先日台湾に旅行に行き、「水・電気・通信回線」これが現代には必須のインフラだと痛感しました。水と電気に関しては、ここ日本ではかなり整備されています。日本では、水と電気がないという所はほとんどありません。通信に関しても、かなり整備されており、電波が届かない場所はほとんどありません。しかし、その街中を飛んでいる電波は、docomo・au・SoftBank・WiMAX・EMOBILE・WILLCOMといった携帯電話キャリアの電波ばかり。勿論電波を飛ばすにはお金が掛かります。基地局を建てるのには莫大なお金がかかりますし、電気もかかるでしょうし、それを維持していくのにもお金がかかります。日本の通信料が安いとか高いとかは、値段だけを見て一概に言うことはできません。日本の物価からすると、今現在の通信料金というのは適正なのかもしれませんし。

そこに住む国民は普段から生活していますので、街にいても通信することには困らないでしょう。さらに土地勘もありますので、少々通信できないとしても、そんなに困りません。しかし、普段から住む人ばかりではありません。他の土地から来た人もたくさんいます。これだけ輸送コストが下がってくると、世界の国々を人々が益々移動する時代になるでしょう。2020年には東京オリンピックも開催されます。今以上に日本にも他の国から人がやってくるでしょう。日本は観光大国を目指しているようですが、今のままでは思ったより観光客が増えないと思います。日本人は英語が苦手ですから、外国人の人を見ると自然と避けてしまうところがあります。言葉を喋られないなら、街の案内書きなどを親切に作り、初めてその土地を訪れた人に対して、欲しい情報を分かりやすく表示する必要があります。

そういった施設の整備は簡単にはできません。その場所に何かを作るには時間がかかります。じゃあどうすればいいのでしょうか。そういった時に役に立つのが、インターネットです。通信する電波があれば、スマートフォンやタブレットで自由に欲しい情報を取りにいけます。何よりも先に、インターネットをすることができる通信網を整備することが、観光大国になる一番の近道だと思います。

調べれば調べるほど観光客に優しくない日本

台湾は街の至る所にWi-Fiが飛んでおり、3Gで通信できるSIMカードがなくても、問題ないのではないかと思いました。地下鉄にはFree WiFiが飛んでいますし、なんとバス停にもFree WiFiが飛んでいます。かなり公共交通機関は整備されており、地下鉄やバスがあれば、台北市内での生活には困ることがないように感じました。通信回線というものが、公共なインフラとして認識されていることの証じゃないでしょうか。

日本よりも1歩も2歩も先をいっている台湾を見たせいでしょうか、日本に帰ってきてから、フリーのWiFiや格安SIMカードなど、日本の通信環境について色々調べています。しかし、これといったものがほとんどありません。日本にもフリーのWiFiもあるにはありますが、どれも制限が多く、あまり自由には使えないような状況。利用登録に手間がかかるサービスや、利用できるようになっても制限時間がある(しかも時間が短すぎる)サービスも多く、わざと利便性を悪くしているとしか言いようがないサービスばかりです。

さらに、外国人旅行者向けのSIMカードにいたっては、絶望的と言ってもいいような状況。外国人観光客向けのSIMカードもありますが、どれも値段が高すぎます。もう少し軽い感じで使えるものはないものかと思います。

あまり安いサービスを提供してしまうと、外国人観光客ではなく、日本人がそのサービスを使ってしまって商売にならないという理由もあるとは思いますが、日本はもう少し全体的に通信料金を下げ、さらにフリーのWiFiを整備しないといけないでしょう。

2014年は通信環境の見直しの年

LTEだ、docomoからiPhone発売だと、2013年もモバイルデバイスはますます普及しています。3大キャリアがiPhoneを扱うようになったにもかかわらず、未だに日本で販売されているiPhoneには、SIMロックがかかっています。さらに、理解不能な料金体系に2年縛りを付け、消費者をただ混乱させるだけのスマートフォンの料金体系。調べれば調べるほど、日本の通信環境や料金制度に疑問を持ち始めました。

そんな中、少しずつではありますが、SIMロックの掛かっていないスマートフォンやタブレットも登場しています。さらに格安SIMカードという、月額¥1,000程度で通信できるSIMカードも増えてきました。そろそろ日本でも、スマートフォンの売り方が変わるときが来たように思います。乗り換え(MNP)を前提とした値引きやキャッシュバック合戦もそろそろ崩壊寸前まで来ています。

今まで僕も、乗り換えをしてキャッシュバックが付いてiPhoneが契約できれば、かなりお得だと思っていました。しかし、それは間違いだったと気付きました。冷静に考えてみると、SIMロックのかかっている自由に使えない端末で、さらに毎月¥5,000以上も月額料金を払い続けている状況は、少々おかしいのではないかと思うようになりました。

スマホ電話SIM フリーData , 携帯電話SIM | b-mobile SIM
このSIMカードにMNPもできます。

そんな中、面白いSIMカードが発売されます。月額¥1,560で音声通話もできて、低速ながらデータ通信し放題のSIMカード。このb-mobileのSIMカードは、MNPをするときに利用する球として使われることもあるようですが、僕はその逆のことをしてみようと思います。SoftBankのSIMカードから、b-mobileのSIMカードにMNPをしてみようと考えています。多分日本でそんなことをする人はほとんどいないでしょう。b-mobileにMNPしても、キャッシュバックもありませんし、わざわざMNPする理由が見つかりません。それでも僕b-mobileにMNPする理由は、今使っている携帯電話番号を維持できて、月額料金を大幅に下げることができるからです。もう電話番号捨てようとも考えましたが、念の為に電話番号を継続し、月額料金が一番抑えることができるのが、このb-mobileのスマホ電話SIMフリーDataというSIMカードだったのです。一応5ヶ月以内に解約すると、違約金¥8,000がかかるようですが、docomo、au、SoftBankのような更新月だけの縛りではなく、その5ケ月を経過したらいつ解約しても違約金はかかりません。¥3,000+¥1,560×5ヶ月=¥10,800ですから、普通のスマートフォンの2、3ケ月分の料金です。これを過ぎれば自由に解約もできますし、このSIMカードを利用する縛りはほとんどないように思います。もしこのSIMカードで困ることがなければ、スマートフォンを購入や契約することに頭を悩ませることもなくなるでしょう。通信速度が200kbpsというのが気になるところですが、いつでもどこでも高速で通信できないデメリットを、メリットに変える使い方を模索してみようと思います。

 

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