SOUNDPEATS様より、完全ワイヤレスイヤホンを提供して頂きました。早速レビューします。
SOUNDPEATSとは
世界的に有名なオーディオブランドとして、SOUNDPEATSは2010年に創立されました。
SOUNDPEATS公式サイトより
長年にわたって革新的な科学技術と精密な製造技術を堅持してきて、原音の再現を追求し、高品質・高性能なBluetoothイヤホンを続々と送り出しています。
クリアな音質とシンプルな工業デザインで2000万人を超える音楽愛好家に愛用されていて、ブランドの影響は日本、米国を中心とした30以上の国と地域をカバーしています。
SOUNDPEATSは科学技術で音楽を生活に溶け込み、科学技術型と革新型のワイヤレスイヤホンの製作に専念し、リスナーに臨場感あふれるサウンドをお届けすべく努力を続けています。
ここ数年、低価格で高音質なイヤホンが増えていますが、コストパフォーマンスの高いイヤホンを、先陣を切ってリリースしてきたのがSOUNDPEATSです。
そのSOUNDPEATSから、新しい完全ワイヤレスイヤホンが登場します。SOUNDPEATS Operaです。
SOUNDPEATS Operaは2種類あります。見た目が若干違うのと、BA型ドライバーの数が違います。上位機種がSOUNDPEATS Opera 05、SOUNDPEATS Opera 03が下位機種になります。
SOUNDPEATS Opera 05とSOUNDPEATS Opera 03の2つを提供頂きましたので、比較してレビューしていきます。
SOUNDPEATS Opera 仕様(05と03比較)
商品名 | Opera 05 | Opera 03 |
イヤホンタイプ | 完全ワイヤレス型 | 完全ワイヤレス型 |
形式 | カナル型 | カナル型 |
本体操作 | イヤホンタッチ、アプリ操作 | イヤホンタッチ、アプリ操作 |
ドライバー方式 | BA型ドライバーx2 12mmダイナミックドライバー | BA型ドライバーx1 12mmダイナミックドライバー |
カラー | ブラック | ガンメタルグレー |
対応コーデック | AAC. SBC. LDAC | AAC. SBC. LDAC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
Bluetoothプロトコル | HSP. HFP A2DP. AVRCP | HSP. HFP A2DP. AVRCP |
ノイズキャンセリング | ANC + ENC | ANC + ENC |
再生周波数帯域 | 20Hz -40kHz | 20Hz -40kHz |
通信有効距離 | 10m | 10m |
インビーダンス | 28Ω | 28Ω |
重さ(単体/ケース) | 7.2g/58.6g | 7.2g/58.6g |
入力端子 | 5V/1A | 5V/1A |
フル充電時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
最大待機時間 | 60時間 | 60時間 |
充電コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
防水防塵性能 | IPX4 | IPX4 |
生産国 | 中国 | 中国 |
対応OS | iOS/Android | iOS/Android |
仕様表を比較しました。仕様が違うところが赤い線を引いてあります。本体カラーが違うのと、BA型ドライバーの数飲みです。あとは同じです。
値段差は2,000円ほど。どちらを買うか、非常に悩ましいですね。
SOUNDPEATS Opera デザイン
ゴージャス感のあるデザインです。とくにSOUNDPEATS Opera 05は、キラキラとしたゴールドのアクセントが印象的です。シンプルなデザインが多い完全ワイヤレスイヤホンですが、もっと自己主張をしたいという方は、SOUNDPEATS Opera 05ぐらいのデザインが良いのではないでしょうか。
SOUNDPEATS Opera 03は、やや控えめな色味になっております。音質ではなく、デザインでSOUNDPEATS Opera 03を選ぶというのも良いでしょう。ピンクゴールドなカラーが、女性の方から支持を受けそうです。
SOUNDPEATS Opera 05を使った感想
普通に良い音です。完全ワイヤレスイヤホンは、年々レベルが上がっており、もはや音が良いのは当たり前になりました。最初はiPhoneとペアリングして使っていましたが、もっと良い音で聴きたいと思い、LDACというコーディングに対応している、Androidスマートフォン Pixel 6aでペアリングして音を聞きました。
LDACで接続しても、必ずしも高音質じゃない場合があります。スマホとイヤホンの接続安定性を取るために、音質を抑えて、ワイヤレス接続の安定性を取る設定になっています。
設定アプリからデバイス情報に移動し、ビルド番号を7回タップしてください。開発者モードという項目が登場し、普通では設定できない項目を変更できるようになります。
下の方にスクロールして、音質を最高に変更しました。990kbpsという最高音質に変更しました。iPhoneの最高音質が320Kbpsです。単純計算で約3倍の音質になります。
実際にLDACの990kbpsで聞いてみると、明らかに音が違うのを感じました。
音の解像感
聞いた瞬間に音の解像感が上がっています。モワッとしていた音が、パキッとした感じです。やや鮮明度が欠けていた音がパシーんとクリアに聞こえます。この違いは、かなり大きいです。ワイヤレスの性質上、転送できる音の情報に限りがありますが、3倍に増えたことで、全体的な音の聞こえ方が明らかに違います。
音の解像感が上がっているので、大きな音にしなくても、細かい音をしっかり聞くことができます。音量を上げすぎなくても良いので、結果的に耳への負担も減ります。Androidスマートフォンを持っている方は、SOUNDPEATS Operaをペアリングして、LDACの最高音質で曲を聞いてみましょう。
音の分離感
解像感が上がった上に、音の分離感も上がっています。これまでいっしょに固まって聞こえていた音が、音ごとにしっかりと分離されて聞こえます。いつも聞いている曲の聞こえ方も違います。ここに音が隠されていたのかと気づきます。大好きな曲が、もっと好きになるでしょう。
2基のBA型ドライバーと12mmダイナミックドライバー搭載
SOUNDPEATS Opera 05は、BA型ドライバーを2つ搭載しています。BA型ドライバーとは、バランスド・アーマーチュア型と呼ばれます。構造が複雑なため、安価なイヤホンでは採用されず、高価格帯のイヤホンに採用されます。1万前後のイヤホンで、BA型のドライバーを搭載しているのが、SOUNDPEATS Opera 05です。
しかも2基のBA型ドライバーを搭載し、より高音質な音を追求しています。いいことづくめに聞こえるBA型ドライバーですが、低音は苦手です。高音と中音の音域が豊かなのが特徴ですが、低音が弱くなってしまいます。
低音が弱くなるBA型ドライバーをカバーするために、12mmダイナミックドライバーを搭載しています。
音の振動板であるダイナミックドライバーのサイズが12mmというのは、通常のイヤホンの倍ぐらいの大きさです。8mmでも大口径にありますが、さらに大きい12mmの振動板を搭載して、迫力の低音を実現しています。
低音が印象的な音を何曲が聞いてみました。いつも聞いているイヤホンとは、低音の聞こえ方が少し違いました。ドーンと低音が来るのではなく、やや中高音寄りな音で、ドーンがやや軽い感じで鳴っています。大きな振動板を使っていますが、ダイナミック型ドライバーのイヤホンのような音ではありません。
低い音でズドーンという低音が聴きたい方には、ちょっと合わないかもしれません。
再生時間が長い
イヤホン単体で9時間も再生できます。多くの完全ワイヤレスイヤホンが5時間程度ですから、その倍近い9時間は驚きです。さらにケースを併用することで、33時間も音楽を聴くことができます。1日は24時間ですから、丸1日以上は音楽を聴いたり、Netflixで動画や映画を見たりすることができます。
これだけバッテリーが持てば、ほぼ充電しなくても大丈夫でしょう。
ノイズキャンセリング性能
SOUNDPEATS Opera は、ANC(アクティブ ノイズキャンセリング)機能を搭載しています。
アクティブ ノイズキャンセリング機能は、消音スピーカーにより邪魔なバックグラウンドノイズを減衰させる技術です。騒がしい場所でも、静かな空間に変身させてくれます。
ノイズキャンセリング機能といったら、AppleのAirPods Proです。小さな外観からは想像できないノイキャン性能で、イヤホンの常識を変えました。
AppleのAirPods Proのノイズキャンセリング機能を10とするなら、SOUNDPEATS Opera 05は7ぐらいでしょうか。周囲の音をかき消してくれますが、ほとんどの音をかき消してくれるレベルではありません。
ノイキャン性能は、音楽を聞かないと、あまり効果を感じないでしょう。
外音取り込みモード
周囲の音をかき消すのではなく、周囲の音を聞こえるようにする機能が、外音取り込みモードになります。AppleのAirPods Pro2の外音取り込みモードの自然さが凄すぎて、イヤホンを付けているのを忘れてしまうほど。
AppleのAirPods Proの外音取り込みモードを10としたら、SOUNDPEATS Opera 05は8ぐらいでしょうか。多くの完全ワイヤレスイヤホンの外音取り込みモードは、音の聞こえ方が不自然な感じですが、SOUNDPEATS Opera 05は良い感じです。
不自然な感じがあまりなく、AppleのAirPods Proにも匹敵するレベルです。
ノイズキャンセリング機能より、外音取り込みモードのほうが完成度が高いイヤホンです。
SOUNDPEATS Opera 03を使った感想
下位モデルのSOUNDPEATS Opera 03を使った感想も書きます。
基本的には音の傾向は同じです。SOUNDPEATS Opera 03だけ聞けば、Opera 03で十分と感じる音ですが、Opera 05と比較してしまうと違いを感じます。
BA型ドライバーが一つか二つの違いですが、この違いが音のパンチ力に差を生みます。SOUNDPEATS Opera 03は、少し軽めの音です。低音の響きがやや軽いので、トーク系の番組は視聴しやすい音です。
Opera 05は音楽をしっかりと聴きたい人、Opera 03はYouTubeなどでトーク系のコンテンツを楽しみたい方向け。
価格差は、約3,000円ほど。どちらを購入するかは、値段差というより、楽しむコンテンツによって選択しましょう。
SOUNDPEATS Opera の注意点
低価格で高音質な上にノイズキャンセリング機能まで搭載しているSOUNDPEATS Operaですが、2つほど注意点があります。
ワイヤレス充電がない
充電は USB Type C端子を使った有線接続のみです。ワイヤレス充電(Qi規格)には対応していません。1万円前後のイヤホンでも、ワイヤレス充電に対応しているイヤホンが増えています。ワイヤレス充電に対応していないのを認識した上で購入してください。
マルチポイントではない
複数台のスマホやタブレットと接続できるのがマルチポイントです。2台以上同時に接続して状況に合わせて、音を出すスマホを切り替えて使えます。YouTubeをタブレットで視聴していて、電話がスマホからかかってきたら通話に切り替わる。
このような使い方はできません。あくまで一台のスマホかタブレットかPCと接続して使うことになります。
完全防水ではない
IPX4レベルの防水機能ですが、完全防水ではありません。IPX4の防水性能は、「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない」というレベル。雨などの水が外部からかかるのは大丈夫ですが、風呂などの水にドボンと使ってしまうと、故障する可能性が高くなります。
日常生活の防水程度と思いましょう。
Androidスマートフォンを持っているなら買い!
AndroidスマートフォンでLDAC対応機種を持っている方は、SOUNDPEATS Opera 05やSOUNDPEATS Opera 03を購入したら満足するでしょう。iPhoneしか持っていない方は、SOUNDPEATS Opera を購入しても、あまり音の違いは感じないかもしれません。
Bluetoothのワイヤレス転送が故の限界がありますので、より上位規格であるLDACに対応したスマホで、SOUNDPEATS Opera 05、SOUNDPEATS Opera 03を楽しんでください。
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