ポンポンと簡単に購入できしてしまうので、ドンドン本が増えてしまうというのもあるとは思いますが、気が付けばAmazonのKindle本が200冊以上になっていました。

本をたくさん読むようになってから、自炊という作業をして、手持ちの紙の本をセッセとスキャン作業をし、本をひとつずつ電子化していました。しかし、2012年にAmazonのKindleが日本でサービスを開始してい以来、できるだけAmazonのKindleで本を購入しています。

AmazonのKindleに不満が無い訳ではないのですが、「圧倒的な品揃え、端末を選ばずに使える、サーバーで読んだ場所を同期」。この3つが、僕がAmazonのKindleで電子書籍を購入する大きな理由です。

自分で本をスキャンする(自炊)と、作業の手間暇が相当かかります。しかし、その分スキャンしたデータは自由に使えるという、最大のメリットがあります。AmazonのKindleで電子書籍を購入すると、購入した本のデータは自由に扱うことができません。本のデータを他のアプリに持っていくことや、パソコンなどにメールで送るというようなことができません。あくまでKindleというアプリの中でしか、本を扱うことができません。そういった不自由な点もありますが、Kindlは複数の端末で読むことができるので、データを自由に扱えないという点が、そこまでデメリットになっていないというのが、Kindleの強みかもしれません。

ここでいう複数の端末というのは、Appleの端末だけではなく、Androidスマートフォンでも読めるということです。海外ですと、MacやWindows8でも読むことができるようなのですが、日本ではまだ対応していません。とくにWindows8は、日本でもWindows8の8インチタブレットが売れていますので、早く日本でも対応してほしいところです。

紙のほうがいい?!

ほとんど電子書籍しか購入していないと僕が周りに話すと、「紙じゃないと読みにくい」と必ず言われます。2年ほど前から電子書籍を利用している僕からすると、「読みにくいのではなく、慣れの問題だと思います」。たしかに紙のように瞬時に前のページに戻ることはできませんし、気になった所に付箋を付けたり、余白部分に手書きの読書メモを書くこともできません。電子書籍でもこういったことができますが(文章にマーカーを引く)、まだまだ紙の本には及びません。

使い勝手の部分では、圧倒的に紙との差があります。それは物体として本が存在していないので、どうしようもないことだと思います。ただ文章を読むという点に関しては、慣れてしまえば、紙と同じ感覚で読めます。むしろ文字のサイズを変更できるため、電子書籍のほうが読みやすい場合もあるでしょう。

電子書籍の一番良い点は、何十冊、いや何百冊という本が端末の中に入っていることでしょう。物体として本が存在していないので、その凄さが分からないかもしれませんが、冷静に考えたらとんでもないことです。僕がよく購入しているビジネス書は、わりと本の厚みがあります。200冊ものビジネス本を積み上げたら、かなりの高さになるでしょう。それだけの本が自分の手元にある端末の中に入っているのです。これだけの本をいつも使っている端末に入れておけば(スマートフォンにKindleアプリを入れておけばいい)、旅行に行って家を離れたとしても、読みたい本がいつでも読めます。できるだけ電子書籍を購入すれば、突然できた空き時間に困ることもありません。読み切れない本が、いくらでもKindleに入っているのですから。

iPodが音楽を変えたように電子書籍も読書を変える

僕が初めてiPodに触れたのは、初代iPod nanoでした。それまでの僕は、MDウォークマンで音楽を聞いていました。カセットテープ世代だった僕らは、早送り巻き戻しをしなくていい媒体、光メディアで音質が劣化しない媒体。それは夢のような世界でした。そんな世界にiPodはまったく違う価値観を提供してくれました。

15曲ぐらいしか入らないメディアではなく、その端末自体に、何千曲という曲を入れることで、音楽の聞き方を、根本的に変えてしまったのです。これは、かなりの衝撃でした。聞きたい時に、いつでも聞きたい曲が手元にあるのです。自分の気分が変わって、あの曲聞きたいなぁと思った時に、いつでも聞けるのです。iPodが登場するまでは、MDのディスクを常に持っていないといけませんでした。MDもかなりコンパクトなメディアでしたから、複数枚持つのは、あまり苦にはなりませんでしたが、それでも何千曲を持とうと思うと、50枚以上のMDディスクを常に持つ必要があります。それを、たった何百グラムというiPod1台だけで済んでしまうのです。さらに少々手間が掛かりますが、アルバムのアートワークを登録したり、歌詞も登録することで、素敵なアルバムのジャケットを見たり、歌詞をじっくり読むことも可能になりました。それが場所を問わず、いつでもどこでもできるようになりました。iPodの凄さを知ってしまっては、MDウォークマンが衰退してしまったのも仕方がないでしょう。

それと同じようなことが、僕は電子書籍でも起こると思います。思ったより普及率の上がらない電子書籍ですが、一度その便利さに気付くと、もう後には戻れません。いつでも何百冊の本が手元に入っている、いや今年中に千冊の本が手元に入っている日も近いでしょう。すでに何千冊もの本を電子書籍で、手元にあるデバイスで読んでいるという人もいるはずです。きっとそういった先駆者の人達は、僕ら以上に違う世界が見えているはずです。

何百、何千冊も手元にあっても全部読めないというかもしれません。読める読めないの問題ではなく、いつでも読める本が手元にあることが大事なのです。気分によって読みたい本を変えることができる、友人と話している時に、ちょっと紹介したい言葉がある、僅かな空き時間で読むことができる。今まででは不可能だったことを、電子書籍は可能にしてくれます。

Kindleが読書体験を進ませる隠れた理由

Kindleが読書体験を進める隠れた理由がひとつあります。それは価格破壊です。基本的に定価販売という本の常識を崩しました。これが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、日替わりセールや、突発的に行われる目を疑うセールなど、コーヒーを一杯飲むような値段で、本を購入出来る時が多々あります。

価格破壊としか言い様がないセールにより、僕も必要以上に本を購入してしまっています。結構読みたいと思っていた本や、面白そうな本がセールされていますので、AmazonのKindleセールは毎日チェックする価値はあるでしょう。

電子書籍はちょっとという方は、このKindleのセール本を購入していくことで、電子書籍に違和感が無くなる時がくるでしょう。是非一人でも多くの方が、電子書籍の世界に足を踏み入れて、新しい読書体験をしてほしいと思います。

 

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