先日のAmazon日替わりセールに漫画が出ていました。日替わりセールに登場する本は大半ビジネス書ですが、まれに漫画も選ばれます。僕ほとんど漫画を読みません。いつもならスルーするところですが、そのタイトル名が、マウスを持つ僕の右腕を掴みました。

やれたかも委員会

「やれたかも」というのは、アレのことでしょう。ちょっとHな漫画なのかと思いつつレビューを読むと、かなり評判が良さそうです。

どんな漫画か簡単に説明すると、青春時代の日常の出来事を審査員に話し、3人の審査員が「やれた」か「やれなかった」か判定するだけの漫画です。

男なら誰しもが胸の奥に秘めた昔の甘酸っぱい思い出。あのときは幼なくて、どうすることもできなかった自分。もしあの時、少しだけ踏み込む勇気があったのなら。やれていたかもしれない。

そんなモヤモヤした想いを、男性2人と1人の女性審査員が判定してくれます。

やれた、やれなかったと書くと、とてもゲスい漫画のように聞こえますが、一生懸命に生きる登場人物たちに、自然と頬に涙が伝でしょう。

男性の審査員は、同じ男として、エピソードを話す男の気持ちがよく分かるのでしょう。エピソードを話す男を救うかのように、「やれた」というプラカードをあげます。しかし、女性の審査員は違います。女性にしか分からない気持ちを理解できるからこそ、「やれたとは言えない」というプラカードをあげます。

女性の鋭い指摘に思わず頷きながら、自分の遠い過去のエピソードを重ねます。それぞれのエピソードを締める塾長の愛に溢れた言葉に救われます。

やれたかもしれない夜にだけ 訪れる朝があります その朝にだけ咲く花があります よくお水をあげてください

救くわれないままの気持ちを、「やれたかも委員会」が救くってくれるでしょう。

 

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