2015年も終わります。今年も様々なハードが発売されましたが、これぞ!というハードはなかったように思います。ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなど、どのハードも必要最低限の性能を備えているため、上位機種と下位機種の差がなくなってきました。勿論、高い端末のほうがサクサク動いたりするわけですが、高い端末にしかできないことが無くなってきました。
ハード間の差がなくなってきたことで、インターネットを使ったサービスを提供するユーザーが増えることになります。そういった背景からか、2015年は定額制配信サービスが次から次に誕生しました。多数のサービスが開始しましたが、まだまだ一般化しているとは言い難い状況。これらのサービスが、どれだけ一般層に浸透するかが、2016年の鍵となるでしょう。
定額制音楽配信サービスは生活を変えた
2015年は定額制音楽配信サービスが多数開始しました。AppleMusic、Google Play Music、Amazon Prime Music、LINE Music、AWAといったサービスが開始しました。サービスによって楽曲数が違ったりしますが、どのサービスもお金を出す価値があるサービスです。最初の無料期間が終わったら解約しているユーザーも多いようですが、毎月980円を支払う価値はあります。聞ききれないほどの曲を、自由に聞くことができます。
無制限に聞くことができるおかげで、常に定額制配信サービスを使っています。そのおかげで、知らない名曲に出会うことが出来ます。CD屋さんに足を運び、ジャケットを見たり、店頭の試聴機で新しい曲を探した時代を生きた人からすると、タワーレコードやHMVなどの大型レコードショップが、スマートフォンの中に入っているような状態です。通信さえすることができれば、いつでもタワーレコードやHMVの店内にいるような状態です。
iTunesが登場したのも革命でしたが、定額制音楽配信サービスは、それ以上の衝撃と言っていいでしょう。高校生ぐらいの多感な時期に、定額制音楽配信サービスに出会えていたら、僕の人生はどうなっていたんだろうかと考えてしまいます。若い世代の人たちは、なんとか毎月1000円を捻出し、素晴らしい音楽と出会ってほしいと思います。
定額制動画配信サービス
音楽が聴き放題なだけでも凄いのに、動画まで見放題の時代になってしまいました。映画やテレビドラマなど、たくさんの動画をどれだけ見ても、約1,000円です。定額制動画配信サービスも使ってみると分かりますが、あまりに便利すぎて手放せなくなります。レンタルビデオ店に足を運び、ビデオを借りて見終わったら返しに行く。1本の映画を見ようとすると、結構な時間がかかった訳ですが、手元にある端末で好きなだけ映画を見ることができます。昔レンタルビデオ店でバイトをしていたときに、半年ぐらい返却に来ない方が、とんでもない延滞料金を払っていましたが、定額制動画配信サービスなら、そんなことは無くなります。もしあのときに、定額制動画配信サービスがあったら、、、
音楽と違い、映画は流し見がしづらいコンテンツですが、どれだけ見ても無料なら、とりあえず再生しておくという使い方もできます。愛しのあの子を誘った時に、とりあえずオシャレな映画を流しておくという作戦が簡単に実現できます。あと20年早く定額制動画配信サービスと出会えていたら、僕の人生は変わっていたかもしれません。
料金を下げるのではなく、もっと自由に通信をさせてほしい
これだけ定額制のサービスが増えているのに、通信環境は改悪されました。毎月7GBだった通信制限容量は、望んでいない電話し放題サービスが始まったせいで、同じだけの通信容量を契約すると、自然と値上がるようになってしまいました。来年の春からスマートフォンの料金が変わるようですが、多くの人が望んでいないことを強制するのではなく、みんなが望んでいることを実現してほしいと思います。
ネットワークには限りがあるので、できるだけ通信をさせたくはないのでしょうが、ネットワークを使ったサービスがここまで当たり前になると、データ通信の制限方法を変えなければいけないでしょう。多くの人が望んでいることから目を逸らし、小手先騙しのサービスや料金を発表されないことを願いたいところです。
通信速度が極端に遅くなることはなくなりました。あとは、もう少しだけ自由に通信できる環境を整えてくれれば、ここまで3大携帯電話キャリアが批判されることはないと思うのですが、、、
1日24時間じゃ足りない時代がやってきた
今年の夏以降から、定額制音楽配信サービス、定額制動画配信サービスといったサービスが続々と始まり、どれだけ時間があっても足りない状態です。さらに、電子書籍化される本も増え、読書のほうも追いついていない状態。我々人類は、1日24時間では足りなくなったようです。処理しきれないほどのコンテンツを、どうやって消化していくのか。それを解決するテクノロジーが、2016年には出てくるのかもしれません。
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どのハードを使っても、定額制音楽配信サービスや定額制動画配信サービスを使うことができます。そこまでハードの性能を必要としないのが、これらのサービスの有り難いところ。定額制サービスを使いたい方は、格安の端末をひとつ持っておくとよいでしょう。
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