連日SIMフリー端末や、格安SIMカードの発表が続き、盛り上がっているMVNO業界ですが、またまた面白い製品とサービスが登場します。

用語解説
MVNO:Mobile Virtual Network Operatorの略。携帯電話などの物理的な移動体回線網を自社では持たずに、他の事業者(ドコモ、au、ソフトバンク)から借りて、自社ブランドで通信サービスを行う事業者のこと。

格安スマートフォンブームを作ったイオンが12月に新しいサービスを2つ始めます。一つは国産スマートフォン(富士通製)とSIMカードを組み合わせたサービス。もうひとつは、モバイルWi-FiルータとSIMカードを組み合わせたサービスです。スマートフォンとSIMカードを組み合わせた格安サービスはたくさんありますが、モバイルWi-Fiルータと格安SIMカードを組み合わせたサービスというのは珍しいのではないでしょうか。

ASCII.jp:イオンがスマホの価格破壊! 第4弾は富士通製で月額3100円
ルータとセットで2,000円を切るのは魅力的。

Aterm MR03LNはわりと様々なSIMが使える

イオンが新しく提供するモバイルWi-Fiルータは、NECのAterm MR03LNです。Aterm MR03LNは、バージョンアップでSIMフリーのモバイルWi-Fiルータになるという話でしたが、現在のところドコモ、ソフトバンク、YモバイルのSIMカードは認識するようですが、auのSIMカードは認識しないようです。海外のSIMカードはしっかりと認識するようですので、ほぼSIMフリーなモバイルWi-Fiルータということになります。

モバイルWi-Fiルータの本命か

Aterm MR03LN端末価格が、現在¥20,000前後です。今回イオンが始めるサービスは、端末代が月額780円の24回払いで18,720円です。一括で購入するのと同じ価格帯を24回に分割して購入できます。端末代780円に、月に3GBまで高速通信できるSIMカードが月額900円。合計金額1,680円(税別)で、様々なSIMカードを挿す事ができるモバイルWi-Fiルータを持つことができます。

3GBのデータ通信量を使い切ると、通信速度が200kbpsに制限されます。200kbpsなら、ソフトバンクの通信速度規制よりは断然使える通信速度です。月の制限容量以外に、直近3日で既定値以上使うと制限があるのかが不明です。もし直近3日での通信容量制限がないのなら、モバイルWi-Fiルータの大本命になるでしょう。直近3日での通信容量制限があったとしても、モバイルWi-Fiルータと、3GBまで高速通信できるSIMカードを、毎月約2,000円で持つことができます。

ドコモやソフトバンクなどの大手通信キャリアのモバイルWi-Fiルータを契約するより、イオンのサービスを契約したほうが、断然お得だと思います。モバイルWi-Fiルータを検討中の方は、イオンが発表した「Aterm MR03LN」と、3GBまで高速通信ができるSIMカードがセットになったサービスを検討してみてください。

 

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