ノートパソコンのバッテリー持続時間と、自動車の燃費ほど信用できないものはありません。どうやっても実現できそうもない数値が掲載されているからです。
はなからカタログ数値なんて信用していませんが、どこかで期待しているところもあります。カタログ通りとはいかなくても、それに近い数値だったらいいなぁ。そんな淡い期待を抱きながら、新しいノートPCを使っては、涙で枕を濡らしてきました。
比較的実測値に近い数値が載っているAppleのMacBookとは違い、WindowsノートPCは、カタログ値の半分程度といったところでしょうか。
AppleのMacBookを買う時代から、WindowsノートPCを買う時代になりつつあります。スタンダードなモバイルノートPCの代表ともいえる、LenovoのThinkPad X1 Carbon 2017の購入を検討している人もいるでしょう。
気になるThinkPad X1 Carbon 2017のバッテリーのもち具合を報告します。
僕のThinkPad X1 Carbon 2017の仕様
- Core i5 7200U(Kaby Lake)
- CPU内蔵グラフィック(インテル HD グラフィックス 620)
- LED バックライト付 14.0型 FHD IPS液晶 (1920×1080)
- RAM8GB(LPDDR3 SDRAM)
- SSD256GB
Core i7ではなく、Core i5です。若干バッテリーのもちは良いはずです。
通常使用で8時間ぐらい
8時間
結論からいいますと、8時間ぐらいです。カタログ数値は、約15時間になっています。仕様地の約半分といった感じです。使用するアプリケーションによっても変わってきますが、一般的な使い方だと8時間ぐらいでしょう。
ただし、電源プランはバランス
注意点がひとつあります。8時間ぐらいバッテリーがもつのは、電源プランがバランスのときです。
- コントロールパネル
- 電源オプション
と表示させてください。おそらく、バランスにチェックマークが入っているでしょう。使用状況に合わせて本体性能を抑えるプランのため、グラフィック処理能力がだいぶ落ちます。ブラウザーでWebページを見るときも、若干画像の表示がもたつきます。デスクトップPCなどを使っている方は、ややストレスが溜まるかもしれません。
高パフォーマンスに変更すれば、ページを表示した瞬間の固まる感じがなくなり、スムーズにブラウジングできるようになります。それと引き替えに、バッテリーの持続時間は減ります。本体性能をより使うようになるので、バッテリーが消耗します。
バッテリーのもちを取るか、パフォーマンスを取るか。使用状況に合わせて使い分けましょう。
コントロールパネルの表示方法はこちら。
電源プラン高パフォーマンスだと5時間ぐらい
サクサクと使えたほうが快適なので、高パフォーマンスにしたいところですが、バッテリーのもちがどれくらい下がるか心配です。
5から6時間ぐらい
僕はパフォーマンス命なので、ほとんど高パフォーマンスにして使っていますが、5から6時間ぐらいにバッテリーがもちます。動画編集ソフトを使うと、もっとバッテリーの持続時間は減るでしょうが、一般的な使い方だと6時間程度です。
高パフォーマンスにすると、3割ぐらいバッテリーのもちが悪くなると覚えておきましょう。
バランスと高パフォーマンスを使い分ける
バッテリーをもたせたいときは、電源プランをバランス。サクサクと作業をしたいときは、高パフォーマンスに。状況によって使い分けましょう。
高パフォーマンスでも5時間はバッテリーがもちます。5時間使えれば十分という方も多いでしょう。
高性能で、軽くてバッテリーももつThinkPad X1 Carbon 2017。これぞモバイルノートPCの決定版ともいえるノートPC。バッテリーのもちも良いので、安心して購入してください。
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