iPhone SEからiPhone7に買い替えて、しばらく経ってからiPhone7 Plusに買い替えましたが、またiPhone SEに買い替えました。大きい画面の素晴らしさに感動し、満足してiPhone7 Plusを使っていましたが、色々と自分自身に疑問を感じたため、またiPhone SEに買い替えました。

iPhone7 PlusからiPhone SEに買い替える人は、あまりいないでしょう。なぜ、またiPhone SEなのか。iPhone SEに戻ってきた理由を説明します。

僕がiPhone7 PlusからiPhone SEに買い替えた理由

  • 便利すぎる
  • 肩が凝ってきた
  • iPhone SEでもiPhone

この3つがiPhone SEに買い替えた理由です。あまり理由になっていないような理由に見えるので、詳しく説明しましょう。

便利すぎる
便利すぎて何が悪いのでしょうか。便利なら便利なほど役に立つのがスマートフォンです。5.5インチの大画面に、スマートフォンナンバーワンのサクサク感。iPhone7 Plus以上のスマートフォンはないといっていいでしょう。この点に関して不満はなく、今でもiPhone7 Plusが最強スマートフォンだと思います。

あまりに便利すぎるので、何でもiPhone7 Plusで済ますことができます。ネットやSNSで情報を調べたり、メールやLINEでコミュニケーションを取ったり。画面が大きいので、YouTubeなどの動画も十分に楽しめます。

あまりに便利すぎて、寝るとき以外ほとんどの時間が、iPhone7 Plusで奪われていきます。

あまりに便利すぎるからこそ、非常に危険なスマートフォンです。こんな便利なものが手元にあっては、人間がダメになります。いやすでに人間がダメになっているでしょう。そう感じざるを得ない出来事がありました。

仕事帰りに電車に乗った時のことです。手に握っているiPhone7 Plusをサっと正面に持ってきて、何も考えずに触っていました。5.5インチの大画面に意識を奪われ、周りの状況に気づことなく、電車に揺らされていました。とくに連絡をする相手もおらず、ダラダラとTwitterのタイムラインを見るだけ。毎日繰り返される自分の行動に気づき、視線をiPhone7 Plusから外しました。

そのとき目に入ってきたのは、座席に座っている人も、つり革を持って立っている人も、みんな死んだような目で、スマートフォンの画面を凝視している光景でした。生気を失った目で、動画を見たりゲームをしたり、LINEで誰かとコミュニケーションを取っています。

これこそがスマートフォンの正しい使い方でしょう。どのような状況でも、何でもすることができる。昔夢見た以上のものが僕らの日常になり、僕らの毎日は進化したはずです。それなのに、夢以上の端末を使っている人は、どうも幸せそうではありません。

人間らしさが失われてしまい、ロボットより死んだ目をしているように見えました。いつからこんなふうになったのだろうか。iPhoneが登場して10年。ほとんどの人がスマートフォンを使うのが普通になりましたが、こんな異様な光景ではなかったように思います。

たまたま見た光景にゾッとしましたが、僕もその光景の一人です。常にiPhone7 Plusの画面を見ています。きっとその目は、死んでいるのでしょう。

このままiPhone7 Plusを使っていては、自分が自分でなくなってしまう。僕はiPhone7 Plusを手放す決意をしました。

肩が凝ってきた
あまりに便利すぎることに繋がっています。ずーっとiPhone7 Plusを使っているせいで、肩が凝りすぎました。どんな状況でもiPhone7 Plusを見ているので、ありえないぐらい肩が凝ってしまったのです。

188gという重さも、肩が凝る要因のひとつでしょう。片手で持つと、結構ずっしりときます。これをずっと持っていれば、肩も凝るでしょう。

このまま使い続けると、体を壊してしまう。僕はiPhone7 Plusを手放す決意を固めました。

iPhone SEでもiPhone
久しぶりにiPhone SEを使って再確認できました。画面が小さくても、iPhoneはiPhoneなのです。特別画面見難いこともありませんし、動作もサクサクと快適。これがiPhone5sだったら、もう少しもっさりと動き、最新のiPhoneらしい体験はできません。iPhone6sと同じチップを搭載しているiPhone SEは、快適すぎる使用感です。ほとんどiPhone7 Plusと変わらないサクサク感。指紋認証をするときに、iPhone7 Plusのほうが早かったなぁと思うぐらいで、それ以外は何も変わりません。画面の鮮明さがやや劣りますが、iPhone SEでも十分です。ずっとiPhoneを見るのを止めたいのなら、iPhone7 Plusほど綺麗な必要はないでしょう。

iPhone SEに無い機能は3D Touch。画面をグッと強く押して操作する機能ですが、ほとんど使っている人はいないでしょう。かなり意識してグッと押さないといけないので、直感的に操作することができません。普通にタッチして使っているときに、3D Touch機能があったなぁと思い出すだけで、使いたいときに使えない機能です。

無くても困らない機能なので、iPhone SEでもまったく問題ありません。iPhoneらしい体験を、iPhone SEでも享受できています。iPhone7 Plusを手放して正解だったと実感できました。

僕がスマートフォンに必要なもの

  • スケジュール管理
  • メモを撮るカメラ
  • 音楽

これだけです。いつでもこれだけできれば十分なのです。仕事が休みの日でも、スマートフォンさえあれば、スケジュール管理はバッチリです。どんな状況でも、自分のスケジュールを確認し、予定を調整することができます。このおかげで、僕の仕事のレベルは飛躍的に上がりました。どんなに忙しくても、時間を見つけて対処できます。

スマートフォンのカメラは、仕事で使うには十分すぎるレベルになりました。ちょっとしたメモをカメラで撮ったり、商品などをサッとiPhoneのカメラで撮るぐらいなら、十分すぎるほど綺麗な写真が撮れます。iPhone7 Plusには、デュアルカメラが搭載されていますが、ほとんど使いません。疑似的にボカシた写真を撮るのなら、ミラーレスカメラを使います。iPhone7 Plusのカメラ性能を持ってしても、本格的なカメラには敵いません。iPhone7 Plusのカメラは、オーバースペックすぎて、僕には必要ありません。

最後に大事なのことは、いつでも音楽が聴けることです。音楽なしでは生きていけないほど、僕は音楽を聴いています。Spotifyと出会ったおかげで、ますます音楽なしでは生きていけなくなりました。音楽は音を楽しむものです。画面が大きい必要はありません。4インチのiPhone SEでも、音楽を楽しむのに支障はありません。むしろ小さいほうが、音楽プレイヤーとしての使い勝手は上がります。ズボンのポケットにiPhone SEを入れても邪魔にならないので、常に音楽が側にあります。

ポケットにiPhoneが入っていることを忘れてしまうぐらいコンパクトなiPhone SEなら、BluetoothイヤホンやAirPodsがあれば、より自由に音楽を楽しむことができます。イヤホンのコードに縛られることなく、常に音楽を身に着けているかのように楽しんでいます。

iPhoneの買い替えを考えている人はiPhone SEでいい

iPhone SEは、iPhone7 Plusの半値です。値段と機能と満足度から考えると、iPhone7 Plusに倍の価値があるとは思えません。倍の価値どころか、倍人をダメにします。あまりに便利すぎるiPhone7 Plusは、人間から人間らしさを奪います。それでもいいという人は、iPhone7 Plusを買いましょう。スマートフォンとしての完成度は抜群です。抜群だからこそ、人をダメにします。

正しいものは何なのか。この歌を聴いて考えていきます。

 

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