もはやiPhoneというスマートフォンは世の中を変える役割を終えた。あって当たり前というものになったので、もうこれ以上大きな驚きはない。特に目新しい製品が出てこないと言われているアップルだが、実は世の中を大きく変えた製品を出している。
AirPods
これこそAirだというイヤホン。つけているのを忘れてしまう装着感はウエアラブルのあり方を教えてくれる。
ガジェット好きの僕は、入手困難な発売直後に何とか入手したが、耳に合わないため手放してしまった。
今でも素晴らしいガジェットだと思っている。耳にさえ合えば、また使いたいと思う。それぐらい素晴らしい製品だ。
当初は耳からうどんだ、ダサいだ、散々な言われようだったが、今となっては特にダサいという感じはない。
見慣れてしまったのもあるかもしれないが、若者がたくさん装着しているからだろう。若者がAirPodsを装着していると特に違和感を感じない。ところが、僕らのようなおじさんがつけていると、なんか変なのだ。
言葉では説明が難しい違和感だが、なんとなく分かってもらえるのではないか。時代を変える先進的なものこそ、若者に似合う。ファッションだってそうだ。大人がしかめっ面するような格好でも、若者は構いもしない。そうやって新しい時代を作って、新しいファッションや文化が定着する。
AirPodsは新しいファッションなのだ。AirPodsが似合うか似合わないかで、若者か、おじさんかが分かる。
20年前の僕が、AirPodsをつけていたら似合ったのかなぁ、似合っただろうなぁ。