて値段も上がるしかない。どうやっても、あまりユーザーにメリットがない料金プランになっています。
携帯電話キャリアの狙い
通話定額になることで、ちょっとしたことでも電話を使うことになるでしょう。しかし、音声でやりとりすることも減っている昨今、多少音声通話が増えても、回線への影響は微々たるものです。むしろ、音声通話の基本料金を値上げしたことで、各社の利益は大幅に増えます。
多くのユーザーが望んでいる、データ通信回線の値下げ、通信制限容量の撤廃をしてしまうと、間違いなく通信回線がパンクしてしまいます。データ通信の料金プランを細かくすることで、なんとかユーザの目をごまかすしかありません。料金を上げる下げるの問題ではなく、ユーザーに少しでも回線を使わせないようにして、回線の混雑を防ぐのが、今回の新料金プランの最大の目的です。
特徴なき料金プランが、再びキャッシュバック戦争を勃発させる
結局は各社の料金プランが同じになったことで、再びキャッシュバック戦争が勃発するとしか思えません。キャッシュバックに規制が入ると言われていましたが、今もキャッシュバックは継続しています。2014年3月よりは、キャッシュバックの金額が落ち着きましたが、再びキャッシュバックの金額を上げるしかないでしょう。
もうすぐiPhone6が発売になりますが、iPhone5c、iPhone5sの在庫が相当数あると思われます。ユーザーの関心はiPhone6にいくでしょうが、貯まった在庫を減らすため、間違いなくキャッシュバック戦争が起きるでしょう。料金プランにキャリア毎に違いがあれば、キャッシュバック戦争をする必要はありませんが、明らかに改悪されている料金プランでは、キャッシュバックをして、無理矢理契約者数を増やすしかないでしょう。
貯まったiPhoneの在庫+特徴なき料金プラン。この2つの要因により、今年の秋から年末には、大キャッシュバック戦争が勃発します。その時に向けて、新規一括0円案件、もしくは格安SIMを使って、自分の持ち弾を増やしておくのがいいでしょう。
PS:6ヶ月規制を回避しようとすると(解約料が高くなる)、今契約しても、2015年1月以降になってしまいます。おそらく1月になっても、iPhone5cと、iPhone5sの在庫はあると思いますが、できることなら早めに弾を用意しておいたほうがいいと思います(格安SIMは6ケ月待たなくても大丈夫です)。
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