甲子園も終わり、8月も終わりごろになってくると、様々な場面で夏の終わりを感じます。僕は早起きなので、朝外に出た時に、季節の移ろいを感じます。日に日に心地よい空気を感じますが、この心地良さも、気がつけば厳しい寒さに変わっているのでしょう。
昨日と今日が入れ替わっても、気づかないような日々を送っています。今年の夏に何をやったかもよく分かりません。そんな日々を過ごしていますが、時は止まることなく進んでいます。
どんな状況でも時は進みますが、僕ら人間は違います。自分の気持ち次第で、進むこともできるし止まることもできます。ちょっとしんどいなと思ったら、いくらでも休むことができます。いくらでも休めますが、時は進みます。
とある友達の話を聞きました。主婦になって好きなことを仕事にして、ビックリするぐらいの売上になったようです。普通の会社員では稼げないような金額です。おそらく金額だけ聞いたら、みんな私もやりたいってなるでしょう。でも、彼女はパートや社員のほうが楽でいいよって言っていました。
家のことを全部やりながら、1日10時間も仕事に費やしているそうです。その彼女がやっている仕事は、彼女が働かなければモノができないので売上が立ちません。どんどん注文はくるけど、時は待ってくれません。
好きなことで生きていく
なんて素敵な言葉でしょう。誰もが憧れてしまうような、夢のような生活に思えます。しかし現実はそうではないんだと、彼女の言葉で思い知らされました。成功している人たちは、色んなものを犠牲にしながら生きています。僕は何かを犠牲にしただろうか。ただ自分の楽なように生きていないだろうか。
過ぎ去りし夏に流されつつあった自分の生き様を恥じました。止まらない時と同じように、僕も前に進んで行こう。夏は終わっても、秋がやってくる。秋が終わったら冬がやってくる。冬が終わったら春がやってくる。春が終わったら夏がやってくる。
季節を感じられるうちに、僕も進んでいこう。それは生きている証だから。
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