レッツノートCF-NX2の中古を購入してから45日が経過しました。4年落ちの中古ということもあり、まったく期待をしていませんでしたが、思った以上に満足して使っています。
現在販売されている、モバイルで高性能なノートPCと変わらないレベルの快適さです。10から15万は出さないと手には入れない環境が、5、6万で手に入ってしまいます。
新品のノートPCばかり購入していましたが、中古のノートPCの良さを知ってしまいました。もはやMacとWindowsというOSの違いが、仕事に与える影響も少なくなっています。どちらの環境でも、すぐに同じようなレベルで仕事をすることができます。
もうOS云々という話をする時代は終わりました。好きなOSを使って、やりたいことをやればいいのです。極端なことを言えば、Chrome OSを搭載したChromeBookでも十分。
ブラウザーがまともに使えるノートPCがあれば、パソコンでやりたいことの9割はできます。ここ数年ノートPCは進化していません。数年前の型落ちでも十分使えます。新品で購入したら15万はする性能が、約5万で手に入るのです。このコストパフォーマンスの高さは、実際に購入して使っている人にしか分からないでしょう。
コスパ抜群なノートPC、中古レッツノートCF-NX2。45日使って感じたことを書きます。
[voice icon="https://nomadit.jp/wp-content/uploads/2018/09/2.png" name="(おーの ゆーや)" type="l line icon_blue"] ゆーやです。ツイッターとYou Tubeもやっています。[/voice]
45日使った今の気持ち
何でもっと早く購入しなかったのかと後悔しています。とても型落ちの型落ちの型落ちとは思えない快適さです。元々はHDDだったものを改造してSSDにしているために、超快適なノートPCになりました。
HDDでは使い物にならないレベルの使用感でしたが、SSDに変えると、まったく違うノートPCかと思うほど。CF-NX2をSSDに換装するのは難しくありません。安く購入出来たら、何としてでもSSDに換装しましょう。
本来の仕様ではなく、SSDに換装してあるCF-NX2の評価になりますが、素晴らしいの一言です。最新のノートPCにもまったく引けを取りません。ここ数年CPUが進歩していないことを実感させられます。数年前のノートPCでも、十分に実用的に使えます。ケースを付けて高価なMacBook Proを使うより、中古のレッツノートを使い潰したほうが、遥かに質の高い仕事ができるでしょう。
キーボードは最高
キーボードは最高です。キーサイズ、キーピッチ、キーストローク、ノートPCという制約のあるデバイスで、ここまで打ちやすいキーボードはレッツノートしかありません。
中古のレッツノートなので、キーの表面がテカっていますが、高速タイピングに支障はありません。どのボタンもしっかりと反応し、新品のレッツノートと変わりません。むしろ最初から汚れていてくれたほうが、細かいことを気にせずカタカタカタ!と全開でタイピングできます。
あまりに熱くタイピングをしすぎて、周囲に迷惑をかけないようにしましょう。
トラックパッドもまずまず
MacBookと比較すると、大幅に劣るWindowsノートPCのトラックパッド。OSのチューニングによる差を感じさせられる点ですが、レッツノートのトラックパッドは悪くありません。
レッツノートのトラックパッドは2種類あります。独特の丸い形状をしたグルグルトラックパッドと、一般的なトラックパッドに近い、四角いトラックパッドです。
一般的な四角いトラックパッドのほうが使いやすいのかと思いきや、やや特殊な丸いトラックパッドのほうが使いやすいでしょう。
シルバーの縁部分をグルグルと回すように操作すると、ブラウザーを上下にスクロールできます。このグルグル操作は四角いトラックパッドではできません。MacBookのトラックパッドと同じ、2本指で上下に動かす操作の反応は良くありません。
快適にブラウザーを使うには、グルグルと回す操作ができる、丸いトラックパッドを搭載したレッツノートがベストです。
液晶は微妙
レッツノートの液晶ディスプレイは、今どきのノートPCと比べると、かなり劣ると言わざるを得ません。多くの中古レッツノートは、液晶ディスプレイが劣化しています。僕が購入したレッツノートは、右上と左上部分が暗くなっています。レッツノートの液晶ディスプレイは、長く使っていると、縁の部分から色が劣化していくようです。
この問題の対処法は、液晶の輝度を上げることで、若干改善されます。暗くて見辛い部分も、明るさを上げることで、本来発色されているであろう色味にすることができます。液晶の輝度を上げるということは、バッテリーの消費量が増えることになりますが、バッテリーは持つレッツノートです。見やすさを優先して、液晶ディスプレイの輝度を上げましょう。
液晶ディスプレイの劣化具合には個体差があります。現物を見て、自分の納得できるレッツノートを購入しましょう。
バッテリーの持ちはいい
WindowsノートPCは、あまりバッテリーの持ちがよくないのが現実です。バッテリーに関しては、OSとハードのチューニングができているMacBookに軍配があがります。しかし、レッツノートは違います。WindowsノートPCで一番ともいえるバッテリー持続時間を、昔から実現しています。
モバイルPCに必要な要素を妥協することなく追及してきたPanasonicの意地でしょうか。中古のノートPCとは思えない、バッテリーのもちです。バッテリーのことを気にせず使っても、5時間ぐらいは持ってくれます。
もしバッテリーが無くなりかけても、充電さえすれば、短時間で80%程度まで回復してくれます。中古のノートPCということを考えれば、十分に合格点です。
拡張性は文句なし
最近のノートPCから、拡張性が無くなりつつあります。スマートフォンやタブレットでもないのに、USB端子が一つしかないノートPCがあります。何でもできるパソコンには、ある程度の拡張性は必要です。
ビジネスマン向けのノートPCということで、必要以上に拡張性があります。SDカードが差せるのは当然ですが、フルサイズのUSB端子が3つ、HDMI端子、VGA端子に、LANケーブルを差す端子まで。
十分すぎる拡張性は、ノートPCの使われ方を知り尽くしたレッツノートならでは。仕事でプレゼンをしようと思っても、変換ケーブルを買いに行く必要があるMacBookとは大違いです。
処理能力は
まったく問題ありません。最新のノートPCとの違いが分かりません。CPUの性能が頭打ちになっているのは本当なのでしょう。最新のノートPCと変わらない快適さです。
Atomを搭載した安いWindowsノートPCとは違い、Coreプロセッサーらしいサクサク感です。SSDに換装さえすれば、2017年のノートPCとも肩を並べるレベルです。
グラフィック性能は
最新のプロセッサーは、グラフィック性能が上がっています。CPUの性能はあまり変化がありませんが、グラフィック性能は違います。最新のノートPCと比較すると、やや画像の表示が遅いと感じることもあります。
とはいっても、Core i5を搭載しているおかげで、ストレスは感じません。3Dのゲームをしなければ、このレベルで十分です。
もう中古で十分
レッツノートを新品で購入すると、ノートPCでトップクラスの値段です。20万オーバーは当たり前のレッツノートですが、中古なら10万以下のレッツノートが豊富にあります。法人需要が高いおかげで、高価なノートPCですが、十分な在庫があります。
仕事で使い込まれているレッツノートばかりなので、それなりに使用感や傷はありますが、通常使用に問題はありません。それと引き換えに、驚くほどの価格で、最新PCに匹敵する性能を手に入れることができます。
数年前のレッツノートを中古で購入するのが一番コスパが高い
レッツノートの中古を45日使って感じたことです。Macがまったく進化していない今、見栄でMacBook Proを購入するのではなく、中古のレッツノートを探すのが賢明です。
これから時間が経てば経つほど、新しいレッツノートの価格が下がっていきます。1年おきに3、4年落ちのレッツノートを5、6万程度で入手していくのが、賢いノートPCの購入方法と言えるでしょう。
総評
評価項目 | 星5つまで |
---|---|
カッコいいか | ★★☆☆☆ |
使用頻度 | ★★★★☆ |
今後も使うか | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
満足度 | ★★★★★ |
買い度 | ★★★★★ |
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