新年度早々ビックリしました。エイプリルフールネタかと思ったら、嘘ではありませんでした。ここ数日噂に上がっていたProじゃないSurfaceが発表されたのです。
PC Watch記事:499ドルでシリーズ史上最薄/最軽量の「Surface 3」 ~14nmの新Atom x7/3:2の10.8型液晶搭載のファンレス2-in-1
Proが付かないということで、若干性能は抑えめになるはずですが、Windows RTという意味不明なOSではなく、フル機能のWindows8.1を搭載したSurfaceです。しかも、以前から注目していたCherryTrailを搭載しています。
まさかMicrosoftが、「軽い・安い・ストレスなく動く」この3つを兼ね備えたノートパソコンを出しくてくるとは。冷静にどんな端末なのか検証します。
フル機能のWindowsが動く
一番大事な点がこれ。フル機能のWindowsが動くということです。Proが付かないということで、昔発売されたSurfaceのような端末と思ってしまうところですが、今回発売されるSurface3は、Surface Pro3n下位モデル的な位置付けだと思ってください。フル機能のWindowsが動くのがSurface3です。
軽くてロングバッテリー
やや性能を劣るチップを搭載していますが、Surface Pro3より軽くなっています。タイプカバーを付けても、887gということですから、あの新しいMacBookより軽いのです。さらに、バッテリーの持ちは約10時間。IntelのAtomプロセッサの電力消費量はかなり優秀です。新しくなったAtomのCherryTrailでも、その省電力性は健在でしょう。おそらくほぼ10時間は本当に持つバッテリー性能だと思われます。
CherryTrail搭載の端末
僕がずーっと待っていたCheryTrailを搭載しています。BayTrailでもまずまずの性能ですが、もう少しグラフィック性能があればと思わされる時があります。BayTrailより1.5倍から2倍程度のグラフィック性能を有しているようですから、僕の不満はほぼ解消されているとみていいでしょう。
余裕の1000ドル切り
これだけの端末が1000ドルを切っています。一番下のモデルですと499ドル。タイプカバーとSurface Penの購入は必須でしょうから、実際は700ドルからというプライスになります。キーボードやPenを付けるとそれなりのお値段になってきますが、それでも充分安い価格です。Microsoftが700ドルぐらいのノートパソコンを出してくるとは、夢にも思っていませんでした。あと200ドルぐらいは高いと予想していたので、かなりお値打に感じます。
一概には比べることはできませんが、発売前の新しいMacBookへの影響は避けられないでしょう。新しいMacBooは、Surface3の2倍から3倍の価格です。性能的には新しいMacBookのほうが上でしょうが、実際に使ってみると、そこまで大きな違いは感じないでしょう。新しいMacBookとSurface3の売上がどうなるのか注目です。
日本でも早期発売を
ひとつだけ気になるのは、日本のMicrosoftが「日本へ最適な形での提供を検討中」と言っていることです。最適も何も、このまま出してくれることが、一番最適なような気がしますが、、、いつものように、Officeとキーボードをセットにして、8万ぐらいの価格を付けてくるかもしれません。Microsoft的には最適なのかもしれませんが、あまり高いプライスを付けずに、必要な物をユーザーに選択させたほうが良いような気もします。
あまり欲張ったことをせず、一日も早い日本市場への投入を願いたいところです。
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