Appleからワクワクしないニュースばかり出てきますが、以前より言い訳が多くなったなぁと感じます。
iPhoneの販売台数が低迷している原因として、「次のiPhoneの噂が売上を抑えている」とティム・クックCEOが発言しています。たしかに、新型iPhoneの噂で年中持ちきりですが、昔から同じような状況でした。昔から1年に1回は新型が出ることは周知の事実でしたが、それでもiPhoneが欲しいと思わせる何かがありました。
3年前までのiPhoneなら、次期iPhoneの噂が出てきても、今iPhoneが欲しいんだ!と思って、みんなiPhoneを買っていました。iPhoneだけではなく、今のスマートフォン自体に、そこまでの何かがない状況ですが、とくにiPhoneは飛びつきたくなる何かがありません。
Appleが革新的な製品を出せない理由
ジョブズがいないからダメだとか、色々と理由が言われていますが、Appleから革新的な製品が出なくなった一番の理由は、あまりにもApple製品が売れてしまうことです。
昔のiPhoneなら何百万台レベルで製品を作ることを考えていましたが、今のiPhoneは何千万台レベルです。何千万台も作るとなると、どこかで妥協が出てきます。本当はこうしたいけど、まだ量産が難しいのでやめておこう。もしうまくいかなかったら取り返しの付かないことになるので、安全な仕様にしよう。
働く人の立場からすると、そう考えるのが自然です。あまりに売れ過ぎてしまうので、チャレンジすることができません。
革新性がないと言われても売れてしまう状況は、Appleにとって一番不幸な状態なのかもしれません。他社のスマートフォンがiPhoneの売上を越してくれれば、チャレンジングな製品が出てくるはずです。
iPhoneの売り上げが1番じゃなくなったとき、思わず欲しくなるiPhoneが出てくるでしょう。
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