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格安SIMへ乗り換える人が用意しておくもの

大手携帯電話キャリアショップの窓に、このような広告が目立つようになりました「格安スマホ○○○○円から」。月々の維持費を訴求するようになってきたのは、格安SIMカードと呼ばれる、MVNOを意識しているのは間違いありません。しかし、スマートフォンの契約だけではなく、自宅の光回線の契約まで必要だったりと、簡単には掲示されているような価格では契約させてくれません。さらに、2年間はそのキャリアと契約し続けないと、解約違約金を取られたりもします。

安い値段で毎月使うには、様々な制約を乗り越えないといけないのが現実です。アレコレ頭を悩ませるより、いっそのこと格SIMカードと呼ばれるSIMカードに変えてしまったほうがいいのかもしれません。

MVNOに乗り換えるために、用意しておくものを紹介します。

スマートフォン本体

まずはこれがないと話になりません。何かしらのスマートフォンを用意する必要があります。格安SIMカードの多くは、ドコモの回線を借りているため、基本的にはドコモのスマートフォンを使うことができます。現在ドコモのスマートフォンを使っているのなら、格安SIMカードを用意することで、すぐにでも格安SIMカードに乗り換えることが可能です。

ただし、ひとつだけ注意しないといけないことがあります。ドコモのAndroidスマートフォンに格安SIMカードを差した場合、テザリング機能が使えません。テザリングとは、スマートフォンがモバイルWi-Fiルータのようになり、ノートパソコンやタブレットで通信をすることができるようになる機能です。スマートフォンしか持ってないから必要ないという方もいるかもしれませんが、気が変わってノートパソコンやタブレットを購入するかもしれません。そのときになって何故テザリングができないんだとイライラしないためにも、最初からドコモのマークが入っていないスマートフォンを購入しておきましょう。

今のところドコモのiPhoneでは、格安SIMカードでもテザリングをすることができます。ただし、iPhoneのOSがバージョンアップすると、突然テザリングをすることができなくなることもあります。もしものときのためにも、最初から完全なSIMフリーのAndroidスマートフォンを購入しておいたほうがいいかもしれません。

あとはMVNOに乗り換えるだけ

SIMロックのかかっていないスマートフォンを用意すれば、あとは格安SIMカードに乗り換えるだけ。ドコモなどの大手携帯電話キャリアと違い、格安SIMカードは基本的に街にショップがありません。全てネット上で手続きをすることになりますが、SIMカードが送られてくるまでのロスタイムがあるため、docomoからauに乗り換えるようにはスムーズにはいきません。どうしても3、4日スマートフォンをどこでも通信することができなくなります。SIMカードが使えないだけなので、Wi-Fiなどの通信はすることができます。携帯電話番号の電話ができないと困るという方以外は、なんとかなるのではないでしょうか。

対応MVNO拡大中!増える格安SIMの即日開通カウンター

こういったMVNOのデメリットをなくすために、街に窓口を設け始めたMVNOもあります。窓口で手続きをすれば、MNP(乗り換え)をしてもすぐにスマートフォンで電話をすることができます。電話ができなくなるのが困る方は、こういった窓口で契約できる場所を利用してください。

現在契約している携帯電話のキャリアショップへ

乗り換える(MNP)前に、現在契約している携帯電話のショップへ行って、MNP(乗り換え)番号を発行してもらってください。「MNPをしたいので、乗り換え番号を発行してください」とはっきりと窓口で言いましょう。MNP発行番号を発行しようとすると、嫌な顔をされることもありましたが、今は窓口も手馴れたものです。思っている以上にMNPをする人が多いのでしょう。あっけないほど簡単にMNP番号を発行してくれます。

発行されたMNP番号は、2週間有効です。2週間経ってもMNPしない場合は、自動的に無効になります。違約金などは発生しないので、安心してMNP番号を発行しておきましょう。

もう一つ、インターネットでMNPする場合はの注意点があります。 SIMカードを郵送でやりとりすることになるため、MNP番号があと3日で切れるというような時は、MNPが間に合わない場合があります。MNP番号の有効期限を1週間以上ある状態で手続きをしましょう。

SIMカードが届いたらスマホに装着

SIMカードが届いたら、自分でSIMカードをスマートフォンに差し込むことになります。なんだか難しそうと思うかもしれませんが、実際にやってみると、そこまで難しくはありません。最近のSIMフリーのスマートフォンは、SIMカードを挿すと、自動でAPNの設定をしてくれます。設定をいじったりせずに使えるので、とても敷居が下がりました。稀に違うAPNが設定されてしまう場合があるので、その場合は自分でAPNを設定する必要があります。Androidは比較的簡単にAPNの設定ができますが、iPhoneんはやや面倒なやり方になります。Androidはわりと柔軟に対応できるので、MVNOのSIMカードを使うときは、日本の携帯電話キャリアが販売していないスマートフォンがオススメです。

一度やってみよう

一度やってみるまでは、不安がいっぱいかもしれません。実際にやってみると、案外たいしたことないなと思うはずです。大手携帯電話キャリアの料金に不満を感じている方は、MVNOへの乗り換えを検討してみる時期が来たように思います。

通信速度が安定しないこともありますが、MVNOが世の中に注目されてきたことで、MVNOのサービスも日々改善されています。どれだけ使っても速度制限がないSIMカードもMVNOにはあります。一時期通信速度がかなり遅かったのですが、7月8月は快適に使うことができました。今の状態なら、皆さんにお勧めできるレベルのサービスです。色々な格安SIMカードのサービスがありますので、自分にぴったりの格安SIMカードを見つけましょう。

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