iOS8向けにもリリースすることを発表した「Simeji」。「Simeji」とは、現在Android向けにリリースされている文字入力システムです。やはりiPhoneの市場は大きいようで、iOS8向けにも「Simeji」をリリースします。

ニュース - iOS 8向け日本語入力ソフト「Simeji」が開発中、最新画面と情報を入手:ITpro
開発中の写真も見れます。

せっかくAndroidを持っているんだし、とりあえず入れてみて使ってみることにしました。4日ほど使ってみた今の率直な感想は、なかなか使いやすい文字入力システムだということです。正直あまり良い印象を持っていなかったのですが、操作もしやすいし、フリックの反応もよい。何より顔文字が豊富にあるのが、スマートフォンに適していると思いました。キーボードが表示されているところを様々な絵柄に変更することができます。本当にたくさんのキーボード用のスキンがあるので、どれにするか迷ってしまいます。

そして、豊富な顔文字。若いユーザーにとって、顔文字が豊富にあるというのは、とてもポイントが高いのではないでしょうか。とくにiPhoneですと、標準状態の顔文字が少ないため、顔文字専用アプリを立ち上げて、わざわざその顔文字をコピーしてから元に戻って貼り付けるという、かなり面倒くさい手順を踏まないといけません。しかし、Simejiなら、簡単にたくさんの顔文字を使うことができます。

少々UIがゴチャゴチャしていますが

少々UI(ユーザーインターフェイス)がゴチャゴチャしていますが、なれるとあまり気にならなくなります。そんなことより、顔文字の豊富さや、スマートフォンとは思えない、なかなか賢い文字変換に驚きます。このレベルの文字入力システムなら、きっとiPhoneに対応しても、受け入れられるでしょう。とくに日本のユーザーは、顔文字が好きなので、きっとShimejiを気に入るでしょう。

iOSのShimejiでひとつだけ気になる点が

現在Androidでしか使うことのできないShimejiですが、iOS向けにリリースされたとしても、まったく同じ機能ではないようです。IT Proの記事にも書いてありますが「アップルのデザインガイドラインやiOS側の機能制約などにより、Android版Simejiでは搭載しているがiOS版Simejiでは少なくとも当初は実装しない/できない機能もある」」とのこと。開発中の写真を見るとすぐ気付きますが、AndroidのShimejiにはある、矢印キーがありません。iPhoneで文字を打つときにいつもストレスになるのが、矢印キーでカーソルを動かすことができないということ。Andoroidの文字入力システムは、ほとんど矢印キーを実装しています。このキーがあると、もし文字を間違えても、矢印キーで移動して、簡単に文字を修正することができます。当然iPhoneのShimejiでも導入されるかと思ったのですが、アップルのポリシーで、矢印キーを実装してはいけないのかもしれません。あと、スキンの変更もできないかもしれません。スキン変更のようなものは、アップルが一番嫌うことのように思います。ごちゃごちゃしてデザイン性を損なうようなものは、排除される可能性が高いでしょう。

何はともあれ、矢印キーの実装を強く望みます。

 

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