Jabraの広報を担当している共同PR株式会社様から「Jabra Elite Sport4.5」をお借りしましたので紹介します。
「Jabra Elite Sport4.5」は完全ワイヤレスのBluetoothイヤホンです。左と右の音が出る部分を繋ぐコードもない、真のワイヤレスイヤホンです。2年ほど前から、このタイプのイヤホンが登場してきましたが、2016年末にAppleが発売したAirPodsによって、フルワイヤレスイヤホンの市場が確立されました。AirPodsは未だに店頭在庫がない状態で、非常に人気が高いイヤホンです。注意深く街ゆく人を見ていると、コードがないiPhoneのイヤホンをしている人がいます。あれがAirPodsです。本来ならダラーんと下にコードがあるはずですが、イヤホンのヘッド部分が耳に付いているだけです。コードに縛られない自由なリスニングスタイルは、着実に支持を得ており、コードがないイヤホンが当たり前になる日も近いでしょう。
今一番注目度の高い完全ワイヤレスのイヤホン。この市場にJabraが投入したのが、「Jabra Elite Sport」です。2017年の年初に日本市場に投入されたBluetoothイヤホンですが、バージョンアップしたモデルが「Jabra Elite Sport4.5」になります。イヤホンのサイズを変更することなく、音楽の再生時間が、3時間から4.5時間に伸びています。
Jabraはスマートフォンの黎明期から、Bluetoothのヘッドセットを積極的にリリースしていたメーカーです。当時から音質だけではなく、使い勝手の良さも加味した製品をリリースしていましたが、この「Jabra Elite Sport4.5」も、Jabraらしい製品に仕上がっています。
同梱されているもの
イヤーピースの種類が多いのが特徴です。耳穴に入る部分だけではなく、耳にひっかけるモノも付いています。
この部分が外せるようになっており、耳からズレ落ちないようにすることができます。どれが合うかは個人差が大きいので、取り替えてみて、自分に合うものを見つけてください。
AppleのAirPodsもそうですが、コードがないので、耳からヘッド部分がズレてしまうと、地面に落ちるしかありません。外で落としてしまうと、紛失してしまいます。そういったことのないよう、イヤーピースではなく、ヘッド部分の枠部分のゴムを交換して、耳に引っ掛けることができるものを装着できるようになっています。このゴムのおかげで、ランニングなどのスポーツをするときも、安心して使うことができるようになっています。
仕様
機能 | 仕様 | |
---|---|---|
Bluetooth | 4.1 | |
コード | なし | 完全ワイヤレス |
ヘッド部分重量 | 6.7g | 片方のヘッド部分の重さ |
ヘッド部分サイズ | 29×30×22mm | |
専用ケース重量 | 67g | |
専用ケースサイズ | 70×50×25mm | |
防水 | IP67 | 1mの防水 |
音楽再生時間 | 4.5時間 | 充電ケースの使用で、9時間延長 |
待受再生時間 | 200時間 | |
充電時間 | 2時間 | 15分の充電で1時間使用可能 |
通話機能 | あり | 4台のデジタルMEMSマイク |
操作ボタン | あり | 左右のヘッド部分 |
片耳使用 | 可能 | 右側単独で使用可能 |
センサー | 心拍数モニター | |
モーションセンサー | 3軸加速度計 | |
アプリ | Jabra Elite Sport Lifeアプリ | 運動、心拍数記録など |
Bluetoothのバージョンは4.1ですが、iPhone5sでも使用できまし(iPhone5sはBluetoothのバージョン4.0)。
Jabra Elite Sport4.5の内側にある心拍数モニターが、このBluetoothイヤホンの特徴です。ただ音楽が聞けるだけではなく、これを装着するだけで、心拍数まで計測することができます。
ヘッド部分にボタンが付いているので、iPhoneやAndroidスマートフォンを取り出さなくても操作可能です。ただボタンが小さいので、少々慣れるまで時間がかかるかもしれません。
デザイン
ブラックとグレーグリーンの2色用意されています。今回お借りしたのは、グレーグリーンです。グリーンのカラーが、スポーティーさをアップさせています。スポーツウェアに拘っている方は、グレーグリーンのJabra Elite Sport4.5を購入して、コーディネイトを楽しんでください。
普通のBluetoothイヤホンとして使いたい方は、ブラックのJabra Elite Sport4.5がいいでしょう。あまり主張がない色なので、何も付けていないように見えるので、普段使いに適しています。
大きすぎず小さすぎないサイズで、他のBluetoothイヤホンにはない、スポーティーさを表現したデザインになっています。
実際に使ってみた感想
カナル型のイヤホンではないので、イヤーピースは耳の奥まで入りません。遮音性は低く、じっくり音楽を聞くタイプのイヤホンではありません。公式サイトに掲載されている写真のように、運動をしながら使うのに適したイヤホンになります。あまり遮音性が高いと、周囲の音がまったく聞こえなくなります。
音質
スポーツタイプのイヤホンですが、どのレベルの音が出るか気になる方も多いでしょう。Jabra Elite Sport4.5の音質を説明します。
イヤホンのタイプとしてはカナル型ですが、ヘッド部分が大きいのと、選択するイヤーピースの形態によって、あまり耳の奥まで入りません。一般的なカナル型のイヤホンとは違い、遮音性はあまり高くありません。遮音性が高いイヤホンを求めている方は、Jabra Elite Sport4.5は合わないかもしれません。
遮音性が高すぎない理由のひとつは、スポーツタイプのイヤホンだからでしょう。運動時にJabra Elite Sport4.5を使用しても、周囲の音が聞こえるようになっているので、周囲の状況を認識することができます。
ランニング時に使ってみましたが、風の音や木々の葉が揺れる音、鳥や虫の鳴き声も聞きながら、大好きな音楽を聞きながらのランは、言葉では説明しづらい心地よさでした。完全に密閉されず、周囲のざわめく音が入ってきながら、その上に音楽がなっている感じです。ランニング時での使用にはピッタリのイヤホンだと感じました。
カフェで使ってみました。遮音性があまり高くないので、周囲の音をシャットダウンして、周囲の音が聞こえない状態にはなりません。周りの人の話し声が聞こえてきますが、適度にざわつく音が入りつつ聞く音楽が、意外にも心地よい音でした。
イヤホン自体の音は、かなり高音質です。低音もしっかりとズンズン鳴っていますし、高音の透明感も十分すぎるレベル。Bluetoothイヤホンに付き物の、ブツブツと音が切れるといったこともありません。今のところ一度も混信して音がキレることはありません。Bluetoothによる音の伝送の安定感は、AirPods並みかそれ以上です。途中で音が切れて不快な気持ちにならず、気持ちよく音楽を聞くことができます。
音の遅延もほとんど感じません。YouTubeや映画を何本か見てみましたが、口の動きと音声がズレていませんでした。この点も、AirPods並といっていいでしょう。多くのBluetoothイヤホンで感じる違和感はないでしょう。
総合的に判断すると、さすがの一言。音良し、ワイヤレス伝送の安定感、音の遅延なし。さすがJabraのBluetoothイヤホンといったところ。ハイエンドモデルらしい、素晴らしい完成度です。
バッテリーの持続時間
バッテリーの持続時間は約4.5時間。音が出るヘッド部分に、心拍数を計測する機能も付いている上に、コンパクトなヘッド部分だけということを考えると、4.5時間という再生時間は十分でしょう。実際に使っていても、バッテリーのことを気にせずに使うことができました。
もしバッテリーが切れそうになったら、付属の収納ケースにしまうだけで、すぐに充電がされます。15分充電すれば、約1時間再生できます。付属の充電ケースもあるので、安心して1日使えるでしょう。
とくに走る方におススメ
かなり高額なイヤホンになりますが、値段分の価値はあります。他の完全ワイヤレスイヤホンにはない、心拍数計測機能を搭載していますし、ワイヤレス転送の安定感や、音の遅延がないのも、Bluetoothイヤホンとしての評価を高めています。さらに防水機能も付いており、スポーツをする時だけではなく、日常での使用も安心です。
3万という価格が、購入するにあたっての最大のハードルになるかもしれませんが、Bluetoothイヤホンとしての完成度は高いので、Jabra Elite Sport4.5のコンセプトが合うか合わないかでしょう。日常的な使用より、スポーツ時での使用に重きを置いているのが、公式サイトを見ても伝わってきます。このコンセプトを求めていた方は、購入を検討する価値はあります。
他のスポーツタイプのBluetoothイヤホンにはない圧倒的なクオリティーの高さを、Jabra Elite Sport4.5を手にしたら感じることができるでしょう。
きっと毎日のスポーツ体験を、大幅に向上させてくれるはずです。
次回は、ランニング時に使うアプリを含めたレビューをします。
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