iPad miniを購入するぐらいなら、AmazonのFire HD 8を購入しましょう。値段は4倍以上違いますが、使い勝手に4倍の違いはありません。Apple Pencilを使ったり、動画を編集しようと思っている方は、高いお金を出してiPad miniを購入しましょう。Fire HD 8はクリエイティブな作業をする端末ではありません。
コンテンツを楽しむ
ただそれだけです。
iPad mini 6 を手放したという記事を書きました。なぜ手放したのかというと、ほとんど使っていないから。iPad mini で込み入った作業をしようとすると、色々とストレスが溜まります。素直にMacBook Airや自作PCを使ったほうが、はるかに作業効率が良いのです。
「今日もiPadでクリエイティブしていますか?」
人気ユーチューバーがこのような言葉を問いかけるということは、iPadという端末がクリエイティブに向いていないことの現れです。無理してiPadで苦労するより、MacやWindowsで苦労しましょう。できることの上限に差がありすぎます。
このような理由から、ただコンテンツを楽しむならFire HD 8で良いという結論になりました。
iPad mini 6じゃなくて、第10世代のFire HD 8をオススメする理由を紹介します。
Kindle本を直接買える
iPadのKindleには致命的な弱点があります。Kindle本が、Kindleアプリから購入できません。これはAppleのシステム上の規約です。本の販売価格の3割程度の手数料を、Appleに取られないためです。その結果、ユーザーが不便を被っています。SafariやChromeのブラウザーから買いに行くことで、この問題を解決できますが、購入に手間がかかります。
iPadやiPhoneにAmazonのショッピングアプリを入れていると、SafariからAmazonのページに飛ぶの大変です。ブラウザーで購入しようと思ったら、Amazonのアプリに飛んでしまい、なかなかKindle本を購入できません。
Fire HD 8ならそんなストレスとは無縁です。Kindleアプリ内で検索した本を、そのまま購入することができます。
欲しいものが、普通に買える
iPad miniでは出来ない不便さが、Fire HD 8なら一発で解決します。Androidタブレットでも、Fireタブレットと同じように購入できます。不便なのはiPadだけです。
Kindleで音声読み上げができる
Kindle本を音声で読み上げる機能が、Fire HD 8にはあります。iPadでも工夫すると音声でKindle本を読ませられますが、面倒なわりに使い勝手がよくありません。
Fire HD 8 なら、画面右下に表示される、読み上げ開始の再生ボタンを押すだけです。
読み上げるスピードも調整できます。0.7倍速から4倍速まで変更可能。この機能だけのために、Fire HD 8を買う価値はあります。
スピーカーの音が良い
iPad mini 6とFire HD 8の音を比較した結果、Fire HD 8の方が良いという結論になりました。Fire HD 8のスピーカーが特別良いわけではなく、iPad mini 6のスピーカーがよくないのです。スピーカーは4箇所に配置されていますが、ただ音が出ているだけで、高音や低音の響きがイマイチ。音楽を聴くには物足りない上に、YouTubeでのトークも聞こえづらい。人間の喋り声である中音域の響きが、iPad mini 6よりFire HD 8の方が優れています。
横向きにしたとき、上部にスピーカーがきます。左と右にスピーカーが分かれており、しっかりとステレオで音が出ます。
縦向きにしたときは、片側から音がでることになりますが、音の鳴り方は悪くありません。
まさか、6万近くするタブレットが、 1万のタブレットより音が悪いとは思いませんでした。
iPad mini 6のほうが断然性能も良いですし、ペンだって使えます。iPad mini 6のほうが機能は優れていますが、その機能を活かした使い方をまったくしていません。
Fire HD 8でいいじゃん
iPad mini 6を手放して、Fire HD 8を使うことにしました。Fireを載せているスタンドはこちら。
イヤホンジャックの音はイマイチ
スピーカーの音はまずまずですが、イヤホンジャックの音はイマイチです。悪くはありませんが、もう少し透明感が欲しいところ。細かい音もしっかりと鳴らしていますが、ちょっと曇った感じで聞こえます。
中音域の音が聞きやすいのは、イヤホンジャックでも変わりません。YouTubeやPodcastをイヤホンジャックでも楽しみたい方は、十分すぎる音です。
Bluetoothの音は普通
Bluetooth接続の音は、あまり良いとは言えません。aptXやAACに対応していないので、高音質のコーデックで聴けません。音が途切れがちといったことはないので、より高音質の規格に対応していないだけです。
僕はambieで聴いています。元々SBCにしか対応していないですし、音質が良い悪いといった形状のイヤホンじゃありません。普通にFire HD 8 で再生した動画コンテンツの音を楽しむには十分です。
サクサク感はまぁ普通
Fire HD 8はサクサクではありません。一瞬固まることも多いですし、ヌルヌルと動くiPad mini6とは程遠いサクサク感。一瞬固まると言っても、イライラするレベルではなく、操作している所々で固まるといった感じです。
1万で買えるタブレットと考えると、これで十分と思えます。ただ何かを見るだけのタブレットなら、Fire HD 8で十分です。
ロック解除時の広告がうざいけど消せる
スリープを解除するときに、広告が表示されます。上にスワイプしてロックを解除するだけですが、広告が表示されることで、処理が明らかに重くなっています。ワンテンポ遅れてスリープ画面に表示される広告が消えます。
我慢して使っていましたが、この広告を消す方法がありました。
広告を表示させないようにしたところ、明らかにスムーズにスリープが解除されます。Fire HD 8を購入したら、一番最初に変更しておきましょう。
ディスプレイ
反射が気になります。昔のFireよりはマシになりましたが、部屋の光が反射して、周囲の景色がfire HD 8の画面に写ります。
1万というタブレットなので、この辺りは仕方がないところ。
こういったフィルムで、反射を抑えてみるのもいいでしょう。画面の鮮明さは下がりますが、アンチグレアフィルムを貼るだけで、反射は無くなります。
Androidアプリを入れることができる
裏技で、Androidアプリを入れることができます。Amazonのアプリストアにないアプリも、Google. PlayStoreを使うことで解決です。
AndroidのYouTubeアプリを入れることで、YouTubeも見やすくなります。
ネットで調べると、どうやってFire HD 8にインストールするか出てきます。興味がある方は、挑戦してみてください。
Fire HD 8は買い
Amazon 第10世代のFire HD 8は買いです。少しずつパワーアップしてきたFireシリーズですが、格安タブレットとして、一つの完成形になりました。特にセール時のコスパは抜群。6千円台で購入できることもあります。
Fire HD 8は、Plusというモデルもあります。RAM容量が2GBではなく、3GBになっています。1GB増えた程度で、サクサク感に大きな違いはありません。わざわざ高いPlusを買わなくても、より安いノーマルのFire HD 8でいいと思います。タブレットでコンテンツを楽しむことを考えている方には、Amazon Fire HD 8 は候補の一つになってくるでしょう。
Fire HD 8 評価
画質 | ★★★☆☆ | 昔よりは良くなった |
音質 | ★★★★☆ | iPad mini6よりはいい |
デザイン | ★★★☆☆ | 可もなく不可もなく |
使いやすさ | ★★★★☆ | コンテンツを楽しみやすい |
総合評価 | ★★★★★ | 安いのに使えるタブレット |
僕はPLUSを買ったので、ワイヤレス充電に対応しています。専用の充電台に立てかけるだけでFire HD 8の充電が終わります。これが意外と便利なので、ワイヤレス充電で楽したい方は、Fire HD 8 PLUSを購入しましょう。
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