iOS11がリリースされて、一か月半ほどが経ちました。あまり変化のないiPhoneと違って、大きく使い方が変わったのがiPadです。

複雑なマルチタッチジェスチャー操作をしなければいけませんが、うまく使いこなせるようになれば、かなり便利な端末になってくれます。

新しく生まれ変わったiPadを一か月半ほど使った感想を書きます。

新しいファイルシステムは意味なし

新しいファイルシステムになりましたが、まったく使っていません。今までのiPadと同じように、アプリ内にデータを保存するか、DropBoxに保存しています。

アプリが新しいファイルシステムに対応しきれていないのもありますが、iPadの使い方が、アプリありきになっているため、あまり使い方は変っていません。

ファイルアプリがiPadの主になるには、Appleデバイスを持っているのが前提という、iCloudの仕組みが変わらないことには、iPadの使い方を変えるまではいかないでしょう。

Dockは便利

マルチタスクの使い方が、iOS10とは変わりました。画面下に表示されるDockのアプリアイコンを、ドラッグして画面右端に持っていくと、Split View機能を使えます。最初は戸惑いましたが、これなしでは生きていけないレベルで使っています。

iOS11のiPad Proを使っている

iOS11の感想

アプリを2つ同時に使えることが、iPadの良いところです。iOS10から追加されたSplit View機能が、Dockから使うように変更されたことで、より使いやすくなりました。

ドラッグ&ドロップはまだまだ

Split Viewでアプリを2つ使っている状態で、ドラッグ&ドロップして写真や文字を放り込めるようになりました。Apple公式のプロモーション動画を見ていると、新しいコンピューティングの世界を感じます。

こんな風にカッコよく使ってみたいところですが、使う機会がありません。だいたいのアプリが対応してきていますが、まだまだうまく写真や文章が入らなかったり、動作が不安定なところがあります。

ドラッグ&ドロップを常用できるようになるには、iOSとアプリの熟成が必要です。iPadならではの使い方ができるようになるには、もうしばらく時間がかかるでしょう。

下からスワイプは便利

下からスワイプすると、マルチタスク画面になるのは便利です。ホームボタンを押さずに、スッと指を下から上にスワイプするだけです。

ホームボタンが無くなったiPhone Xも同じ操作を取り入れているところを見ると、次のiPadからホームボタンがなくなる可能性は高いでしょう。

アプリの進化待ち

少しずつ良くなっていますが、まだまだ進化を発揮しきれていません。iOS11らしい神アプリが出てこないことには、従来のiPadの使い方から変わりません。

ここ最近のアプリの進化具合を見ていると、Appleの描いたような世界になるのは難しそうです。アプリの市場自体が、iPadよりiPhoneが中心になっています。この状況に、これまでのiPhoneとは画面解像度が違うiPhone Xが登場することで、アプリ開発者の負担はさらに増えます。これからは、iPhone、iPhone X、iPadと、3つの仕様に対応しないといけません。市場シェアから考えると、iPhone、iPad、iPhone Xになりますが、iPhone Xが今後の標準になる可能性が高いので、iPhone、iPhone X、iPadという力の入れ具合になります。

iPadが爆発的に売れていない状況で、タブレット自体が右肩下がりです。iOS11で独自の世界を切り開きましたが、iPhone Xのせいで、このまま進化せずに停滞してしまうかもしれません。

ここ数年Appleがリリースしているアプリの出来があまりよくないため、余計にiPadの進化を感じることができません。ハードウェアの開発ばかりに力を入れるのではなく、ソフトウェアやクラウドの在り方にテコ入れをしないと、iPadの未来は明るくならないでしょう。

iOS12になる前に、iPadらしい使い方を構築できるようになるのか。色んなアプリを使いながら、ブログで報告していきます。

 

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