素晴らしいタブレットに出会えました。そのタブレットは「ASUS ASUS ZenPad S 8.0 32GBモデル」です。もっと早くこの素晴らしさに気付くべきでした。ここまで完成度の高い素晴らしいタブレットが、数ヶ月も前から存在していたのです。iPad mini4なんか購入せず、こちらを購入するべきでした。
ASUS ASUS ZenPad S 8.0 32GBモデルは、4GBのRAMを搭載しているAndroidタブレットです。現在RAMが4GBのタブレットは、ASUS ASUS ZenPad S 8.0しかありません。先日購入して使っている「Lenovo Yoga Tablet 2」も同じAndroidタブレットですが、使用感が随分と違います。RAMを4GB搭載しているのが大きいのでしょう。あらゆることをサクサクとこなせます。
おそらく現時点で最高性能のAndroidタブレット「ASUS ASUS ZenPad S 8.0 32GB」をレビューします。
専門用語解説
RAM:ランダムアクセスメモリの略。コンピュータで使用するデータを一時的に置いて処理する場所のこと。数字が大きいほうがたくさんのデータを置くことができるため、複数のアプリケーションを開いてもストレスなく動かすことができるようになる。
仕様
まずは、ASUS ASUS ZenPad S 8.0の仕様を見ていきましょう。
画面サイズ | 7.9インチ |
画面解像度 | 2048x1536 |
画面密度 | 324ppi |
液晶タイプ | IPS |
RAM | 4GB |
ペン入力 | 1,024段階の筆圧ペン入力に対応(別売のスタイラスが必要) |
大まかな本体の概要は上記の通りです。目を引くのは、RAMが4GBということでしょう。2、3GBのRAMを搭載したタブレットが多い中、ASUS ASUS ZenPad S 8.0 32GBモデルは4GBです。タブレットに4GBのメモリーが必要なのかと思うかもしれませんが、3つぐらいアプリを同時に使うと、動作にモタつきを感じることがあります。こういった症状が出るときは、メモリーが足りていません。もし4GBのメモリーがあればといつも思っていましたが、これからはメモリーで悩むこともなくなりそうです。これが4GBの効果かと感じるほどサクサクと動いてくれます。CPU性能が高めのAtomを搭載している影響もあるとは思いますが、間違いなくメモリー4GBのおかげでしょう。
次に目を引く点は、液晶ディスプレイの解像度が2048x1536ということです。Androidタブレットでは珍しい縦横比になっています。4対3という画面比率は、iPad mini4と同じ画面比率です。 ASUS ASUS ZenPad S 8.0がiPadを意識しているのは間違いありません。Android版iPadと言ってもいいでしょう。
16対9ではなく、4対3の比率が良い理由は後述します。
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
カメラは普通の仕様になっています。しかし、実際に写真を撮ってみると驚きました。思ったより綺麗な写真が撮れたのです。タブレットでここまで撮れれば上出来でしょう。
バッテリー | 4,000mAh |
本体寸法 | 横幅134.5x縦幅203.2x厚み6.6cm |
本体重量 | 298g |
本体重量が300gを切っており、タブレットの中でも軽量な部類に入ります。実際に手に持ってみると、その軽さを実感できます。iPad mini4とほぼ同じ重さですが、手に持った感じでは、ASUS ASUS ZenPad S 8.0のほうが軽く感じます。
常に見ることになる液晶面は写真の通りです。前面にスピーカが2つ搭載されているのが特徴的なデザイン。画面を横向きにして使えば、ステレオサウンドを存分に堪能できます。また、DTSオーディオに対応しており、かなり迫力のある音を聞かせてくれます。内蔵スピーカでは音の迫力に限界がありますが、ヘッドフォンジャックにイヤホンやヘッドホンを差し込んでみてください。映画館で見ているかのような迫力の音を聞くことができます。
※スリープボタン、音量ボタン写真
横向きにしたときに音量調整ボタンとスリープボタンが同じ位置にあるのも良いところです。同じ位置に物理ボタンがあるおかげで、操作がしやすくなっています。同じ面に物理ボタンを配置するなど、実際に使用した状況を想定して作られているのが分かります。
※micro SDカードスロット写真
micro SDカードスロットはここにあります。保存領域をお手軽に拡張できるのは、Androidの良いところです。本体の保存領域は32GBあります。micro SDカードが挿せるモデルは、概ね16GBモデルになっていますが、ASUS ASUS ZenPad S 8.0は32GBの保存領域になっています。micro SDカードを利用したとしても、本体内の保存領域が多いに越したことはありません。標準で32GBあるのは嬉しい点です。
カメラはここにあります。タブレットやスマートフォンでお馴染みの位置です。
※ASUS ASUS ZenPad S 8.0 の背面カメラで撮影した写真
※ASUS ASUS ZenPad S 8.0 の表面カメラで撮影した写真
フロントカメラで撮影した写真はそれなりですが、背面カメラの画質は中々のものです。タブレットでこの画質は及第点以上です。
※本体サイズが分かる写真
本体サイズはコンパクトな作りです。ほぼiPad miniといってもいい形になっています。16対9のAndroidタブレットが多い中、4対3の画面比率になっています。4対3という画面サイズのおかげで、横向きでWebページを見ても、縦が長いほうがWebページが見やすくなります。コストのかかる4対3液晶を搭載したことは、高く評価するべきでしょう。
解像度は2048×1536で324ppiになっています。非常に高精細で綺麗なディスプレイです。またASUS VisualMasterを搭載しているおかげで、動画が驚くほど綺麗です。iPad mini4の液晶ディスプレイも綺麗ですが、ASUS ZenPad S 8.0のほうがより綺麗に見えます。この綺麗さを体験するために、一度ASUS ASUS ZenPad S 8.0 で動画を再生してみてください。
本体の仕様は以上です。ASUS ASUS ZenPad S 8.0 の仕様の中から、注目ポイントを詳しく紹介します。
RAMが4GB
ASUS ZenPad S 8.0最大の特徴は、4GBのRAMを搭載している点です。通常の倍のRAMを搭載しているので、何をするにしても軽快に動いてくれます。複数のアプリを立ち上げていっても、ほとんどモタつくことなく使えるでしょう。複数のアプリを立ち上げても、1GBぐらい空いています。タブレットがスマートフォンと差別化を図っていくには、RAMを多く搭載するというのが必要です。より複雑な作業も、ASUS ASUS ZenPad S 8.0 なら行うことができるでしょう。
動画を見るとヌルヌルと動く
ASUS ZenPad S 8.0で動画を見てビックリしました。いつも見ている動画より、人物がヌルヌルと動くのです。目の錯覚かと思いましたが、間違いなく普段より滑らかに動いています。どうやら「ASUS VisualMaster」という機能のおかげで、動画が非常に滑らかに再生されるようです。何度も観た映画も、ASUS ZenPad S 8.0で見てみると、あまりに綺麗なのでビックリするでしょう。また、映像の光が非常に鮮明です。これも、ASUS VisualMasterのおかげのようです。
ここまで性能が良いと、ASUS ZenPad S 8.0を動画再生専用端末として使うのもいいでしょう。Google Playから映画をレンタルし、脅威の画像を体験してください。iPadにはない大きなアドバンテージです。
音が素晴らしい
前面にスピーカが2つ付いており、外部スピーカを使わなくても、ステレオ再生ができます。内蔵スピーカにしては迫力の音を聞かせてくれますが、この厚みでは限界があります。より迫力のある音を聞きたい方は、イヤホンジャックにイヤホンかヘッドホンを接続してください。いつも聞いている音より迫力があるはずです。DTS-HD Premium Soundのおかげで、映画館のスピーカで音を聞いているような感じです。重低音がドーンと聞いた迫力のある音を堪能して下さい。
ライブ動画を再生するのもオススメです。本当にライブ会場にいるかのような音で楽しめます。難しい機器を揃えなくても、ここまで迫力のある音が楽しむことができます。画質だけではなく、音も最高です。
現時点で最高のタブレット
自由度の高いAndroid OSに、様々な機能を詰め込んでいます。RAMが4GBで何をしてもサクサクと行え、動画はヌルヌルと動き、映画館にいるかのような大迫力の音を聞くことができる。全てにおいて妥協のない最強タブレットに仕上がっています。タブレットの購入を考えている方だけではなく、タブレットなんて必要ないという方も、真剣にASUS ZenPad S 8.0の購入を検討してほしいと思います。
ASUS ZenPad S 8.0には2つのモデルがあります。32GBモデルと16GBモデルです。ただストレージ容量が違うだけかと思いきや、16GBモデルにするとRAMが2GBに減ってしまいます。安いからといって、16GBモデルを購入するのだけはやめましょう。無理をして32GBモデルを購入する価値はあります。現時点で最高のタブレットを楽しむためにも、絶対に32GBモデルを購入しましょう。
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