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現時点で最強のモバイル端末がSurface3

才能はあるけど、まだプレースタイルが構築されていなサッカー選手のようなSurface3。ノートパソコンにもなるし、タブレットにもなるという奥行きのあるプレーをすることができる柔軟性を持っています。さらに、LTE通信モジュールまで搭載しており、どんな場所でも最高の技を使うことができます。あらゆる機能を兼ね備えており、最強のモバイル端末になる可能性を持っています。しかし、その才能を発揮する環境が整っていません。

Surface3を購入して以来、どのように使うのがベストなのか日々模索しています。まだ、どのように答えを出したらいいのか分かりませんが、模索しながら今思うことを書いていきたいと思います。

今回の記事は、モバイル端末としてみたSurface3を評価します。

携帯性

まずは、携帯性です。僕が一番重視する部分です。なぜ携帯性が大事なのかと言いますと、軽さは正義だからです。鞄に入れるのは、Surface3だけではありません。モバイルバッテリーや、デジタルカメラなどのガジェットから、日用品まで。僕らの鞄には様々な物が入っています。おそらく鞄の中で一番重くなるであろうノートパソコンは、1gでも軽いに越したことはありません。

Surface3とタイプカバー(キーボード)を組み合わせた本体重量は906g。同時期に発売されている新しいMacBookの重さが920gですから、ほぼ同等の重さになります。実際に手に持った感覚も新しいMacBookと変わりません。ただし、Surface3のほうが厚みがあるため、鞄に入れた時に、すこし場所を取るかもしれません。十分Surface3も薄く作られていますが、それ以上に新しいMacBookが薄すぎます。Surface3の厚みでも、鞄に入れるのに不都合はないでしょう。

さらにSurface3には裏ワザがあります。タイプカバーを外すことで、重さを265g減らして、重さ641gにすることができます。タイプカバーなしの使い方を構築できれば、かなり鞄を軽くすることができます。キーボードがないと文字が打ちづらいので、タイプカバーなしの使い方をすることはないとは思いますが、より軽量化することも可能な仕様になっています。

携帯性:★★★★★
携帯性という面では、かなり高い評価です。

ディスプレイ

最近のスマートフォンやタブレットのディスプレイは驚くほど綺麗です。それとは対照的なのが、ノートパソコンのディスプレイです。本体重量が軽い機種になると、液晶ディスプレイの解像度が粗かったり、色味が悪かったりします。あのAppleでさえ数カ月前までは、驚くほど汚い液晶ディスプレイを搭載したMacBook Airが、最軽量のノートパソコンだったぐらいです。

結論から言いますと、Surface3の液晶ディスプレイは抜群に綺麗です。解像度も十分ですし(1920×1280)、発色も綺麗です。ただし、大きな問題がひとつあります。高い解像度のディスプレイを活かしきれていないのです。アプリケーションによっては、ボケボケの画面を見ないといけません。標準で入っているアプリケーションは問題ありませんが、様々なフリーソフトを入れていくと、あまりの画面の汚さに驚きます。分かりやすく言うと、Retinaディスプレイに対応していない、Macのアプリケーションのような感じです。

設定を弄ることで、きれいな表示にすることができます。しかし、何もせずに最適な表示にしてほしいところです。

ディスプレイ:★★★★☆
ディスプレイ自体は最高。ただし、アプリケーションの表示にやや難あり。

キーボード

わざわざ重いノートパソコンを持ち歩く理由のひとつがキーボードです。スマートフォンやタブレットで何でもできてしまう時代にパソコンを持ち歩くのは、圧倒的に文字が打ちやすいからです。モバイル用途のパソコンとは言っても、キーボードは大事なポイントになります。

初めてSurface Pro3のキーボードを触ったとき、なんて安っぽい打鍵感なんだと思いました。基本的にはSurface3の打鍵感も、Surface Pro3と同じ打鍵感です。両機種使っている人の話ですと、Surface3のほうが剛性感が上がっていて、打鍵感は良くなっているようです。僕の感想ですが、最初は安っぽいと思った打ち心地ですが、硬すぎず柔らかすぎず、上々じゃないかと思うようになりました。アイソレーションキーボードではない、キーがくっついた配列になっています。このほうが、打つ指の位置を合わせやすいので、ミスタイピングが少ないでしょう。

キーボード:★★★★☆
柔らかい打心地ではあるが上々の打鍵感。

トラックパッド

MacBookのようなフラットなトラックパッドが搭載されていますが、見ただけで小さいと分かるトラックパッドです。実際に使ってみると、小さすぎて使いづらいと感じるでしょう。とくにWebページを見ているときに感じます。縦に画面をスクロールさせると、トラックパッドが小さいため、かなり指が窮屈な状態になります。細かく何度も上から下に指を反復させないと、なかなか下にスクロールしていきません。

トラックパッドの小ささはどうしようもありませんが、画面をタッチして操作することでカバーできます。

トラックパッド:★★☆☆☆
操作感は悪くないが、サイズが小さすぎて操作が辛い。

バッテリー

まだなんとも評価できません。LTE通信が付いているせいなのか、スリープがうまくいかないことがあるからなのか。原因を特定することが出来ていませんが、思ったよりバッテリーが減っているのです。Surface3を使っているときではなく、スリープ状態にしているとかなり減っているときがあります。原因が分からないので、使わないときはシャットダウンしています。これではせっかくのSurface3の機動力を活かせていません、、、

思ったよりバッテリーの充電スピードも遅いです。Surface3を使いながら充電していると、なかなか%が増えていきません。micro USBで充電しているため、電力の供給量が少ないのかもしれません。

バッテリー:★★★☆☆
もう少し調査が必要。

サクサク感

最近のモバイル端末は、軽くて薄いからといって、処理性能が特別悪いということはありません。大半の端末はサクサクと動いてくれます。Surface3はCherryTrailになったAtom X7という最新のチップセットを搭載しています。最新とは言っても、特別処理性能は速くありませんが、イライラするほど遅いということもありません。概ねサクサクとSurface3は動いてくれます。

同時期に発売されたモバイルノートパソコンと言えば、新しいMacBookがあります。 OSが違うので単純には比較できませんが、新しいMacBookよりは少々遅い使用感です。遅いと言っても、イライラするほどではなく、たまにちょっと待たされるかなというい感じです。外に持ち出して使うノートパソコンとしては、上々のサクサク感です。

サクサク感:★★★☆☆
速くもないが遅くもない。ストレスが溜まらない絶妙な処理速度。

ストレージ容量

下位モデルで64GB、上位モデルで128GBです。Windowsは、32GBのストレージですと、空き容量が18GBぐらいしかありません。しかしSurfaceは最低でも64GBのストレージを搭載しています。できることなら、上位モデルを選んでほしいところですが、SDカードを挿すことでカバーできるでしょう。

ストレージ容量:★★★★☆
64GB以上のmicro SDカードを装着することで解決。128GBのSDカードが8,000円を切ったら128GBに変更しよう。

メモリ-容量

下位モデルで2GB、上位モデルで4GBです。2GBじゃ足りないと思うかもしれませんが、思っている以上にWindowsは省エネ仕様です、2GBのノートパソコンASUS EeeBook X205TAも使っていますが、わりとサクサク動いてくれます。ただし、常に2GBいっぱいを使っていますので、できることなら上位モデルの4GBを選択したいところです。

メモリー容量:★★★★☆
様々な用途に使えるSurface3だからこそ、できることなら4GBの上位モデルを選択したい。

拡張性

ひとつしかフルサイズのUSB端子(USB Type-A)がありませんが、ひとつも付いていれば十分です。たたひとつのUSB端子が付いていることが、こんなに有難いことだとは思いませんでした。何かあっても、USB端子に挿せばいいのです。Androidタブレットとは違って、フル機能のWindows OSを搭載しています。プリンターやハードディスクだってすぐに使うことができます。Windows PCで動くものは何でも動作可能です。何でも動くというのは、本当に助かります。

このコンパクトな端末にフル機能のWindowsを搭載。思いっきり割り切った新しいMacBookとは違い、ユーザーの様々な要求に応えることができる端末です。

拡張性:★★★★☆
フルサイズのUSB端子がひとつあるだけでも有り難いのに、何でも動いてしまうWindowsという素晴らしさ。

通信

Surface3最大の特徴は、通信機能かもしれません。日本版Surface3は、世界に先駆けてLTE通信モジュールを搭載。最近ではてっきり見かけなくなった、通信機能を内蔵したノートパソコンです。通信機能といっても、Wi-Fi通信のことではありません。勿論Wi-Fi通信機能は搭載していますが、さらにLTE通信まで使うことができるのです。対応しているSIMカードさえ差し込めば、場所を選ばずに通信することができます。

日本版Surface3が発表されたときは、無駄なものを付けやがってと思いましたが、Surface3が購入されて実際に使ってみると、「LTE通信機能を付けてくれて本当にありがとう」と叫びたいぐらいの気持ちです。鞄から取り出せばいつだって通信できるノートパソコンの素晴らしさを体感してください。

通信:★★★★★
値段は高くなったが、それだけの価値は有り。法人版なんて買う必要なし。

新しいMacBookより良いかも

モバイル端末として評価すると、かなり良い端末という評価です。新しいMacBookより上でしょう。細かい不満点はありますが、かなり欲張った端末です。使う人の様々な要望に応えてくれます。ノートパソコンの市場は、圧倒的にMacBook(MacBook Air)のシェアが高い状況でした。そんな状況も、Surface3が変えてくれるのではないでしょうか。街のカフェに溢れるリンゴマークが、そう遠くないうちに、Windowsマークを多く見るようになるでしょう。それだけのポテンシャルは持っている端末です。

MacBookを持っている方も、Surface3を購入みてほしいと思います。

モバイル端末:★★★★★
細かい不満点を総合力でカバー。現時点でこれ以上のモバイル端末はないでしょう。

 

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