いよいよiPhone6とiPhone6 Plusの発売が近づいてきました。docomo、au、SoftBankの3社とも、様々なキャンーペーンを実施するようです。一見お得に見えますが、発売してすぐには、お得な条件で買えないのが、この業界の法則。しかし、発売から半年もすれば、発売当初では考えられないような条件で買えるようになるはずです。
昨年のiPhone5sの時には、発売から3ヶ月足らずで、信じられないような条件が出ました。あのiPhoneの端末代が、なんと一括0円でした。のりかえ(MNP)限定とはいえ、まさか絶大なブランド力を持つiPhoneが0円で購入できるのです。
iPhone6がどうなるかは分かりませんが、発売前の各社のドタバタぶりを見てると、昨年のiPhone5sと同じようになるように思います。少し気が早いとは思いますが、2015年の3月頃に、iPhone6がいくらで契約することができるのか考えてみます。
スマートフォンを安く契約するポイント
スマートフォンの維持費を安く抑えたいのなら、この2点を意識してください。「端末台が一括0円」「その端末の毎月の割引額がいくらか」以上2点を意識することが、毎月の維持費を安く抑えるポイントになります。そして「端末台が一括0円」になるのは、基本的に携帯電話会社をのりかえ(MNP)した場合のみです。現在SoftBankと契約している方は、doomoかauに乗り換えてください。たまに、携帯電話会社を変えるのを悪いことだと思っている方がいるようですが、何も悪いことではありません。むしろ携帯電話会社を変えないと、スマートフォンを安く購入するのが不可能な状況です。同じ携帯電話会社と契約していては、いつまで経っても、通常の料金でしか契約することができません。少しでも安くするために、新しいスマートフォンを購入するときは、携帯電話会社の乗り換えを考えてください。
この2つさえ抑えておけば、概ね大丈夫です。他にも、あの手この手で、料金を上乗せしてきますが、携帯電話契約初心者の方は、まずはこの2つを意識するようにしてください。
実質0円ではなく、一括0円で契約すること
スマートフォン売り場に行くと、実質0円だとか、一括0円だとか、いまいちよく分からない単語が飛び交っています。とにかく気を付けてほしいのは、実質0円というのは、0円じゃないということ。一括0円というのは、本当に0円だということです。ここを理解していない人が多いために、いつまで経っても、高額な契約をしてしまっている方を多く見かけます。のりかえ(MNP)して実質0円の端末を掴まされるのなら、ハッキリ言ってのりかえ(MNP)る意味がまったくありません。せっかく安く契約するチャンスを、みすみす逃していては意味がありません。
実質0円というのは、月々サポート、月月割、毎月割、というような値引き額を、分割で支払っている端末台から引くことで、実質端末台が0円になりますよということです。毎月支払っている料金から、毎月決まった金額の値引きをすることで、本来支払っているスマートフォンの端末が0円になりますよということです。一瞬スマートフォンが0円で購入できたように思いますが、2年間その携帯電話キャリアと契約し続けないと、その値引きは終わってしまいます。2年間契約し続けたとしても、実際はスマートフォンの端末台を、毎月しっかりと支払っていますので、端末台は0円ではないということを覚えておいてください。
反対に一括0円というものがあります。これは本当に端末台の価格が0円です。機種変更や新規で契約する場合は、ほとんど新規一括0円という端末は見当たりませんが、のりかえ(MNP)をする場合に限り、5万円以上はするであろうスマートフォンの端末代が、本当に0円になります。最初から本当に端末代が0円なのが、一括0円という意味です。とにかく実質0円ではなく、一括0円という端末を探してください。
毎月の割引額が高い端末を選ぶ
一括0円のスマートフォンを見つけたら、そのスマートフォンに付いてくる、毎月の割引額がいくらか確認してください。ドコモは月々サポート、auは毎月割、ソフトバンクは月月割と呼びます。この毎月付いてくる割引額がいくらかで、月に支払うスマートフォンの代金が決まってきます。機種によって、毎月の割引額が違ってきます。また定期的に、割引額も変更されますので、スマートフォンを購入する前に、自分が購入するスマートフォンの毎月の割引額がいくらか、しっかり確認するようにしましょう。
iPhone6を一括0円で計算すると
来年の3月頃にどうなっているかは分かりませんが、iPhone5sのときと同じような状況だと仮定して、算出してみました。条件は、もちろんのりかえ(MNP)をすることでiPhone6が一括0円で、毎月の割引額が、今と変わっていないという条件です。なお、一括0円になると思われる、iPhone6の16GBモデルで計算します。
名称 | 料金 |
---|---|
カケホーダイプラン | 2,916円 |
SPモード | 324円 |
データSPパック | 3,780円 |
月々サポート | -3,078円 |
毎月の支払額 | 3,942円 |
名称 | 料金 |
---|---|
電話カケ放題プラン | 2,916円 |
LTE NET | 324円 |
データ定額2 | 3,780円 |
月々サポート | -3,015円 |
毎月の支払額 | 4,005円 |
名称 | 料金 |
---|---|
通話し放題プラン | 2,916円 |
S!ベーシックパック(i) | 324円 |
データ定額パック 小容量 | 3,780円 |
月々サポート | -2,920円 |
毎月の支払額 | 4,100円 |
まったく空想での話になってしまいますが、端末代が一括0円で、毎月の割引額が今と同じなら、上記のような料金になります。
新しいiPhoneを、毎月4,000円ぐらいで持つことができる計算になります。今普通に購入してしまいますと、端末台が一括0円ではないため、7,000円から8,000円ぐらい毎月かかります。未来の話ですからどうなるかは分かりませんが、おそらく今回のiPhone6も、前回のiPhone5sと同じような状況になると予想されます。iPhoneは、比較的毎月の割引額が大きいため、端末台が一括0円になると、普通に購入した場合と比較して、半額近く安くなります。
これからSIMフリーではない、キャリア版のiPhone6(ドコモ、au、ソフトバンク)を購入しようと考えている方は、近いうちに、こういった料金で買える可能性があるということを頭に入れておくとよいでしょう。
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