いよいよSurface Pro3も登場します。さらには、日本でもChromeBookが発売。いよいよ新しいモバイルの波がやってきそうです。

米HP、199ドルのWindows搭載モバイルノートを年内に投入 ~99ドルの7/8型タブレットも。Microsoftが明らかに - PC Watch
Windowsパソコンが台風の目か。

そんな中Microsoftが格安のパソコンを突然発表しました。HP(ヒューレットパッカード)から登場するというパソコンは、なんと199ドル。日本で登場すれば20,000〜25,000円という価格になるノートパソコンです。これは完全にChromebookを意識しています。

「これはWindowsが動作するノートPCであり、それにも関わらず、Chromebookよりも安い」

と言っているように、Webブラウザーベースのパソコンではなく、ちゃんとしたWindowsが動くパソコンという点を強調しています。Surface Pro3というモバイルマシンで、ただのタブレットではなく、ちゃんと様々な処理をすることができる、パソコン寄りのモバイルマシンを登場させたことで、Microsoftの方向性が明確になったように思います。Windows8登場時は大不評でしたが、Microsoftという会社がどういう会社なのかを、自分たちで見つけることができたように思います。

Windowsは有料

Windows最大の弱点は有料ということ。基本的にMicrosoftはハードを出さない会社でしたから、OSで儲ける必要がありました。今まではそのビジネスモデルでうまくいきましたが、AppleやGoogleが、OSはフリーという流れを作ってしまいました。ただでさえ劣勢のWindowsが、OSのライセンス料が足枷になり、ますます劣勢になっていました。しかし、Microsoftは考え方を変えたようです。

条件はあるようですが、無料のWindowsや、ライセンス料が大幅に安いWindowsを搭載したデバイスがこれから続々出てきます。Windowsが安くなれば、Windowsを搭載したデバイスの価格が下がります。安いモバイルガジェットと言えば、Androidという流れでしたが、これからはここにWindowsも加わってきます。

Windowsの最大の特徴はただ安いだけではなく、ちゃんとしたパソコンということ。スマートフォンの延長線上のタブレットではなく、あらゆる仕事ができる、パソコンの延長線上のモバイルマシンが、これからのWindowsになります。

次の争いは1kg

Surface Pro3もそうですが、軽量とはいえ、結局は1kgのモバイルマシン。現在の軽量ノートパソコン市場は、1kg前後のノートパソコンばかりです。1kg前後というより、1kgを少し越えるくらいになっています。次の技術革新があるまでは、1kgを大幅に下回るノートパソコンは、なかなか出ないと思われます。

そんな中、NECが重さ800g台という、びっくりのノートパソコンを発売しています。大型電気店で触ってみましたが、細かい所で不満があるノートパソコンでした。軽さだけは文句なしに魅力ですが、キーボードのタッチや、RAMの容量など、細かい所で不満が多いノートパソコンです。他社からも、続々と1kgを大幅に下回るノートパソコンが発売されてくれば、僕らの理想とするノートパソコンが登場するはずです。

2014年後半は、1kgを下回るモバイルマシンの争いが、タブレットとノートパソコンで巻き起こるでしょう。

 

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