iPhoneじゃないスマートフォンを使うと、iPhoneの素晴らしさを感じます。
機能的にはiPhoneを越しているGalaxy S22 Ultraですが、細かいところの作りでiPhoneの勝ちです。
iPhoneはハードウェア全体としての作りが優秀な上に、OSも自社でしっかりと開発することで、他のスマートフォンでは到達できない高みにいます。
そんなiPhoneもそろそろ新型が登場しますが、迷わず買えとは言いません。iPhone 7ぐらいのiPhoneを使っている方は、次の新型を買ってくださいと勧めますが、ここ最近のiPhoneを持っている人は、iPhone 14シリーズは絶対にスルーです。
LightningからUSB Type Cに変わる時が買い替えるとき
iPhone 13 Proを1年使いましたが、とても優秀です。特に不満点はありません。次のiPhoneが出ても、もはや改善する点はないでしょう。
最新のiOSが動くiPhoneなら、どれも似たようなものです。無理をして新しいiPhoneを買う必要はありません。
そんなiPhoneも一つだけ不満点があります。
Lightning端子です。iPhoneを充電する端子ですが、この端子はスマホではiPhoneだけが使っています。他社のスマートフォンはUSB Type C端子です。別に充電なんて何でもない良いじゃんと思いますが、このLightning端子は機能的に微妙すぎます。
データ転送速度が遅い
動画を撮るのが当たり前になりました。一般の方でも長時間の動画を撮るようになっています。ストレージの容量が許す限り録画できるので、気軽にポンポンと撮れます。気軽にポンポン撮った後、この巨大なデータの扱いに苦労します。
Lightning端子はデータの転送速度が遅いので、いつまで経っても動画の転送が終わらないのです。
Lightning端子はUSB2.0相当の480Mbpsでしかデータを送れません。Androidスマートフォンの多くは、USB3.0相当の5Gbpsで送れます。数値上で10倍程度の差があります。
iPhoneは時速10kmに対して、Androidスマートフォンは100kmで走るとイメージしてください。
時速10キロって、めちゃくちゃ遅いですよね。高速道路は100キロぐらいで走ります。下道を走ると気とは比べもにならない速さなのを、身をもって体感しているでしょう。
これぐらい差があるのです。iPhoneで動画を1時間ぐらい撮ると、パソコンやMacに動画の転送が終わらないのです。
iCloudやAirDropでは話にならない
転送速度が遅いと話をすると、そもそもiCloudやAirDropでデータを送るので、有線なんかで動画データを送らない!と、ドヤ顔のAppleマンが登場します。Apple製品を使うことが仕事の人はそれでいいでしょう。現実は違います。現場仕事だと、すぐに撮影したデータをパソコンやMacで確認しないといけません。
誰がどう見ても、USB Type C端子のほうが優れています。
端子をMacBook AirやiPad Proで使われているものにするだけ。
Appleの事情のせいで、ユーザーが不利益を被っています。
完璧な製品を作ってはいけない
完璧な製品はダメな製品です。欠点のない製品こそが最高だと思いますが、欠点があるから新しい製品を出す理由ができます。ほぼ完成してしまって、変えるところがなくなってきているiPhone。一番簡単なのに一番望まれている点を改善しないことが、最後の切り札になるのです。
完璧なiPhoneが出る時、iPhoneは主力製品の座から外れて、違う製品が主力製品になっているのでしょう。
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