噂通り発表されましたSurface Pro。ただし、名称はSurface Pro5ではなく、New Surface Proです。Surface Pro 4の発売から1年半が経っており、首を長くして待っていた方も多かったでしょう。マイナーチェンジ的な新型に見えますが、発表されたNew Surface Proの記事を読むと、盤石とも言えるハードです。
New Surface Proはどういったハードなのでしょうか。
ペン周りが強化されたNew Surface Proの製品仕様詳細 - PC Watch
新型はPro5ではなかった!「Surface Pro」突如デビュー、799ドルでバッテリー13.5時間、日本発表も間近か? | BUSINESS INSIDER JAPAN
Surfaceフルラインナップが完成
New Surface Proは、ノートPCというよりは、タブレットに近い形状です。タブレットにキーボードが付いたカバーを付けることによって、ノートPCっぽく使うこともできます。フレキシブルに使えるのがSurface Proの特徴です。
純粋なノートPCが欲しい人には、Surface LaptopというノートPCがあります。Surface Laptopに続いてNew Surface Proが発表されたことで、ユーザーの用途によって、Surfaceを選ぶことができるようになります。
iPad Proを潰しにかかる
Appleがモタモタしているうちに、New Surface Proを発表してきました。6月5日のWWDCでiPad Proの新型が発表されるという噂です。このタイミングでNew Surface Proをを発表したということで、6月のWWDCで新型のiPad Proが発表されるのは間違いないでしょう。
Microsoftが先手を打った形になりますが、今のAppleを見ていると、New Surface Proを越す製品は出てこないでしょう。細かく書けるペンがiPad Proの特徴ですが、New Surface Proで、ペンを強化してきました。筆圧検知が1,024段階から4,096段階となり、Apple Pencilにも負けないレベルになったでしょう。
ペンの優位性もなくなった今、iPadの最後の切り札は、Mac OSが動くようになることしかありませんが、Appleはその手は使わないでしょう。使わないというより、使えるような状況でないように見えます。
ハード的にもソフトウェア的にも大きな進化はなく、ただ本体性能が上がっただけのiPad Proが登場する可能性が高い今、New Surface Proは完全にiPad Proを潰す可能性があります。
Windowsが使える
Surface ProとiPad Proを比較すると、OSが違うから比較できないという話になります。モバイル用のiOSと、PC用OSのWindowsという違いがあるため、不毛な議論になります。OSがどうこうというのは、ユーザーにはどうでもいい話です。OSが何だろうと、やりたいことがやれればいいからです。
今のiPadは、iOSというOSのせいで、痒いところに手が届きません。圧倒的なアプリの量と質によって、辛うじて優位性を保っていますが、その優位性も無くなってきました。アプリの優位性より、Windowsが使える優位性のほうが、勝ると感じる人は多いでしょう。とくにWindowsが使えるという優位性を感じない人もいるでしょうが、iPadの進化が停滞している今、フル機能のWindows10が使える意味は大きいでしょう。
アプリも充実してくる
Windows Storeでロクなアプリが販売されていない状況を、Microsoftも認識しています。今後急速にストアアプリの整備が進むでしょう。Windows Storeのアプリが充実してくれば、アプリが充実しているiPadの優位性もなくなります。アプリが充実して、プラットフォームが活性化すれば、ますますアプリが増えていきます。
iPadのアプリは一通り出尽くしてしまい、かなり停滞しています。目新しいアプリもない状況なので、Windows Storeが活性化するチャンスです。開発者に魅力的なプラットフォームと思わせれば、神アプリが出て来るでしょう。
5月26日に日本での発表会
日本での発売が気になるところですが、5月26日(金)に、日本マイクロソフトが発表会を行います。間違いなくSurfaceの発表でしょう。New Surface Pro、Surface Laptop、Surface Studioの3つが発表されるのは間違いありません。
モバイルからデスクトップまでの、フルラインナップが完成します。あとは、スマートフォンだけですが、この秋にモバイル用OSで動くWindows10が登場することが確定しています。
スマートフォンのCPUでフル機能のWindows10が動くようになれば、ここ10年ほど席巻していたモバイル用のiOSから、Windowsが覇権を取り戻すときがくるでしょう。iPhoneが売れすぎたせいで、次の方向性を定めることができなかったApple。Appleにズタボロにされたおかげで、次の未来を提示できたMicrosoft。
いよいよ歴史が動くときがやってくるでしょう。
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