ついに新型Nexus発表。Nexus５も新色を追加して継続販売。

噂通り、新型Nexusシリーズが発表されました。このたび新しく発表されたNexusは２種類。Nexus６と、Nexus９の２端末です。Nexus６は、iPhone６ Plusと対抗、Nexus９は、iPad miniと対抗する端末になります。

Nexus６はかなり大きいので注意

Nexus６は、Nexus５の後継機種という位置づけかと思いきや、どうやらそうではないようです。本体サイズをよく見てみると、高さ159.2×幅82.9×厚さ10.1mm、本体重量は184gになっています。このサイズは、AppleのiPhone６ Plusとほぼ同じサイズになります。iPhone６ Plusのサイズは、高さ158.1×幅77.8×厚さ7.1mm、本体重量は172g。ややNexus６のほうが大きくなりますが、画面サイズがiPhone６ Plusが5.5インチに対し、5.96インチですから、画面サイズが大きい分、Nexus６のほうが大きくなっています。こうやってiPhone６ Plusと比較すると、画面サイズの割にコンパクトにまとめたという印象です。

勢いでiPhone６ Plusを購入して、思ったより大きくて後悔している方も多いようなので、Nexus６の購入を検討している方は、iPhone６ Plusぐらいの大きさというのを認識して検討しましょう。

Nexus５は新色を追加し継続販売

Nexus６が登場し、Nexus５はひっそりと無くなるのかと思いきや、継続販売されるようです。GoogleのNexusページを見ると、９、６、５と横に数字が並んでおり、Nexus５もしっかりと販売していくという意思が感じられます。とくに仕様変更はないだろうと思って、Nexus５のページを見てみると、黒、白、赤の３色だったNexus５が、黒、グレーにシルバーの縁取り、白にシルバー縁取り、白、水色の５色に変わっています。とくに、グレーにシルバーの縁取りと、白にシルバー縁取りの２つは、今までのNexus５よりグッと質感がアップしているように見えます。継続販売するだけではなく、新色を追加し、さらに質感もアップしてくるところに、Googleの本気度を感じます。

実際にNexus５を１年間使用してきましたが、１年経った今も、性能面でまったく不満はありません。このまま継続販売しても、性能面で不満を感じることはないでしょう。あとは、価格がどうなるか。Nexus６がかなり高いという噂ですので、Nexus５の値段は据置かと思います。約４万円でこれだけの性能を持ったSIMフリースマートフォンが買えてしまいます。コストパフォーマンスを考えると、iPhone5sを購入するよりも、満足度は高いように思います（iPhone５s16GBモデルは￥57,800）。

Nexus9はハイエンドタブレットか

Nexusのタブレットは、Nexus７とNexus１０という端末があります。どちらもかなりコストパフォーマンスが高く、値段が安いというのが特徴でした。その分、性能面で若干の不満があったのですが、Nexus９は思いっきりハイエンドタブレットになりました。本体の質感も大幅にアップしていますが、性能面も大幅にパワーアップ。NVIDIA Tegra K1というチップを搭載しており、かなりグラフィック性能がアップしています。64bitチップのTegra K1は、PlayStation３クラスのグラフィック性能を持っていると言われていますので、Androidでもかなり本格的なゲームが遊べるようになるでしょう。

そして最新OSAndroid5.0コードネームLollipop

新型Nexus登場に合わせて、Android OSは、Android5.0になります。Android OSのデザインも少しづつ洗練されてきましたが、Android5.0で完成形と言ってもいいレベルになっています。あまり統一感のなかったAndroidとは思えない、すっきりと洗練されたデザインです。iOS８と比較すると、Android5.0のほうがデザイン的に上のように感じます。

デザインだけではなく、OSとしての完成度もかなりのものとの噂。Android5.0で、ついにiOSを抜くと仰っている方もいます。既存のNexusユーザー向けに、数週間以内にAndroid5.0の配信が始まるとのこと。配信されたらすぐにレビューしたいと思います。