中途半端な「キングジム ポータブック XMC10」をどう評価するか

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突然、面白そうな端末が登場しました。キングジムより「ポータブック XMC10」というテキスト入力マシンです。ポメラにWindowsを搭載したと言ってもいい端末です。パッと見た瞬間、これは!と思いましたが、考えれば考えるほど微妙感でいっぱいになりました。

まだ実機を見ていないません。すべてネットの記事を見て、僕が感じたことだけを書いていることをご了承ください。

それでは「 ポータブック XMC10」」の何が微妙なのでしょうか。

汎用性を持たせればいいのか

今までのポメラは、ただ文字を打つだけという仕様でした。鞄に入れても苦にならないサイズと重さで、いつでも文章を作ることができる。これがポメラ最大の特徴でした。

もともとニッチな商品だったため、その割り切った仕様が強い支持を得ました。しかし、スマートフォンやタブレットが高性能化してきたことで、徐々に風向きが変わり、ポメラの居場所がなくなっていきます。

スマートフォンやタブレットにBluetoothキーボードを繋げば、ポメラ以上に快適に文章を打つことができてしまいます。Bluetoothキーボードの仕様上、稀にキー入力の反応が悪くなることはありますが、ポメラと変わらないレベルで文字をダーッと打つことができます。

さらにスマートフォンは、文字を打つだけではありません。写真を撮ったり、動画を見たり、Webページで調べものをしたり、SNSをしたり、メールをしたり、ゲームをしたり。スマートフォンやタブレットは、アプリ次第で何でも出来てしまうのです。それとは正反対に、ポメラは文字を打つことしかできませんでした。ただ快適に文字を打つことができるけど、文字を打つことしかできない。それがポメラの良い点でしたが、それ以上にメリットのあるものが出てしまったため、ポメラの存在価値は無くなっていきました。

文字を打つことしかできない端末では価値を感じてもらえない。それならば、もう少し汎用性を持たせたらどうだとできたのが、「ポータブックXMC10」なのでしょう。文章しか作れないという仕様から、ビジネス用途で使う方が多いのは、想像に難くありません。汎用性を持たせるために、Windows OSを搭載し、Officeが動くようにするのは自然な流れです。日本のコンピュータ界の現状では、そうするのが一番でしょう。

その結果、ATOMを搭載したモバイル端末「 ポータブック XMC10」が登場しました。狙いとしては悪くないと思いますが、細かい仕様でケチを付けたくなるので、ケチを付けたいと思います。

キーボードが回転するギミックなんてどうでもいい

キーボードが回転することで、フルサイズのキーボードになるのが特徴のようですが、そんなことはどうでもいいのです。そういった仕様にすることで打鍵感が良くなっていればいいのですが、、、8インチの画面に収めることを重視した結果のようです。複雑な機構にしたことで、コンパクトなわりには厚みのある筐体になっています。キーボード部分のギミックで大きくなっているわけではなさそうですが、ここまで分厚いのなら、無理して8インチの画面で出す必要なかったように思います。

本体重量が重い

8インチというサイズでコンパクトにまとめたのに、本体重量が830gもあります。この端末のコンセプトからいくと、本体重量500gぐらいにしてほしいところです830gもあるのなら、PanasonicのレッツノートRZ5を購入したほうがいいでしょう。770gでCore Mを搭載しています。メモリーが8GBのモデルもありますし、SSDの容量も十分です。後出しジャンケンの「 ポータブック XMC10」が、1年前に発売されている端末にすでに負けてしまっています。

価格が高い

細かい不満はあれども、値段次第という面もあります。色々と微妙な点はありますが、値段次第では買う必要性もでてきます。ところが、、、「 ポータブック XMC10」は、9万円ぐらいするようです。この中途半端な性能なら、5万ぐらいにしないと売れないでしょう。
※ASUS X205TA
4万で買える、「ASUS EeeBook X205TA」を購入したほうが良いのは明らかです。キーボードの打鍵感は「ASUS EeeBook X205TA」のほうが悪いとは思いますが、その他の部分すべてで、「 ポータブック XMC10」を上回っています。

どういう仕様だったら良かったのか

汎用性を持たせるという考え方は悪くなかったと思います。問題なのは、汎用性を持たせただけだったということです。そのせいで、ポメラらしい尖った部分が無くなってしまいました。

汎用性のあるWindows OSを搭載したことを、もっと活かして、さらにテキスト入力に特化する端末にするべきでした。どういった用途でユーザーがこの端末を使うのか。キングジムは、使用しているユーザーの姿をイメージする必要があったでしょう。

ビジネス用途で使うからOfficeを搭載する。それならば、もっと高解像度の液晶を搭載するべきです。1280×800の液晶では、Excelの使い勝手が悪すぎます。こんな中途半端な性能にするのなら、いっそのことOfficeなんて搭載しないほうが良かったように思います。

文章を打つユーザーが多いのならもっと、専用のソフトを搭載するべきです。Windows用のソフトが動くから、わざわざ専用のソフトを作る必要はないのかもしれません。それでも「 ポータブック XMC10」にしかないソフトを作るべきでした。それ以外に特徴を出しようがないからです。様々な端末が高性能化してしまった今、他にはない特徴が必要です。ありきたりの端末をわざわざ9万も出して購入しないでしょう。

作家向け、ブロガー向けのソフトなど、専門性に特化したソフトを作ることで、「 ポータブック XMC10」を発売する意味が出たはずです。

僕がオススメする文章作成端末

「 ポータブック XMC10」を買わなくても、すでにそれ以上の環境を構築できます。

一番簡単なのは、同じWindowsを搭載しているノートパソコンを購入することです。PanasonicレッツノートRZ5、もしくはRZ4。ASUS EeeBook X205TA、この3台のほうが使い勝手が良いでしょう。「 ポータブック XMC10」の倍ぐらいの値段になりますが、お金を出すことができるのなら、PanasonicレッツノートRZシリーズがオススメです。

Googleストア Nexus5X販売ページ

Nexus5、Nexus6、Nexus5X、Nexus6Pなど、Android OS5.0以上を搭載しているAndroidスマートフォンと、Bluetoothキーボードという組み合わせもオススメです。Android OS5.0以上の端末でGoogle日本語入力を使うと、ほとんどパソコンと変わらない感覚で文字を打つことができます。多くの方は、iPhone、iPadとBluetoothキーボードを繋げたいのでしょうが、今のiOSの仕様では、Bluetoothキーボードなど繋げずに、画面に表示されるソフトウェアキーボードで文字を打ったほうが快適です。そんなiOSとは正反対に、OSがAndroid5.0以上なら、非常に快適に文字を打つことができます。この組み合わせに、「Jota+」というアプリを使えば完璧です。

文字を打つことに特化したテキストエディタですが、非常によくできています「Android5.0以上のスマホ」と「Jota+」に「Bluetoothキーボード」があれば、わざわざ「 ポータブック XMC10」を購入する必要はないでしょう。

日本のパソコンメーカーが全滅になりつつある今

PanasonicとVAIO以外のパソコンメーカーがほぼ死んだような状態になっている今、文字を打つということに拘ったパソコンが出てくることは良いことです。AppleやMicrosoftなどの海外メーカーのパソコンが幅を利かせる中、日本語という特殊な文字を打つ必要があるのが分かるのは、日本メーカーしかありません。「 ポータブック XMC10」を発売にもっていくまでに、キングジムは相当苦労をしたと思います。1台のパソコンを発売することは、スマートフォンを発売するより大変です。色々と注文をつけてしまいましたが、キングダムの第二弾以降のパソコンに期待したいと思います。

Impress Watch記事:キングジム 「ポータブック XMC10」~開閉型キーボード搭載のコンパクトWindows 10ノート

 

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YUYA

IT機器が大好きです。

ファミコンブームで初めてデジタル製品の虜になり、それからパソコン、スマートフォン、タブレットと、一通りデジタル製品を使ってきました。

大きく時代は変わり、IT機器なしでは生きていけない世の中になりました。しかし、使うことに疲れてしまい、あまり有効に使えていない人をたくさん見かけます。

楽しく簡単にIT機器を使えるよう、当ブログで説明していきます。IT機器を使って生活を豊かにしましょう。

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