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レビュー 限りなく普通の時計に近いWithings Activité Popは、Apple Watch よりいい

Apple Watch はまったく欲しいとは思いませんでしたが、Withings Activité Popは欲しいと思いました。日本での発売を首を長くして待っていましたが、このたび日本でも発売されたので購入してきました。

Apple Watchのようなウェアラブルデバイスとは違い、Withings Activité Popを使って操作をすることはありません。ただ手首に付けているだけの製品です。Withings Activité Popにスマートフォンの通知が来るような機能はありません。Withings Activite Pop は、この時計でスマートフォンを操作するのではなく、時計を付けている人を計測するだけのデバイスなのです。

あれもこれもできないのがWithings Activité Popの素晴らしいところ。3日ほどWithings Activité Popを使って感じたことを書きます。

充電しなくていい

Withings Activité Popの一番素晴らしいのは充電しなくていいということです。こういったデジタル製品のほとんどには、端末を充電するmicro USB ケーブルが同梱されていますが、Withings Activité Popにはmicro USB ケーブルは同梱されていません。どうやってWithings Activité Popを動かしているのかというと、ボタン電池で動かしています。ボタン電池1個で約8ヶ月持ちます。毎日充電しないといけない、Apple Watchとは違い、充電するストレスとは無縁なのです。

気が付けばデジタル製品ばかりで、寝る前に充電するものが増えすぎています。これ以上充電するモノを増やしたくないのが本音です。充電しなくてもいいWithings Activité Popは、所有することでストレスを増やしてしまうようなことはありません。

  

自動で睡眠計測

Withings Activité Popを購入した大きな理由のひとつが、自動で睡眠を計測してくれるからです。睡眠を計測してくれるデバイスはたくさんありますが、自動で睡眠を計測してくれる端末はなかなかありません。だいたい睡眠なんてものは、気が付いたら寝てしまっているもの。寝る前にイチイチボタンを押して計測するようなものではありません。勝手に睡眠を計測してくれるWithings Activité Popは、使うことに疲れないウェアラブル端末になっています。

今のところほとんど誤差なく計測してくれています。夜寝るときだけではなく、昼寝もしっかりと計測してくれていました。このレベルで睡眠を自動で計測してくれるのなら大満足です。

バイブレーションで起こすアラーム機能を搭載

時計自体が震えて起こしてくれる、アラーム機能を搭載しています。Withings アプリのほうからアラームの時間を設定することで、指定した時刻に時計が震えて起こしてくれます。バイブの強さもまずまずの強さで、しっかりと目を覚ますことができました。

使い勝手の良いアラーム機能ですが、アラームの時刻はひとつしか設定することができません。起床時刻と昼寝をしたときに起きる時刻のふたつを登録したい場合は、起床時刻を修正して昼寝に使うしかありません。Withings Activité Pop本体のガラス面を2回叩くと、設定したアラーム時刻に針が動くという機能があるため、アラーム時刻がひとつしか設定できないようになっていると思われます。シンプルな作りを目指しているWithingsの端末ですから、ひとつでもいいと思いますが、たくさんアラーム時刻を設定しようと思っている方は注意してください。

水泳時間を計測してくれるらしい

これはまだ試していないのですが、泳いでいる時間と消費カロリーを計測してくれるようです。おそらく、Withings Activité Popが水に入ったと認識するのでしょう。水に入っている時間がどれくらい続いているかということで、泳いでいる時間からカロリーを計測すると思われます。この機能も、早急に試してみたいと思います。

ワイヤレスで計測データを送信

Withings Activité Popは、Bluetoothを使って、ワイヤレスでデータを送信してくれます。一度ペアリングしてしまえば、自動でデータを送信してくれるのは助かります。使うことがストレスにならない、Withingsらしい設計です。

泳いでいる時間を計測する必要がない方も、30mまでの防水機能を備えているおかげで、日常生活では、ほとんど外す必要はありません。水に濡れても大丈夫なので、気を使わずにWithings Activité Popを使うことができるでしょう。

時計は便利

  
ポケットや鞄からスマートフォンを出さなくても時間を見ることができるのは便利なことを再確認。時計だから当たり前のことですが、手元でチラッと時間を確認できるのはとても助かります。今まではスマートフォンを取り出して確認していましたが、スマートフォンを取り出さなくてもいいので、無駄にスマートフォンを触ってしまうことがなくなります。やはりスマートフォンを手に持ってしまうと、ついついスマートフォンを弄ってしまいます。Withings Activité Popのおかげで、スマートフォン依存から抜け出すことができそうです。

操作しなくていい時計型端末だからいい

Withings Activité Popは、Apple Watchとは正反対のアプローチです。スマートフォンをより便利に使うための時計ではなく、ただデータを計測するだけです。時計サイズの小さい画面をチマチマ操作するのではなく、スマートフォンから操作してデータを確認することで、基本的にはWithings Activité Popには触る必要がありません。この割り切った作りこそが、Withings Activité Popの最大の良さです。

スティーブジョブズが時計の盤面ぐらい小さいiPod nanoをプレゼンしていたとき、とても操作しづらそうにしていたいのを覚えています。やはり時計サイズの画面で操作すること自体に無理があるのです。手元にスマートフォンがあるのに、わざわざ時計から操作する必要はありません。Withings Activité Popのように、何かを計測することだけに特化したほうがいいように思います。

デザインもいいですし、値段も手頃な価格なWithings Activité Pop。一番お勧めのウェアラブルデバイスです。

同じWithingsから発売されている体重計もオススメです。ただ上に乗るだけで、体重のデータを転送してくれます。
レビュー: 「Withings 多機能体重計 WS-50」体重計で毎日測ることで見えることがある。

 

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